「
吠えるのも 疲れると知り 黙る爺 相手する価値 なきと思えば」、「十年で 劣化する箇所 ちらほらと 直すことせず 見る影なくし」、「常連に なれど語らず 渋い顔 会釈で変わる 人のつながり」、「一見の 客に注意し 睨まれて 徳なき人に 言葉通じず」
2013年8月25日に「風風の湯」の地元住民への内覧会があった。その時の様子を翌年に本ブログに投稿した。オープンから丸11年後の現在、さすがに老朽箇所が目立つ。女湯には「ミスト・サウナ」があり、その壁のタイルが最近ごそっと落ちたという。中に入っている人に当たれば怪我をするから、応急措置を施してさらなる落下を防ぐべきだが、それが行なわれていない。男湯ではサウナ室の座る面の背後の木製の板がオープンから数年後に劣化が始まり、現在は背をもたれかけると木片が背中にたくさん付着して痛い。そのことは筆者はこれまで何度かフロントに訴えたが、施設内部は場所によって管轄が異なるようで、時間給で働いているフロントの人たちは勝手に修繕業者を呼ぶことが出来ないらしい。それでも上層部に修繕の必要性を伝えることは可能なはずで、そうでなければ会社としてあまりにも客を無視し過ぎる。2年前に筆者は訴状をマネージャーに手わたし、客が投書出来る箱を用意してほしいと書いた。またフロントに口頭で何度か同じことを言っているが埒が明かない。驚いたことに、今月11日は売り物である温泉水が混じる大湯舟の湯の嵩が30センチ近く下がっていた。そのうえ、湯の温度はたぶん38度はなかった。寝転んで全身を湯につかるしかない状態で、呆れて口が塞がらないとはこういうことを指すと実感した。常連は文句を言い合い、嵯峨のFさんはフロントに電話で怒鳴っていたが、フロントは湯を送るパイプが詰まっているらしいと言うだけで何の処置も出来ない。深夜から翌朝までの間に業者を呼んで修繕すべきであるし、常連客にはせめて料金の半額を返すべきだが、ほとんど謝罪の言葉はない。前に書いたように勤務している人たちはみな1000円少々の時間給で、客が少ないほうが気楽でよいという考えだ。客からどのような文句があっても上役に伝える方法がないと言えばそれで済む状態になっている。湯が30センチほど少なかったその日、女湯では逆に30センチ多く、常に湯が淵からどんどん溢れ続け、湯の温度もかなり高かったらしい。女湯と男湯の湯を送る配管が地面底でつながっていて、天秤のように両方が均衡を保っているのが正常だが、不具合によってそれが崩れると片方の湯舟の嵩が極端に減るのだろう。11日以降、また何度か同じような湯の減り具合が生じた。根本的に配管を取り換えるなどの工事をせねばならないほど老朽化が進んでいると見える。来年辺り、改修があるかもしれないという淡い期待を抱く。今日のスタンプ・カードは家内がシャツと一緒に選択したので漂白され、しわくちゃになっている。