「
ライオンの 頭取り換え スフィンクス ギロチンされば 神にはならず」、「怖い世や トラブル避けて 顔見せず ペットはべらせ スマホは命」、「ネットの世 無理はダサくて 飽きはよし 軽く短く 薄く冷たく」、「繁盛し 熊の手もほし 街カフェと 熊に賑わう 田舎あちこち」

昨日が使用期限最終日のチケットが1枚あって、行かなくてもいいかと思っていたのに、天気がいいこともあって急遽梅田に出かけた。家を出たのは正午頃だ。美術館に着いた時に家に電話し、家内が遅れて大阪に出ることにした。展覧会を見終えて梅田の待ち合わせ場所まで行くのに80分と予想したが、1時間で済んだ。待ち合わせ場所で10分ほど立っていると雑沓の中に家内の姿が見えた。620円のメトロ乗り放題切符を買ってあちこち赴き、写真も撮ったので、4、5日分の投稿ネタが出来たが、今日は出かける気になった最大の理由について書く。昨日の午前中、TVの24時間チャリティー番組を見るともなく見ていると、大阪上六のとあるカフェを取材した映像が目を引いた。それは対人関係がうまく築きにくい「繊細な」人たちが客の姿を見なくてもよいように考案された店で、ファサード全面が何の装飾もない「塗り壁」に縦長楕円の小さな穴がひとつ空いていて、そこから熊の手を模した手袋の片腕が無言で注文品をにゅっと差し出してくれる。注文と支払いはその横のパチンコ店の景品引き換え所のようなところでし、注文品が出来上がるとベルが二度鳴らされる。「これは面白い、早速行ってみよう」と考えた。メトロの谷町九丁目駅の7番口を出てすぐ東側であることを調べ、いくら方向音痴の筆者でも迷うことはなかったが、少々困ったのはテイクアウト専門であることだ。その店が入っているビルの4階でイート・イン出来るとホームページにはあったが、それはクレープを買った客のみのようだ。それで熊の横向きの立ち姿のシルエットが印刷されたプラスティックのカップに入ったコーヒーをかざしながら谷九の地下を歩き、メトロに乗ってからも飲み続けたが、コーヒーの味はよかった。先客が4人いた。その筆頭は慣れた様子の西洋人男性で、常連だろう。ところで、最近日本の各地で熊が人を襲い、哀れにも殺すしかない。開高健の『ロビンソンの末裔』はとっくの昔のことと思っていたのに、時代は逆戻りしている。殺す熊の数が増えると、熊の手は中華料理店に贖罪の意味を込めて食材として売れば、話題になる町中華料理店が登場すると思うが、おいしいかどうか。カスタマー・ハラスメントが目立つ昨今、熊の手が穴から注文品を差し出してくれるアイデアはよくわかるが、先ほど調べると、4年前にこの店は中国の同様の店のアイデアを真似たものであることが報告されている。パクリは中国専門と日本人は思い込んでいるのに、日本が中国を模倣することが現実化している。それでも弱者の働き場所確保になるので黙認されているのだろう。

