「
檗(きはだ)にて たくわん染めて 食わんかな 黄色楽しや 薬にもなる」、「未成年 運転未熟 激突死 あれほど言った 飛び出すなよと」、「つまらぬは 死ぬことなりと 知りつつも 日々つまらなく 目覚めては寝て」、「リタイヤし 毎日散歩 同じ場所 やがて歩けず 誰も気づかず」

先月末、天理参考館を見た後、どこへ行くかを決めていた。ただし地図を印刷せず、記憶した道を東から南へと歩けばいいと記憶した。その道は天理教の神殿の前を横切る車道で、車の通行量は少ない。東側の歩道を歩き始めると、やがて左手に天理大学の施設だろうか、食堂の文字が見えた。「おやさとやかた」のような大きな建物だ。大学の食堂は学生以外も利用出来る場合が多いが、そこではわからない。若干空腹を覚えながらその食堂を過ぎた辺りで道路を横切って反対側の歩道に入り、しばらく行くと橋の上か、堰がすぐ背後にあるようで、そこに今日の最初の写真の看板があった。「飛び出しボーヤ」の変種で、付近に子どもがいることを示す。そのようには見えないが、工場のような建物やまたその奧には民家もわずかにありそうだ。写真ではあえて奧に独立した「おやさとやかた」を収めた。これが何の施設かは、そのまま道を突き当りまで行き、右手に折れた辺りでわかった。天理教の海外施設を掌握する建物のようで、布教関係を司っているのかもしれない。角を曲がる頃にさびれた古い店が一軒あり、それを過ぎて間もなく、コンビニがあった。昼食時のせいか、天理教の黒い法被を着た男性が10人近く店の前のたむろしていた。車道沿いであるので、天理教の信者以外の人が運転中に気づいて利用することが多いだろう。筆者は運転しないので道路については無知で、天理市内にどのようにどのような道路が走っているのか知らず、関心もないが、このコンビニ前の道路は眺めがのどかで、それだけに車道がなければもっと気持ちいいのにと思った。道路は比較的新しいのではないか。昔は当然地道でもっと幅が狭かったに違いない。そして車が走るようになったので、前述の「飛び出しボーヤ」の看板が必要になった。この看板を見つけた時、久しぶりに「飛び出しボーヤ」の投稿が出来ると思った。写真1枚では投稿しないが、実は3月2日に天理を訪れた時、近鉄の駅からひたすら西に歩き、今日の2枚目の左右の市販の看板を見かけた。最初は左の「ジョーヤ」を見つけ、それから200メートルほど先に右の「ボーヤ」を見かけたが、その時はもうそれより先に真っすぐ続く道を行っても無駄と悟り、そのすぐ後に西から自転車でやって来るおばさんをつかまえて天理図書館の場所を訊ねた。その女性しか人影を見かけず、彼女が急に筆者の眼前に飛び出して来なければさらに付近をうろうろおろおろした。ともかく、天理市内に「飛び出しボーヤ」の看板はあり、市販品と手製の双方を紹介することが出来る。

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