「
碧眼の 若き女性の 湯女姿 腕の刺青 洋風模様」、「好天の 天神さんに 人溢れ さて来月は 暑さ気になり」、「ほしきもの もうなき歳と 思いつつ まだ色気あり 手元置きたし」、「会えぬとも また会えるかと 気を逸らし 人の集いを 漂い歩き」

市バス兼地下鉄の敬老乗車券があるので市内に出かけるには交通費の心配をせずに済むが、70代になれば繁華街をうろつく気になれず、また年金暮らしでは買い物をなるべく控えようとするので、敬老乗車券を使う機会はさほど多くない。嵯峨への買い物はもっぱら自転車か徒歩でなおさらだ。この1年ほど、毎月25日は天気がよければ家内と北野天満宮での縁日に出かける。知り合いの露店業者はいなくなったが、代わりに新しい業者と話すことになり、ちょっとした気晴らしにはよい。今日は天気がよく、先月の3倍ほどの人出であった。夏場や極寒の季節では客足は遠のくから、今月や来月が最も賑わいがあるのではないか。先月1年ぶりに会った不思議な魅力の若い女性のいる店は、家内も指摘したように空き地のままで、せっかくの好天であるのにおそらく先月の雨が売り上げにつながらず、今月は敬遠したのだろう。最近必ず話すようになった中年女性の店で、人が多いことを言うと、売り上げもそうだとのこと。彼女は筆者のことを覚えているのかどうか、今日は筆者を見るなり、「格好いい!」と驚いたように言った。それは服装だけのことで、年齢に似合わずに若作りしているように見えたからだろう。しかしおべんちゃらを言う女性ではなく、どちらかと言えば寡黙なタイプで、家内はその女性を気に入っていて、格安でもあったのでいくつかの品物を買った。いつものように歩を南に進めて帰り道に着くと、先月見つけて値段を訊ねた「松江のお宮」が売れずにあった。その場を通り過ぎながら家内に先月は4000円と言われたことを話した。家内が値段を訊くと先月とは違うのではないかと思い、50メートルほど戻って家内に無理やり行かせた。10メートルほど離れて様子を見ていると、家内は筆者に向かって指を2本突き立てた。『これ(2000円)でいいか?』という顔だ。筆者はうなづいた。先月の半額ならばそれ以下にしてもらう交渉をする必要はない。先月筆者は売り手夫婦の美人の奧さんに訊き、家内はご主人に訊ねた。先月の売れ残りで2000円でもいいかと思ったのかもしれない。全く褪色せず、また数種あるうちの最も古いタイプで、出かけた甲斐があった。毎月昼をどこかで食べることが家内のささやかな楽しみで、筆者は先月帰り道で見かけたに中華料理店に向かった。内部は玄関から想像する以上に広くて長く、ほぼ満席で、中国人夫婦の経営だ。家内と対面して座り、料理が運ばれて来る前に撮ったのが今日の最初の写真だ。2枚目は今日入手したものを加えて、
11年ぶりに更新した4つのお宮だ。中央の2個、右端、そして左端の順に作られたと想像する。