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●「幼なき葉 どれも似つつも 個性あり 色も形も 柔さ香りも」
るは 幅かさばるの デカ尻や 巨漢睨みつ 両足広げ」、「騙された 騒ぐお客の 勘違い よくよく見れば 違い明らか」、「雑草を 抜くたびに 聞く 痛みの悲鳴 吾はサディスト」、「知らぬ間に 花満開の 高き木を 見上げて黙る 嬉しさびしき」
●「幼なき葉 どれも似つつも 個性あり 色も形も 柔さ香りも」_b0419387_12343176.jpg
今日の2枚の写真は今日撮った。最初のものは今月11日の『ザッパニモヲ 母の日ライヴ』に合わせて同じ日に描いた鶏頭の発芽を、ほぼ同じ角度からの9日後の現状だ。鉢に芽生えて来た双葉の数は7つであった。それが今年のザッパニモヲのメンバーの数に等しいことを描き終わってから気づきながら、その符合に別段何らかの暗喩を感じず、ただそれら幼葉の配置が正方形の画面にそれなりにうまく収まり、また色彩の配置が面白くなるようにと、鉢の向きを調整した。鉢の上縁の楕円形を描き込もうかと一瞬迷いながらそうしなかったのは、画面上部の余白が天を表わし、そこに鶏頭が悶々としながら希求する雨をもたらす入道雲を描くつもりがあったからで、抽象的要素はその雲のみでよいと判断したからだ。ともかく、7つの発芽の絵は配置も形も実物どおりで、故意に変えていない。また画面両脇に全体が緑色の発芽がある構図に偶然の面白さを思いながら、同じ種子からそのような異質な芽が出ることを不思議に思わなかったのは、今日の2枚目の写真から説明出来る。この写真の中央を占める大きな長い葉の群れは3月下旬に咲いたヒヤシンスのその後だ。鶏頭の種子を蒔く数日前すなわち4月10日頃に赤の縦長楕円で囲む幼葉が発芽した。それが鶏頭であることは即座にわかり、全体が緑色である様子は去年蒔いた品種から当然と思った。今年の鶏頭の種子蒔きの準備として、去年使ったプランターや鉢の土を一旦全部地面にぶちまけ、本来なら土の滅菌処理をすべきところを雑草の根をあらかた取り除き、新たな培養土を混ぜただけにした。その時にあまった土をヒヤシンスの葉の根本に加えた時に、去年の鶏頭の種子が混じって発芽出来る環境となった。つまり筆者の予期せぬ形で種子は生き残って勝手に育ち始めた。鶏頭は生命力が強い。毎年種子を蒔かなくても同じ場所で咲く。またそのような、つまり雑草的なものほど育ちはよく、鶏頭の種子がおそらくあまり売れず、したがって種苗会社がほとんど扱わないのは、人が手間暇かける必要がなく、言い換えれば園芸向きではないからだろう。充分面倒を見てやる必要のある植物や動物のかわいさは言うまでもないが、放っておいても元気で生きて行くものも愛おしい。貧乏そのもので、金のかかるものが身の回りに何もないのに、野生児のごとく快活に生きて行く子どもは、昭和半ばまでは日本の大半を占めていた。そう思えば、園芸会社が増え、通販制度の拡大化は昭和後期からであろう。昨今のペット・ブームも同じで、金をかけることが愛になっている。そのよき面もあるが、それがいずれ害悪になる可能性を秘めることをも人は知っている。
●「幼なき葉 どれも似つつも 個性あり 色も形も 柔さ香りも」_b0419387_12350324.jpg 話を戻す。今年蒔いた鶏頭の種子の発芽は緑の縁に臙脂茶が取り囲み、全体としてもうすでに葉や茎に赤が勝る品種であることがわかる。前述のように2枚目の写真の赤い楕円で囲った鶏頭は、最初は全体が緑であった。今では茎のみ赤く、これは成長しても同じだ。それはさておき、全体が緑の幼葉の鶏頭の発芽を知っていたので、鉢から芽生えて来た7つの幼葉のうち、両端のふたつが全体に緑色であることに不思議を感じなかった。「ああ、土に混じっていた去年の種子が芽生えて来たな」との思いだが、描いた11日から3、4日して様子がおかしいことに気づき始めた。それが確定的となったのは一昨日だ。今日の最初の写真で緑の楕円で囲ったように、縦方向ではなく横に伸び、明らかに鶏頭ではない。筆者は間違って11日のライヴ客へのお土産として、正体を知らない雑草の発芽を23枚の画面の両脇に同じように描き込んだのだ。これは由々しき間違いだが、ザッパニモヲの7人のうち、どのふたりがそれに該当するのかと、今度はその隠喩をぼんやり思い浮かべながら、その想念をまた振り払った。2枚目の写真の緑の楕円で囲った幼葉も同じ雑草だ。これは数日前に別のプランターに育ったものを抜いて植え換えた。購入した鶏頭の種子は、今年は鉢に直接蒔いた。そのほとんどが発芽したと思うが、いずれは育ちのいいものを残して他はすべて間引く必要がある。放置すると全体に育ちが悪く、結果種子をたくさん残せない。現在筆者は毎日発芽状態にあるプランターと鉢を覗き込んでは雑草を抜いているが、そのほぼすべてはクローバーで、これが鶏頭の発芽の数倍から数十倍はある。雑草的生命力としてクローバーは鶏頭より数段勝るも、鶏頭のように背丈が大きくならないのでそれは当然かもしれない。クローバーに混じって出現したのが今日の2枚の写真で緑で囲った雑草だ。これはよく見かけ、笹に違いないだろうが、正確な名前を調べる気になれない。最初の写真のそのふたつの発芽はいずれ引き抜くとして、2枚目の写真のものは成長をしばらく見届けるつもりの雑葉で、鶏頭の発芽鉢から引き抜いて植え替えた。わが家には筆者が植えたのではないのに、種子が飛来して成長している楓と藤がある。その勢いたるや、大幅に剪定しなければ3,4年で高さ3メートルにはなる。見栄えの悪い雑草は根こそぎするが、楓や藤となれば花札に描かれる日本の古典の植物で、まあいいかと放置している。それはさておき、真夏の赤い鶏頭は逞しさの象徴だ。本当は鉢ではなく、地植えしたい。去年それを隣家の裏庭で1.5平米ほどの面積で試みながら、ほとんどまともに開花しなかった。今年は早蒔きと遅蒔きを考え、種苗会社から買った種子の半分を残した。土壌をさらに改良して来月には蒔くつもりでいる。「鶏頭の 赤い花見て 愛おしき 野に生き目立ち 長く枯れずに」
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by uuuzen | 2024-05-20 23:59 | ●新・嵐山だより
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