「
着るもので 季節わからぬ 京の春 寒暖の差は 歓談のネタ」、「気にすれば いつか出会える 何事も 死を想わねば 死すまで元気」、「都市名の 立体文字に 出会いたく どこが近いか 地元にもあり」、「京名所 どこが一番 決めかねて 最も高き 京都タワーと」

6日は家内と京都市内をあちこち訪れ、最後は手作り市が開催されている京都駅ビルに向かった。ところが市バスで京都駅に着き、駅ビルの1階からエスカレーターに乗りながら場所がわからず、八条口に抜ける通路やその付近ではないことを悟りながら、さらに階上へと進んだ。そこは大階段の一番下で、その前のちょっとした空き地もがらんとしていて、仕方んしに南に歩むと、そこは初めて訪れる区域で、子どもの遊び場や大きなテーブルが点在して休憩場所になっていた。眼前に駅の南方がはるかに見え、冬場は寒いだろうが、夏は風通しがよさそうだ。読書やパソコンの作業が出来そうで、待ち合わせにも使える。これまでなぜその区域を知らなかったのかと言えば、踏み込む必然性がなかったからだ。せっかくの広い空間で、半野外のカフェ・テリアにすればいいと思うが、風の強い日は長居出来ず、駅ビル3階の裏手では客は気づきにくい。筆者と家内はそのままその空間を東に進んだ。突き当りは劇場やホテルが入っている区画で、そこを北側に折れると今日の写真のように「KYOTO」の立体文字があった。通常これはどの都市でも真白だが、ここでは京都らしく、カラフルな文様で彩られている。数組の客が写真を撮っていたので筆者も家内に撮らせた。立ち位置は中央のOの前がよい。写真左奧に見えるのは京都タワーで、その展望台からこの立体文字は裏向けに見える。都市の立体文字でわが家から最も近いのは、梅田以外はたぶん神戸港にある「BE KOBE」だ。そこに行こうと思いながら何年も経ってしまったが、思わぬところで京都のそれに出会えた。しかしここはほとんど観光客は訪れず、もっと目立つ場所がいいが、それを選ぶのが大変だ。京都の玄関の京都駅でしかも人の流れを妨げない場所となれば、残念ながらここしかなかったのだろう。写真を撮って地下に行き、そこから地下鉄の改札を一旦入りながら、手作り市は確かに駅ビルで開催されているはずと思い直し、また地上に出ると、目の前にその光景が広がっていた。4時半頃で閉店まで30分ほどしかない。駅ビル前の東寄りで、京都駅を利用する時はその地帯には踏み込まないので目立ちにくい。百軒ほどが規律正しく机を並べ、そのほとんどの店は目を引かなかったが、変わった形の毛糸の帽子に目が行き、しばし作者の若い女性と話した。粘土細工のアクセサリーや毛糸の商品を売り、神奈川から来たとのことで、売り上げでどうにか交通費は出ると聞いた。京都観光をする暇はないはずだが、客との応対が楽しみなのだろう。帽子好きの筆者は黒があれば買うと言ったが、一期一会かもしれない。
