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●「退院を 祝う睨みの 鯛二匹 餡子入りにて チンして食べて」
物の 精いっぱいの たたずまい その健気さを 愛しむ吾も」、「雨降りの 音を聞きつつ キーを打つ 妻は階下で キーの音聞き」、「フランスに 連れて行くとの 約束を 忘れはせずも 金と暇なし」、「ひとり寝の 布団に妻の 息戻り その小さきに 耳をそばだて」
●「退院を 祝う睨みの 鯛二匹 餡子入りにて チンして食べて」_d0053294_01255910.jpg
入院して家内はコーヒーを飲みたいと言い、後日に鯛焼きを食べたいと言うので、そのどちらも用意しようとすると、もうその必要はないと強く拒まれた。気分は変わるものであるから不思議でない。飲みたい、食べたいと思った時にその自由がなければ諦めるしかない。これが大のたばこ好きや酒好きであれば困ったことになるのではないか。それでも刑務所に入っていて自由がなければ諦めるしかなく、やがてたばこを吸いたいという思いも失せて行くのではないだろうか。筆者はたばこを吸ったことがないので無性に吸いたくなる気分はわからない。酒はなければないで済ませられるから、禁断症状のようなことは理解出来ない。家内が先月29日に退院するまで筆者は1か月以上コーヒーを飲まなかった。自分で淹れることが面倒臭かったからだ。その点ティー・バッグの紅茶は便利だ。しかしそれも日々の炊事に追われ、充分に味わう気分の余裕がなかった。それに自分で作った料理や炊いた米は台所のコンロの前で立ったままということが多かった。いくつかの皿やお椀に盛って運ぶことが面倒で、少しでも時間とエネルギーの消耗を防ぐに気になっていた。それほど食べることにあまり関心がなく、満腹になれば何でもよい。人は外見とよく言われるが、ある人の食べ物の好みは外見からわからない。美食家は格好いいと思われるのかどうか知らないが、食べて腹に入ってしまえば誰にもその食べ物が外見からはわからない。去年感想を書いたフィンランドの映画では、記憶を失った男を見て、「本を読むような顔をしていないな」というセリフがあって、知性の有無は顔にある程度現われることが万国共通の思いであることを伝える。染色家の大久保先生は生前、「作家を目指すのであれば食べ物から何から何まで一流のもの触れる必要がある」との持論を崩さず、それを聞きながら筆者は無言で肯いていたが、一流のものを吸収することを追求するとややこしいことになる。まず何が一流かだ。食べ物や衣服、装飾品といった金で買えるものなら話はわかるが、一流の芸術に触れるとなると鑑賞だけでいいのか、また実物か複製か、あるいは所有すべきかなど、問題は簡単に割り切れない。それに付き合う人物も一流を求めるとなると全く不可能なことで、一流好みは井の中の蛙である自己を見失うことになりかねない。鶴見俊輔が大の漫画ファンであることをかねがね訝っていた筆者は、『限界芸術論』を読んで鶴見がある目的を持って漫画を読み漁り、三流の芸術を通じて世間のあり様を見ようとしていることを知った。目的がしっかりしていればよく、一流に限る必要はない。
●「退院を 祝う睨みの 鯛二匹 餡子入りにて チンして食べて」_d0053294_01262188.jpg 家内が退院した祝いにどこか洒落たレストランにでも行こうかと考えながら、結局太秦の「餃子の王将」に行ったことは先日書いた。そのことを「風風の湯」でFさんに話すと、一昨日は真面目な顔で今までになく、詳しい情報を教えてもらった。右京区の老人会のダンスの会が伏見のとある大きなホールで催され、それに係員として参加したFさんはダンス会の後、四条河原町に何人かで行き、高島屋の南に隣接するとあるビルの4階のレストランに入った。一品2000円前後で、筆者がさして肉好みではないことを知っているFさんは、筆者の懐具合を心配してか、家内と一緒にそのレストランでメイン料理を一品ずつ、それにサラダは分け合い、計3品頼めば充分と言った。Fさんからビルの名前を聞いてすぐにわかった。何年か前に出来た自然派食品を売り物にするビルで、4階にホテルがある。そのホテルの真横にあるレストランで、Fさんが珍しくも推す理由は、落ち着いた雰囲気で、家内の退院祝いにはよいと思ったからだ。三連休でもあるので予約して出かけるべきだろうが、満席であれば行き慣れた安価な店に行けばよいと思い、今日は正午過ぎに家を出た。Fさんは同レストランを紹介するチラシを1枚もらって来ていて、それを「風風の湯」のフロントで手わたされたが、家内はそのレストランが勧めるランチの写真を見て、「量の少なさの割りには高い」と感想を漏らした。筆者は一昨日平安神宮での直会で出された幕の内弁当程度の内容で、価格は妥当と思った。さて、市バスを乗り継いで真っすぐに同レストランに向かった。ランチは2種あって高い方を選んだ。「ビーガン」との断り書きがあり、コーヒーつきで税込み2800円。肉は使っていないのでその価格に収まるのだろう。満腹にはならないが、落ち着いた雰囲気を思えば妥当、あるいは安い。コーヒーだけでも1000円の店は珍しくないからだ。家内はMIHO MUSEUMのレストランでの料理がはるかにおいしいと言い、来月にあるはずの内覧会を心待ちしていることを明かした。話は最初に戻る。入院中にコーヒーを飲みたがった家内はコーヒーにはうるさい。MIHOのそれは絶品の部類に入るが、今日のレストランのものもおいしく、家で淹れるのとは全然違う。家内がいつも買うスーパーで安売りされる小川珈琲の挽いた豆では、インスタントよりわずかにましで、どう工夫して淹れてもおいしくはならない。それは紅茶にも言える。高価なものは切りがなく、大久保先生の「何事も一流に触れるべき」との言葉は理解出来る。ただし、一流の素晴らしさがわかっても常にそれに手が届く人は経済的に恵まれた状態にあって、平凡な庶民はないよりましかというもので我慢せねばならない。その現実を嘆いては惨めになるので、ごくたまにしろ、洒落たレストランで安価なランチを食べる程度のことを新鮮な経験と喜べばよい。
●「退院を 祝う睨みの 鯛二匹 餡子入りにて チンして食べて」_d0053294_01273081.jpg 今日の3枚の写真はどれも2枚組で、これら計6枚の写真は12日と今日撮影した。最初の写真の左は12日に家内と嵯峨のスーパーに出かけた最後、嵐電の嵯峨嵐山駅前の大きな集合店舗「昇龍館」に4年前に開店した鯛焼きの店で撮った。以前「飛び出しボーヤ」の投稿で紹介したが、「0型」の「飛び出しボーヤ」の看板を元にしたデザインの看板を十軒ほどのテナントが入っている建物の玄関前、歩道際に置いている。同じ看板は去年1月7日にアメリカから一時帰国した大西さんと歩いた東山でも見かけ、その写真も「飛び出しボーヤ」の投稿で紹介した。京都市内の観光客の最も多い清水寺近くと嵐山に出店しているのは商売を考えれば当然のことだが、店の看板を「飛び出しボーヤ」のパロディにすることは何となくいかがわしい。12日に家内と訪れた時はその看板がなかった。「昇龍館」の他店から苦情が出たのではないか。ところが一昨日、平安講社の春の例会からの帰り、市バスの中で居眠りをしてふたつ先の天龍寺前のバス停で降りたところ、午後6時を過ぎてシャッターの降りた「昇龍館」の正面に「鯛焼き飛び出しボーヤ」は置かれ、完全撤去ではないことがわかった。昼間にその看板を見て興味を持った人のどれほどが建物の奧に入って行くのかは知らないが、買ってその場で食べられる安価な商品は観光客向きで、作るのが簡単な鯛焼きは便利な商品だ。この鯛焼き店のほか、嵐山には近くに2軒の鯛焼き店があって、ひとつはクロワッサン風、もうひとつは中身がカレーなどの具材で、どちらも1個400円以上する。さて、「昇龍館」に入って行くと、左手に若い女性が鯛焼きを作る小さな店がある。家内に買わせている間、若い男女の数人のグループが数組押し寄せ、10分ほど待って商品が出来上がった。1個350円で、写真のようにモニター画面看板には「賞味期限1分」とあり、同店の近くで買ってすぐに立って食べろということだ。筆者は家まで徒歩5分で、紙に包んでもらい、帰宅して電子レンジで温めて食べた。鯛の形は円内に押し込み、回転焼きを潰したように見え、厚みは少なく、味は御座候と変わらない。モニター看板が遮るわずかな隙間から注文する家内の後ろ姿が写っている。右の筆者の横顔の写真は今日家内に撮ってもらった。鯛焼きを注文する家内の帽子と色違いで、今年の冬はふたりともこの帽子を普段に着用した。2枚目上の写真は家に帰ってすぐにコーヒーを淹れて鯛焼きを食べた直前のものだ。下の写真は今日高島屋の地下で買った1個110円の御座候で、昔大阪ではこれを太鼓饅頭と呼び、筆者は舞妓胆汁ないし短銃と呼んでいる。3枚目の写真は今日食べたランチで、載せなくてもいいかと思いながら、投稿用に加工したので没にはしないでおく。ささやかな家内の退院祝いで、年金暮らしの筆者の生活力のほどを示している。

by uuuzen | 2026-02-22 23:59 | ●新・嵐山だより
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