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●撮り鉄の轍踏み蘇鉄読み耽り、その36
烈な 人に覗くや たまの笑み 太陽出たよ 厚き雲から」、「サウナにて 我慢比べの 汗流し 仕事をもっとと 妻が水かけ」、「体力が 落ちて現る 弱き箇所 敵の攻め込み 自然の摂理」、「ひとりごと 怒り目立って 憐れかな いじめし者の 不幸を望み」
●撮り鉄の轍踏み蘇鉄読み耽り、その36_d0053294_23454182.jpg
街を歩いて見つける蘇鉄は筆者の行動範囲が決まっているのでもうほとんどない気がしているが、それでもたまに新たな存在に気づく。今日の最初の写真は去年12月11日、木島櫻谷展を見た後、バスに乗って白沙村荘の敷地内にあるレストランNOANOAに行った際、筆者ひとりで銀閣寺道のバス停を少し南に下がった場所に行って撮った。9月に白沙村荘を初めて訪れた時も同じバスに乗り、バスの中からこの蘇鉄に気づき、同じように家内を待たせたまま筆者は写真を撮りに走ったが、帰宅して調べると写っていなかった。それで白沙村荘にはまた訪れるつもりでいた。道路際に人の背丈ほどのなかなか立派な蘇鉄が地植えされ、これ以上大きくなると葉の何枚かを切り落とさねばならなくなるようで、今後どう育つか見物だ。以前に紹介した新丸太町通り沿いの同様の大きな蘇鉄は、植えられた場所が若干まずく、片側は鉄筋コンクリートの壁にくっつき、道路に面した側は歩道に大きくはみ出ていたので、去年数枚の葉が中間部でばっさりと切られた。その姿が何とも無様で、憐れに見えて仕方がない。さりとて今から掘り起こして移動させることは困難で、現在の半ばいじけた形のまま成長し続けるしかない。その点、この銀閣寺近くの玄関前の蘇鉄は伸び伸びと育ち、見ていて気持ちがよい。人間でも同じことが言えるのだろう。今日の冒頭の第4首は最近三条大宮近くで見かけた70代の女性を思い出して詠んだ。女性は交差点北西角のやや広々とした場所にいて、周囲に歩行者はおらず、筆者はその女性のすぐそばを通りがかった。すると女性とわずかに視線が合ったが、彼女はぶつぶつとひとりごとしながら、憎き相手を罵る口調であった。70年以上も生きると悔しいことは誰しもたくさん経験する。筆者もそうで、たまに夢でうなされ、体を大きく動かすことがある。横に寝ている家内に足の蹴りや腕のげんこつが当たり、家内は悲鳴を上げながら筆者を揺り起こす。その夢の理由はよく知っている。筆者は貧しい生活を続けて来たので、経済力のなさを身内から何度も面と向かって嘲笑されたことがある。相手の理屈はこうだ。「自分で賢い自覚があるなら、もっと稼いでみろ」つまり世間では賢い人は金持ちになるはずであって、金持ちはみな賢いと自惚れる。まことに世間は金こそがその人の価値を決める要素で、ネットの有名人もみななりふり構わず金儲け自慢をする。そして彼らは見事に全員醜悪な顔を晒しているのが面白い。それはともかく、夢遊病者のような先の女性はとても憐れであった。癒えない心の傷を抱え、今後はそれがもっと大きく開くだろう。
●撮り鉄の轍踏み蘇鉄読み耽り、その36_d0053294_23460194.jpg 2枚目の写真は去年12月25日に家内と大阪に出た際、天神橋筋商店街を少し外れたところで見かけた。下方の葉が枯れていて、全部きれいに切ってやればいいのに、放ったらかしのようだ。電柱の際のせせこましい場所で、何もないよりかはましだが、かなり窮屈そうだ。わが家の2鉢の蘇鉄も葉の一部が白茶に枯れることがある。鋏で切ってやると見栄えがよくなり、ほんのわずかに株が上方に成長したように感じる。葉全体が枯れる場合はいいが、不思議なことに葉のごく一部の数本が白茶に変化することがある。たいていは先の尖った部分から枯れるが、中間部からそうなる場合もある。その枯れた色はとても目立つので、筆者は見つけ次第鋏で枯れた部分のみ切り落とす。そのことが蘇鉄にとってありがたいのかどうかわからないが、枯れた葉は緑に戻らないので、不要のはずだ。人の歯がところどころ抜けたように見え、切ることはあまり気が進まないが、蘇鉄に対峙し、きちんと世話していることが蘇鉄に伝わると筆者は信じている。それはいいとして、なぜ葉が部分的に枯れるのか。原因はわからないものの、蘇鉄にとって環境があまりよくないことは確かだ。それを改善させてやりたいが、葉を四方に大きく広げ、もはや別の場所に移すことは難しい。最近何度かその鉢のひとつを別の場所に移動させようとしたところ、鉢の底から根が地中に生え出ているようで、びくともしない。そうなればそのまま鉢を割って地植えしてやれば蘇鉄は喜ぶだろうが、そうした後に成長に拍車がかかり、将来処置に困るほど大きくなる可能性がある。それで移動しやすいように鉢植えのままにしている。3枚目の写真はつい先日の2月22日に撮った。これもそれ以前に見かけて撮影しながら、写っていなかった。それでまた岡崎に出る用事が出来たのでついでに立ち寄って撮った。背後の右は画廊で、左は何かの店だが、この蘇鉄はどちらの家の所有か判断しにくい。まだどうにかひとりで持ち抱えることが出来る大きさで、一般家庭ではこれくらいがちょうどいい。その一般家庭とは収入が平均並みとの意味で、金持ちは巨大な蘇鉄を庭に植える。家内には悪いが、筆者はこれまで本気で稼ごうと思ったことが一度もない。金儲けに本気を出す男は動物的で、女性には魅力的に映るだろう。それで悪いことをしてでも大金をつかもうとする男女がいるが、贅沢な暮らしを求めると切りがない。地球の全財産を持ってもまだほしがるはずで、ひとりでいる時、きっと彼らは怒りのこもったひとりごとを言う。かつて自分の貧しさを蔑んだ人物の顔と言葉が忘れられないからだ。それを忘れるためにはさまざまなことに関心を抱き、その追求を続けることだ。そして誰も読まないのを知りながら、こうして思いを吐き出すこともよい。筆者は他者に全く期待はしておらず、誰かに好かれたい思いもない。蘇鉄のように強く生きるにはそれが一番だ。
●撮り鉄の轍踏み蘇鉄読み耽り、その36_d0053294_23462733.jpg

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by uuuzen | 2023-02-27 23:59 | ●新・嵐山だより(シリーズ編)
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