「
曲がり角 曲がりなりにも 直角で 四度折れれば 元に戻りて」、「アマリリス あんまりですと 赤ら顔 もっと見てよと なおさら赤く」、「リリスとは 百合の仲間か アマリリス 彼岸花とは あまりに意外」、「球根が ひとつ千円 アマリリス 値段相応 喇叭が唱え」

先月18日に難波のベアーズにライヴを見に行く前、天神橋筋商店街を歩いた。TVで知ったが、堀川戎神社の斜め前にパン工場があり、毎日B品のパンが2,3個袋詰めされて200円で売られている。トラックが出入りする玄関脇にコイン・ロッカーが一台設置されていて、これまで何度か確認したことがあるが、いつも売り切れであった。先月は午後2時頃に着き、売り切れていると思っていると、遠目に先客がふたり視野に入った。それに自転車に乗った高齢者が筆者とほぼ同時に着き、筆者は2箱分買えた。ほぼ最後の残り物だが、ようやく初めて買えた。天神橋筋商店街の扇町公園からほど近いところにパン屋兼喫茶店があって、家内と大阪に出た時はほぼ必ずその店に入るが、毎朝必ず焼いて食べる食パンも含めて、パンはたぶん御飯と同じくらいの量を食べている。それは今日の本題ではない。B品パンを二袋買った後、南森町駅に向かうとすぐに今日の写真のアマリリスを見かけた。白地に赤のストライプが5,60年代のアメリカ文化を連想させ、いくつかの色合いのあるアマリリスでもこの模様のものが最も好ましい。春咲きの品種は「キャンディケイン」と呼び、ほとんど区別がつかない秋咲きは「ダンシングクイーン」という名がついている。何年か前に鶏頭の種子を一度だけ買った京都のタキイ種苗が、年に3,4回通販カタログを送って来て、たまにそこにアマリリスの球根の販売が写真つきで載っている。2年前のカタログではだいたい1個1000円だ。同じページのすぐ上部はヒヤシンスが載り、去年拾って植えた青紫の花が咲く「ブルー・ジャケット」という名の球根は2個で780円だ。ということはヒヤシンス3個分でアマリリス1個に相当し、花の大きさの貫禄からすれば妥当な価格だ。ジャンボ・アマリリスの球根4つで5000円、6個で8400円で、どうせなら賑やかな後者を買おうと思いつつ、その花の大きさを想像すると、狭いわが裏庭では育てるのに適当な場所がない。嵯峨へのスーパーへの途上、2,3軒で育てているのを見ると、鉢ひとつでも貫禄十分で、それが6鉢となると一坪ほどは用意せねば花の威容に申し訳ない。アマリリスのリリスは百合のリリーかと思っていると、WIKIPEDIAでヒガンバナ科に含まれることを知った。百合そっくりの花形であるから、とても意外だ。見栄えのよい花の色や形、大きさだけでは素人にはどの科に属するかわからない。それは「人は見かけによらない」ことに通ずるだろう。花もそうであれば人間の女性はおそらくもっとだ。美しいからと無闇に接近すると毒にやられるかもしれない。

