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2006年07月01日 ●第 16 話
今朝マニマンは耳元でブーンという羽音を聞いて目覚めました。寝室にまでモスキートがやって来てまどろみをぶち壊すとは、これはすくい取られたボウフラの怨念かと一瞬思いました。目の前にはもう現われませんでしたが、置き土産があって、しばらくするとあちこちかゆくて困りました。たっぷり血は吸われたようです。そんな吸血虫がほとんど無数でニンゲンのごく間近に生息することを思うと、今さらに恐い気がします。ニンゲンは「か弱い」を「蚊弱い」とイメージするのか、あまり「蚊れら」の生態は真剣に考えません。もっとモスキートが大きくて硬い体を持っていれば、考えも変わったはずですが、とにかく「はかない」を「は蚊ない」とも感じてしまうほどの蚊弱い蚊れらです蚊ら、ほとんど意識にはのぼらないのです。それはさておき、夕暮れに庭に出ようとすると、網戸に30匹ほどのモスキートが舞っていて、みんなこっちへ入って来ようとしていました。マニマンは干し物を取り入れたり、庭の雑草もたまには抜かねばなりません。それで、戦闘することに決めたのです。負けるなマニマン! ここにあり。
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