「
溜まり過ぎ 滴り落ちる 大雨や 天の神様 雑巾絞り」、「月見えず 写真撮れずは 仕方なき 雨音聞きつ 文字を打ち出し」 、「雨多し 人は困るも 花は待ち 春の爆発 命の祭り」、「線状の 降水帯増え どこが次 天災遭うは どこも誰でも」今月に入ってすぐ花粉症が最悪の状態になった。目の痒みとくしゃみだけならどうにか我慢するが、体内が異物と戦ってあまり調子がよくないことを感じる。2週間ほど前は久しぶりにひどい痔の出血で、便器もパンツも真っ赤になった。年に数回はそういうことがあるが、季節の変わり目、しかも花粉が飛散する時期に多い。14日に税務署に申告に行き、その疲れを終えた安心感からか、翌日は発熱してそれが3日ほど続いた。そして胸に痛みを覚え始め、今日に至っている。医者に診てもらわず、薬も飲まず、自力で治すのはいつものことで、花粉情報に体調が沿っているからには花粉の飛散が収まれば体調も戻ると楽天的に考えている。去年は両足の膝から下に20か所ほど血が滲む発疹が生じてその痛みに往生した。それも花粉症のせいかあるいはコロナ感染だったかもと思ってみるが、年々体力が落ちているのは70代の年齢からして自然なことだ。さまざまな病に罹ることも自然と思えば、痛む発疹程度は仕方ないと諦めがつく。しかし月日が経てば治ることを何となく感じるのは、まだ治癒力が備わっているほどには若いという自覚があるから、精神が強ければ肉体の少々の疲弊は我慢出来ると高をくくっている。とはいえ、さまざまな花が勢いよく開く春に花粉症で悩まねばならないことは腹立たしい。一昨日は終日大雨で、今月の満月は見られないだろうと思っていたところ、そのとおりとなった。月が出る頃は厚い雲が空を覆い、どこに昇っているかが全くわからない。それで今夜は写真なしで投稿する。昼間には傘を差して85Mさん宅に酒を2本持って行ったが、そう言えば先日「風風の湯」でまた猿が85Mさんが庭で育てている果物や野菜を収穫しようと思っていた矢先に獲られてしまった話を聞いた。わが家の裏手の畑や民家の屋根にも猿が出没中で、日本全国の熊出没と同じく、山に食べるものが減少しているのだろう。熊と違って猿は家の中まで押し入る話を聞かないが、窓や扉が開いていればわからない。人間は頑丈に閉まっている窓や扉をこじ開けてまで中に侵入し、財を奪おうとするから、庭で趣味で育てている桃程度を猿がもぎ去ることは笑い話としてやり過ごさねばならない。そのことを85Mさんは思っているはずで、嵐山はまだそれだけ自然が残っている証拠でもある。85Mさんは長らく大阪市内のマンション住まいで、そこでは猿を見ようと思えば動物園に行くしかなかった。ところで、猿も花粉症になるとのことだが、熊はどうなのだろう。京都盆地を囲む山にも熊がいると聞く。山登りに全く関心のない筆者は熊と遭遇する機会はない。
