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2006年07月04日 ●第 19 話
梅雨の晴れ間の朝、マニマンはボウフラすくいに精を出しました。バス・タブは縦80、横50センチで小判型です。雨で水が溜まり、水面はいつもミドリ色です。水深は40センチほどで、底に泥が少し溜まっています。ヒシの葉はあまり生い茂っていません。栄養が足りないようです。水面に葉が占める部分がごくわずかなため、ボウフラの浮上はたちどころにわかります。今日は30分ほど粘りましたが、必ず1匹ずつ時間を置いて上がって来るので、とても切りがないからです。40匹はすくい取ったでしょう。大きなオニボウフラばかりです。浮上する時もマニマンを見ているようで、少しでも動けば察知して一気に沈みます。それにしてもモスキートが飛んでいない時に、太陽の光を受けながらのボウフラすくいはなかなか面白いものです。すくったものはバス・タブの横のコンクリート上に放ち置きますが、数ミリの高さの水溜りの中でみんなぴくぴく動いています。苦悶のダンスです。 (FZの曲「青い光」のメロディで)♪あんたのエトス、あんたのパトス、あんたのポルトス、あんたのアラミス、あんたの荒々しい体液。
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