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●「南天の 実の玉の照り 力あり わが家の裏と 表にわずか」
急の 事態と知らず 大丈夫 呑気後悔 手遅れと知り」、「南天の 細木や束の 面白き黄色の実つけ さらに珍し」、「何事も 因果とはいえ 因も果も 無数にありて また増え続け」、「因あれば 結果はあるも 果は因の 始めと知れば 今度こそはと」
●「南天の 実の玉の照り 力あり わが家の裏と 表にわずか」_d0053294_22234420.jpg 家内と嵯峨に買い物に行く際、家内の前を歩く筆者は「三条通りをまっすぐ東に行くよ」と言う家内の声を無視して必ずいつも「花のいえ」のすぐ東の細道を北に上がる。7Sに立ち寄るためだ。そこで買い物をするようになって1年経つ。割合高級な果物と野菜を狭い店頭に並べているが、たまに青いプラスティック製のトロ箱に売れ残った商品が詰められて500円で販売される。それを買うのは筆者だけでと思っていたが、大晦日に主から他に数人いると聞いた。つまり早い者勝ちで、基本的に取り置きはしてもらえず、見つけた時に買うしかない。家内はその「500円コンテナ」を買うのが恥ずかしく、また腐った箇所を取り除く手間が嫌で、それで筆者が7Sのある細道を曲がり角で北上することに渋々着いて来る。スーパーで売られるB品の果物や野菜の価格から計算すれば、「500円コンテナ」は最低3000円、あるいは4000円か5000円程度になり、また筆者の好物の干し柿や自分では買わない珍しい果物がたまに混じるので、掘り出し物を見つける感覚で同店に立ち寄る。取り立てて買うつもりのない野菜や果物が大量に入っていれば、どうにかそれらを食べようとするから、栄養が偏らなくていい。先月初旬は30個ほどのレモンが混じっていて、それを全部ママレードにした。大小の瓶が10個ほどになり、半年ほどはジャムを買わずに済む。若い頃の小倉遊亀が腐りかけた野菜を買って生活苦を乗り切ったことを思い出すが、筆者の場合、それなりの生活苦はあるが、店にいるアルバイトの女性たちや主人と顔馴染みになり、会話を交わすことが楽しく、スーパーで見繕う手間が省けるのもよい。昨日に7Sに二度訪れ、いずれも「500円コンテナ」を買った。最初出かけた時は主人が言った同品目当ての自動車に乗る中年夫婦と奪い合いになり、今後は彼らがほとんど同品をせしめるかもしれない。それはさておき、2箱分のB品の野菜と果物は二三週間かかっても全部食べ切れない。その間にまた同店でB品は生じるから、他の競争相手に全部買われる心配はたぶんない。しかし筆者が週に二三度7Sに立ち寄ることが家内のストレスになった可能性はある。家内が家にいない今、筆者が調理し、傷みかけの野菜のどれから使ってどのように食べるかという問題に日々直面しているが、それは苦とまでは言えない。さて、家内が倒れた日の前日である先月25日、7Sに向かう細道の曲がり角でのことだが、何百回とその角を歩いているのに初めて気づいたことがある。それが今日の最初の写真だ。電柱の陰にあって気づきにくい場所に黄色の実をつけている南天がある。
●「南天の 実の玉の照り 力あり わが家の裏と 表にわずか」_d0053294_22273447.jpg
 この品種はめったに見かけない。目立つ赤い実がやはりよいが、黄色が珍しいとなれば黄色が金色に思えて来る。筆者が目を留めたのはその実ではなく、10本ほどが束になった細いだ。金閣寺の書院の床柱がかなり太い南天の木を使っていることで有名だが、普通はせいぜい直径2センチ程度にしかならない。どんどん上方に成長しようとするからだろう。人の背丈ほどを保つように剪定を続ければ、木部は太るかもしれない。わが家と筆者が所有する隣家との間の地面に、アスファルトを破って数年前に南天が勝手に育ち始めた。根が横方向に生え、細い木が5,6本、横並びに生え出て、2年ほど前には4本になった。枯れ始めたものを根元から切り取ったからだが、その4本は筆者の背丈を越え、釈迦涅槃図に描かれる沙羅双樹の木に見立てて面白がっていたが、順次枯れて去年春に一本のみとなった。途中で伸び出た枝を切り続けたので、高さ3メートルの頂部にしか葉がない状態だ。葉は少なく、そのひょろひょろとした姿はあまりに侘しく、背丈程度に抑えて剪定し続ければよかったが、もう遅い。それはさておき、最初の写真の南天の見事な細い枝の束は、長い時間をかけて盆栽を育てるように手入れを続けた賜物で、枯れる心配はもうないだろう。南天は「難を転ずる」にかけて縁起のよい植物として、筆者が暮らす地域ではどの家にも必ずあるほどだが、それは野鳥が実を食べ、種子をあちこちにばらまくからでもある。わが家の南天もいつの間にか勝手に育って来た。それを言えば楓や藤もそうで、風やその動物の野鳥は人間の知らない間に自然の植生を豊かにしている。先日栴檀の巨木に気づいたことを書いた。その無数の実の大半は地面に落ちて発芽しないか、しても巨木の下にあって成長せず、どうしても野鳥に実を食べてもらう必要がある。その栴檀の巨木に気づいた26日の午後、細い木が束になった南天が目に入り、そのことが家内のクモ膜下出血の発症とその後についてどういう関係があるのかとぼんやり考えている。つまり何かの予兆かどうかで、珍しい南天を見たのであるから、それは珍しい「難を転ずる」ことになりはしないかとの期待だ。そのように思った理由は大晦日に7Sに二度訪れた際、「花のいえ」の玄関脇に一対の門松を見かけ、そこに南天の赤い実があることに着目したからでもある。今日の2枚目の写真がそれで、左右どちらにも南天があることによって全体が大いに目立ち華やいでいる。この南天の赤い実は鍾馗さんを連想させ、厄除け、魔除けの象徴だ。家内が入院したので見慣れた南天に注目したと言える一方、家内が倒れる数時間前に筆者は黄色実南天の細木の束状が面白いと家内に話したことは、三本の矢のたとえを思い出しつつ、いささかこじつければ、慎ましい筆者らの生活も協力が大切であることを示されているように感じたからでもある。
●「南天の 実の玉の照り 力あり わが家の裏と 表にわずか」_d0053294_22271008.jpg
 一旦赤い実をつける南天に着目すると、今日は桂病院で自転車を停める際、巨木の根元周りにいくつかの南天の株があることに気づいた。病院であれば南天は真っ先に植えるべきだろう。見舞人で植物に関心のある人は必ず目に留め、その自転車置き場の角にある南天を見れば患者の具合がよくなってほしいとの思いを強くするだろう。昨日の午後2時5分に病院のICU室の扉前に行くと、家内が初めてMRI検査を別棟で受けていると言われた。種々の管を外せるほどにならなければMRI検査は出来ないと主治医から聞いていたので、家内は脳内出血が収まり、睡眠剤の効き目もなくなったのでMRIにかけられた。30分後にベッドに横たわった状態で戻って来て、その後ICUで面会した。意識は戻って喉に通した管は抜かれて鼻から高濃度酸素を吸入している状態で、左目がかなりに左に寄り、筆者の姿に気づきながら、笑顔を見せない。喉の腫れは一段とましになったようでわずかに会話が出来た。筆者と息子のふたりが4人に見えると言うから、視覚障害が出ているようだ。また自分は駄目人間で、バツバツ(××)やと言ったのは家の掃除や整理が行き届いていないとの思いからだろう。家内は整理下手で、どうでもいいものをため込む癖がある。それに筆者の本その他の資料があまりにも多く、足の踏み場がない、すなわち掃除機を動かせる余地がないことを日頃思い煩っている。そこに「500円コンテナ」の大量のB品野菜と果物を買い込むから、頭に血が上りやすくなっていたのかもしれない。死ねばガラクタはすべて跡形なく消えてゴミとなるか、別人の手元で愛でられるが、死んで何を残したいと思うかとなれば、名前と主張する人は滑稽だ。本人が望んでもどうにもならない。そこで栴檀の実を想うと、種子が出来て次世代に命を繋ぐことのあたりまえさと尊さに気づくが、わが子が親思いに育つとは限らず、生んで育てたものの、期待外れはよくある。そう考えると独身のままが却って気楽という意見に納得するが、同じ自治会のWさんがひっそりと亡くなったことを知れば、独身はさびしい。夫婦が片割れを失った時の孤独感もそうに違いないが、ふたりが一緒に過ごした思い出はたくさんある。それは個人の脳内に浮島としていつでも蘇り、また個人のみのものであるだけにその個人が死ねばどこにも浮き上がらないが、それをガラクタと呼べば、人間は一生費やして筆者の部屋のような雑然ぶりを構築して行く。今日の3枚目の写真は嵐山中の島公園にある料亭「錦」の玄関に飾られる門松で、やはり南天は欠かせないようだ。4枚目は前述したわが家と隣家の間に勝手に生え出ている背の高い南天で、わずかではあるが赤い実が出来ているではないか。そのことを今日知った。自分が知らない間に着実に無数の命はすべきことをしている。
●「南天の 実の玉の照り 力あり わが家の裏と 表にわずか」_d0053294_22275746.jpg


by uuuzen | 2026-01-01 23:59 | ●新・嵐山だより
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