「
京都には 子どもありての 地蔵盆 地蔵借りても 子は借りられず」、「夏休み 最後のまつり 地蔵盆 盆に返らぬ 水撒き涼し」、「顔ぶれが 毎年変わる 地蔵盆 若き現われ 老いは消え行き」、「お地蔵の 祠誇らし 嵐山 埃払って ほっこり笑顔」
昨日は自治会の地蔵盆があった。自治会加入世帯は百ほどで、加入率は5割ほどだ。長年そのままで、14の自治会が集まる自治連合会内では少子高齢化の影響をさほど受けていない。自治会を脱退する高齢世帯はあるが、新たに加入する世帯もある。地蔵盆は毎年法輪寺境内で行なわれ、今年筆者はその準備には携わらず、加入世帯に還元される「お下がりの品」という家庭用品の詰め合わせを受け取るついでに、日没前から実施される恒例のビンゴゲームに参加した。これは数十年前から実施され、現在まで続いている。自治会員ならば誰でも参加出来るうえ、一世帯ひとりではなく、家族全員が参加出来る。ゲームは三回行なわれ、最終的に外れになってもティッシュ一箱がもらえるので、たとえば3人家族で参加すると、最低でもティッシュ9箱はもらえる。家内は昔から地蔵盆に参加せず、筆者ひとりだが、もっと高齢になれば参加しない世帯が多いから、高齢家庭の自治会費が若い家庭に還元されている。世代の順送りのため、それは致し方がない。今回わかったことは半分ほどの人が面識がないことで、若い世帯が増えている。高齢者はビンゴゲームの景品程度でわざわざまだ暑い中を法輪寺境内まで出かけることはなく、見知らぬ若い世帯に遊んでほしいとの思いだろう。ゲームを三回するのに1時間は要し、その間に境内はほぼ真っ暗になり、テントに取り付けたLEDのわずかな電球が灯るが、それでもやはり暗い。昨日中に片づけならねばならないお地蔵さんなど、自治会長その他、協力した人は大変であったと思うが、それも順送りで、昔筆者がさんざんその後始末をやったことを思い出す。さて、昔から賭けの運はさっぱりない筆者は、今年は3回のビンゴゲームともに最初にビンゴとなって、筆者を含めみんな驚いた。最初にビンゴになった人には特別の高価な景品が手わたされるが、今年から新たに自治会長になった女性は筆者に遠慮してほしいと言い、二度目と三度目は参加賞のティッシュで我慢することになった。そのため別の人に最高賞の景品がわたったが、帰宅して家内にそのことを言うと不満顔であった。ゲームは原則を守るべきで、三度とも最初にビンゴになればその幸運に応じて三つの最高商品をもらうべきであるのに、参加賞のティッシュではルール違反だと言う。それはわからないでもないが、まあいいではないか、中村君。写真は最初にもらったゴディヴァのチョコレートだが、最高賞の景品は自治会長らがあえて価格は同じ程度でも別の商品を用意したらしく、もっと大きな箱があった。そうした他の景品のほうがよかったが、この箱は美しく、展覧会のチケット入れに使おう。
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