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●西国街道、その33
年の 気がかりひとつ なくそうと 糸をたぐりし 再訪の道」、「見え透いた 手口可愛や 三歳児 大人がすれば 人寄りつかず」、「名声を 求めて迷う 生き方に 明なる成は 滅入りに制し」、「ゴロツキが ゴロリ球衝きドス声で 語呂を合わせば ロスゴリころり」
●西国街道、その33_b0419387_12103690.jpg
昨日の続き。今日と明日は写真を4枚載せる。その半分は「飛び出しボーヤ」の看板が写るが、迷った挙句「西国街道」の題名とする。昨日掲げた地図のBから少し東に歩いた分かれ道で西国街道を外れてしまい、Cの行き止まりに着いた後、仕方なしに直角に道を折れて北に進み、先に国道が見えたので引き返した。明らかな間違いに気づいて引き返すことは誰しもだが、明らかかどうかの判断は人によって違う。政治家は誰よりもその判断の正しさを求められるのに、日本は引き返すことをよしとしない国民性が根強く、戦後もそれは変わらないと見える。それを無責任と言っていいが、政治家だけの責任ではなく、周辺にいる多くの人物が、どうせ自分たちの責任にはならないとばかりに政治家の無能ぶりを指摘せず、時にはそれをいいことに自分たちにつごうのよいことを画策して政治家を煽る。それで邁進した結果、大損害を被っても誰も責任を取らない。進む方向の錯誤を無駄と思わず、次は同じことをしないと自戒すればいいものを、たいていはそうならない。筆者が見知らぬ土地を歩く際に間違った道を進むことと同じだ。しかし未来は常に未知であるから、優秀な者が方向を誤ることは仕方なきところがある。問題は責任をどう取るかだ。現在の政治家が酷いのは武士のように責任を取って切腹しないことだ。死ぬ覚悟でいても進むべき道を誤ることはあるから、何も腹切りまでする必要はないという意見が今は常識だが、外国人観光客が日本の忍者や武士に憧れるとして、それは責任を取る潔さがあることが大きな理由ではないか。つまり日本は世界に向けて腹を切る潔さを見せて来たのに、今は誰ひとりとしてそんな勇気を持ち合わせない。となれば政治家が醜悪な顔つきになるのは自明の理で、それを自覚していないだけになおさら救いようがない。三島由紀夫が感じたのはそういう日本に対する絶望ではなかったかと筆者は思っているが、彼の割腹自殺は老いて行く自分の姿に堪えられなかったことも大きな理由だろうとされている。そこに何となく女々しさを感じる。女が早々と色気を失い、恥しそうに身を隠すのはひとつの美徳と思うが、生殖能力の性差から男は容貌が女のようには衰えない。もちろん普通の意味では劣化してあたりまえだが、劣化しつつ獲得する風格がある。三島はそのことを信じていなかったのだろう。それゆえ女性的だと筆者は感じる。もちろんそれが悪いことではない。筆者は母と妹ふたりに混じって育ったので、よく女性的と言われたからでもあるが、筆者は三島のように男色には全く関心がない。
●西国街道、その33_b0419387_12105515.jpg
 即興で思ってもみなかったことを書き連ねて一段落を終えた。続く勢いで書くと、昔から姉さん女房はままあって、それが一、二歳程度であればいいが、女が40近くになると10歳かもっと下の若い男を好むようになる場合がある。生殖能力の衰えから少しでも勢いのよい若い男を好むのは自然の法則で、それなりに理解は出来るが、女が男の母親ほどの年齢差があっての結婚や同棲、あるいは性行為は、年配の男が若い女を求めること以上にグロテスクに見える。それゆえに女の性が憐れにも感ずる。40歳に近い年齢ではもう初産を望むことが自然の理にかなっていないからで、精子と卵子とではそれを抱え持つ本体との関係は平等ではない。男女平等、同権が言われ、女性の働き場所が戦後は格段に急増したが、肉体が衰えて行く曲線の角度は変えられない。女優もしくは経済的に不自由しない暮らしであれば、女がいくら年齢を重ねてもホストのような若い男の性を貪ることは可能だろうが、いくら女が年齢にそぐわぬ美貌を持っていたとしても、あるいはまたそうであればなおさら、筆者にはその女がグロテスクに見え、一種の恐怖を感じる。だがこういう男の心理をそうした女性は気づいていても積極的に凝視せず、好きなように行動する。それはそれで自然の真実であって、男はそのことを黙って見るしかない。三島の話に戻ると、こういう男の女性観をどう思っていたかとなれば、早々と女性の本質を知り、男のほうが美しいと思うに至ったのではないか。しかし三島が美しいと思った男は、知性ではなく、肉体美においてであったろう。そこにやはりグロテスクさがある。これは言い換えれば性はグロテスクということだ。ある有名な女性はマッチョな男が大好きと公言して、TVで舌なめずりをした。彼女は知性豊かではないので、彼女の言動にさして何も思わなかったが、これはマッチョな体を望む男にはあまりろくなものがいないという筆者の偏見に基づく。三島はある時期からマッチョに憧れ、そういう肉体を作った。それはマッチョが知性とは無縁と思うことへの反証だが、三島はマッチョに憧れる知性の乏しい女からも憧れたいという願望があったかと言えば、それは全く違う。では自分と同じように豊かな知性を持つ、あるいはそれを常に心がけている若い男が好きであったかと言えば、そうではなかったろう。となれば、三島が求めた若い男は老人男性にとっての若い娘と同じく、人形のような愛玩物で、やはり若々しい肉体のみが目的であったことになる。しかし肉体は確実に衰えるから、その残酷な現実の前で三島は震えるばかりであったのだろう。誰しも老いて行く現実を前に心は時に沈むが、男は女よりはまだましだ。では老いた女はどうすればいいか。若い男と性交して少しでも老いの速度を緩めるか。それが出来るのは女優か金持ちくらいだ。それは男も同じだ。
●西国街道、その33_b0419387_12111209.jpg 学生時代、ボーイ・スカウトを長年やっていたIと学校帰りに電車で同席した。彼は車中や窓の外を見ながら、若い女性がいずれはみなセックスすることを目を細めながらニヤニヤと呟いた。雄が雌を求めて、あるいはその逆も言えるが、世界は各種動物の生殖目的に沿った構造をしている。たとえば家並みだ。どの家でも性交は行なわれ、時には野外でもそれはある。昆虫や野生動物も人間が知らない間にちゃんと性交して子孫を残し続ける。そのあたりまえのことを普段は意識しないが、Iは電車の中の女子学生を見ながら、その裸を想像していたのだろう。それは別に嫌らしいということでもない。年齢からして当然であるし、また哲学的でさえある。性交中に筆者は現在この世で何組が同じことをしているのだろうと思ったことが何度もある。その割合は人口の1パーセントかもっと低いとして、その点はどうでもよく、誰もがたまにそういうことをするという現実から目を逸らさずに醒めた思いで現状を眺めることが、男のほうが女よりも多いかどうかとなれば、さてどうだろう。女にすればセックスの最中に男に冷めてもらっては困るから、ひたすら熱く体を求めてほしいだろうが、人間は性交中でもふざけることが出来る。性交以外のことを考えるのを「ふざけ」と言えるのであればの話だが、「ふざけ」を遊びと捉えると、さてそれはロジェ・カイヨワの遊びの分類ではどのカテゴリーに属すかと真面目に考えながら性交すると、女は「ふざけんな!」と怒るか、あるいはそれが笑いを伴ったものであれば、なかなか楽しい性交になる気はする。本題に入る。茨木市内北部の西国街道沿いの家並みが今日の写真からわかる。歩きながらどの家でも性交が行われていることを考えなかったが、男女が暮らし、子どもを育て、老人も住むことは実感した。そして今日の3枚目の下の写真は街道から右手の坂を上ったところにイスラムの寺院があることに気づいて撮った。昨日の地図ではDの地点だ。手前の古い木造住宅は壁板が半ば剥がれ、茨木市内でもさびれた地域に思えた。イスラム系住民が増えれば礼拝所は必要となる。この寺院は市内に多い大型倉庫などに勤務するイスラム系労働者が集い、街道周辺に彼らの住まいが少なくないことを思わせる。となれば日本人との性交があって当然で、混血の速度はきわめて遅いながらも、日本はいよいよハイブリッド化して行く。その過程で差別やいじめがあって、ひどい場合は殺人も起こるが、そういうことは日本でも昔から経験して来ていることで、想定のうちだ。ひとつ微妙なことはイスラム教が日本の宗教とどう混じるかだ。新興宗教として神道とイスラムを合体させたものが出て来ないとも限らない。その思いはかなり以前に書いたことがある。八百万の神の国であるからには、イスラムも加えて日本独自のイスラム教が出て来れば世界平和につながるのではないか。
●西国街道、その33_b0419387_12112995.jpg

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by uuuzen | 2023-12-16 23:59 | ●新・嵐山だより
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