「録画して 見ぬまま消して 縁を絶ち されど無数に 出会いは続き」、「撮りためて 使わぬ写真 たまに見て 玉の写るは いずれ使うと」、「金貯めて 使わぬままに ぽくり死に 後の争い 知るも使わず」、「煙突は 大きなたばこ 吸うパイプ 黙々と吐き 雲々となり」 今日は写真の在庫整理のような投稿になる。これまで「〇は〇か」の題名で何度も投稿して来たが、その頻度が去年から急激に落ちた。ビルの駐車場の回転板は大阪市内を初め、今でもよく見かけるが、どれも同じように見えて撮る気が失せている。そのこともあって投稿がほぼ止まったままになっている。このカテゴリー用に撮ったのに使っていない写真はたくさんあって、大半はヤフーの「マイ・ボックス」に保存してある。そのサービスが数年前に大幅に縮小し、新たなアップロードが出来なくなった。それで今でも気になる円形の何かを撮った場合、グーグルの「マイ・ドライヴ」に保存している。一方、ヤフーの「マイ・ボックス」にアクセスしようとすると、スマホ認定の画面が出て、パソコンしか使わない筆者はログインが出来ない。ヤフーに問い合わせると自動的な返答で埒が明かない。数時間費やして格闘するとどうにかログイン方法が判明するが、ややこしいことにノートパソコンでそれをすると、デスクトップでは再ログインせねばならない。ヤフーのＩＤをふたつ使っていて、それは同調されているはずだが、その仕組みがノートとデスクトップとでは違うようで、結論を書けば、「マイ・ボックス」にアクセス出来ない状態が続いている。重要なデータは「マイ・ドライヴ」に移しておいたが、ブログ投稿用の画像の多く、つまりここ２，３年以前のものは「マイ・ボックス」に保存したままだ。２，３年投稿しないものは投稿の機会を失ったものとして没にすればいいようなものだが、中にはそうしたくないものがある。スマホを所有すれば「マイ・ボックス」のログインが簡単に出来るようだが、世の仕組みがスマホ一辺倒になることは気に食わない。スマホの小さな画面で文字を読むことは苦痛であるはずで、このブログはパソコンでしか書けない。スマホが登場したのは、嵩張るパソコンをどこでも運べず、開けないからだが、〇としたいものが〇とは限らず、新しいものは必ず欠点も持ち合わせる。スマホを見ながら歩いている若者をよく見かけるが、それほど急を要することはそう頻繁にはない。電車やバスの中では半数ほどの人がスマホ画面を見つめ、またその半分はゲームをしている。それを正常と思わない人は時代遅れであって排除されるのだろう。２１世紀は数百年後、人類が急速に劣化し始めた時代として記憶される可能性は大きいと筆者は思っている。まあ劣化人間が増えたところで人間は生きて行くし、劣化本人も何も困らない。それに劣化という言葉は何に比してかという問題がある。　数百年で脳の大きさは変わらず、ただ考えることが違って来ただけで、今の若者は筆者のような若者批判の高齢者を劣化の代表と思うだろう。スマホの話を続ける。その画面を見ながら前方から歩いて来てぶつかりそうになったことは誰しも経験があるだろう。こちらが避ければ済む問題かもしれないが、たとえば女子高生が３，４人同じ格好で歩道いっぱいに歩いて来る場合がある。彼女らの前に立ちはだかって道を譲れという顔をすると、相手は謝るどころか睨み返して来る。先日は自転車で近くの車道と歩道がフェンスで分離されている車道の坂を下っていると、若者数人がスマホを見ながら同じ車道を歩いて来る。通りすがりにこう言ってやった。「ここは車道や。歩道を歩け！」彼女らはスマホから顔を上げ、びっくりした顔をしたが、歩道と車道の区別もつかない３歳児並みの頭では車に轢かれても文句は言えまい。そういうことに遭遇するのでスマホは人間性の劣化を招いていると言いたいのだが、そういう若者はＩＴ関連企業の思うつぼで、あまり深く考えさせずにスマホでさまざまなものを購入してくれることを望んでいる。それは自由でいて、大企業の策略に嵌っていることであって、なおさらスマホに機能を加え、それなしでは生活出来ない世の中の仕組みを作り上げつつある。多くの人間がその状態を〇であると思うので時代はそうなって来ているが、在宅生活において、パソコンはスマホの代わりになるにもかかわらず、多くのサービスがスマホ本位になり、パソコンの使用者に不便が生じる状態になって来ている。スマホを持たない人を情報弱者とよく表現するが、パソコンを使わない日はない筆者はそうではないと思っている。ましてやこうした長い文章をブログで発信する若者は少数派のはずで、彼らより劣化しているとは思いたくない。さて、今日の最初の写真は５，６年前に撮ったと思う。横尾忠則美術館の４階、休憩室になっている部屋の大きなガラス窓から真正面に教会が見える。その薔薇窓を中心に撮った。２枚目は同じ頃だと思うが、画像の名前には２０１８年５月２７日の撮影となっている。しかしそれはたぶん投稿用に加工した日で、数日前の撮影であろう。右手に赤いＰの文字が見えるので店舗と思う。板塀の丸窓の向こうに同様の丸窓が見えているのが面白い。２５日に大津坂本の日吉大社に家内と訪れ、その次に琵琶湖大橋を歩いてわたって佐川急便美術館にも行っているが、ＪＲ坂本駅から真西に日吉大社に向かう途中で撮った気がするが、京都市内の可能性もある。グーグルのストリート・ヴューで確認しようとすると、最近どういうわけか筆者のパソコンでは過去の画像が見られなくなって、２０１８年の状態がわからない。３枚目は２年前の１１月１日で、この路面の円形表示は個性的で覚えやすい。阪急芦屋川駅のすぐ北側、階段の右手で、ストリート・ヴューで確認出来る。

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