「
吊り橋を 叩いて渡り 川に落ち ふざけ過ぎでは 塞ぐこと知り」、「はんこ好き 反抗はせず 犯行も たくさん捺して 満ちたり気分」、「あちこちに 行こうと伝え 涙ぐむ 意識なき妻 吾の声聞く」、「2か月の 休みを終えて 再開す スタンプ集め 残る日わずか」

第3回とあって、13年前に始まったスタンプラリーのようだが筆者は今回知った。16の大学、計20個のスタンプを集めるのだが、応募コースは10館賞、3館賞、そして京阪賞の3つで、京阪賞は京阪電車、叡山電車、京福電車沿線のミュージアムのうち5館だ。筆者と家内は今月6日に京都工芸繊維大学のスタンプを押した後、その脇の応募箱にふたつ折りにして入れた。16日が締め切りで、6日を逃せば同大学やまだスタンプを押していないミュージアムに行くことは難しかった。去年8月30日に始まり、約7か月あるので、20か所を巡るのはさほど大変ではないが、暇がたっぷりとある無職の高齢者に限るだろう。それに3つの応募コースの景品は抽選で、それぞれ10名、30名、15名だ。筆者は当たるとは思っておらず、他の人も景品目当てにスタンプを集める気はないだろう。グッズの詰め合わせや絵はがきといった景品では、もらってもさほど嬉しくない。「京都の大学ミュージアム連携」ではなく、「京都」の次に中点があって、スタンプ欄の最後は京都伝統産業ミュージアムという、大学とは無関係の施設だ。それ以外はすべて京都にある大学のミュージアムで、訪れたことのない大学に入れる機会でもあって筆者はひとりで去年10月28日に嵯峨の佛大ミュージアムを初めて徒歩で訪れ、そこで今回の応募用紙を見かけた。キャンペーン開始から2か月遅れであった。結果は最終に押した分を含めて9か所で、よく美術館、博物館に出かける割りには低調に終わった。その最大の理由は家内が年末に入院し、その後退院までの1か月とその後の1か月がミュージアム巡りどころではなくなったからだ。となると計4か月すなわち会期の半分はなかったことになり、スタンプ9個はまあまあだ。それにミュージアムに訪れながらスタンプの存在を知らなかったことや、閉館中であった場合もあり、もう3個は増えてもよかった。20か所のうち、有料のミュージアムがいくつかあって、それも全館制覇を躊躇させるが、伝統産業ミュージアムのように入場料500円は京都市の敬老乗車証を見せれば無料になるところもあった。無料の館の方が多く、時間が許せば見聞を広めるのに大いに役立つ。今回初めて訪れたミュージアムは5か所で、たいてい写真を撮ったので、各館についての感想を書くつもりはある。家内が退院し、以前と同じ日常生活となって、結果的に応募出来たことが何より喜ばしい。去年12月27か28日か、ICUで昏睡状態の家内の額を撫でながら、「またあちこち行こうな」と声をかけたのは、このスタンプラリーが多少念頭にあったからだ。
