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●「コロナ禍の 鬼を気にせず 豆を撒き いつもどこでも 鬼に注意す」
笑の わざとらしさに 苦笑しつ 初の出会いで 親しみ測る」、「交渉の もったいぶりを 高尚と 互いに思い こうしようかと」、「吾先に 餌に群がる 鯉や鳩 節分会での 豆撒きが真似」、「吾先の 浅ましさ知り 身を投ず 運は自ら つかむものかと」●「コロナ禍の 鬼を気にせず 豆を撒き いつもどこでも 鬼に注意す」_d0053294_18041735.jpg 去年と一昨年はコロナ禍のために天龍寺での節分会は豆撒きは行なわれず、それに甘酒や樽酒の接待もなく、法堂前は閑散としていたが、恒例の地元小中学校の児童生徒の書画展を見に行った。今日は午後1時16,7分にひとりで家を出て、春の明るい陽射しの中を速足で天龍寺に急いだ。天龍寺前の商店街は大勢の観光客で、早歩きするには彼らをうまく避けねばならない。彼らのほとんどは商店街から天龍寺境内を西へ百メートルほど入ったところにある法堂前で豆撒きがあることを知らない。その分撒かれた豆の袋を獲得する競争相手は少ない。境内に入って法堂に向かっていると、向こうから何人かが笹を手にやって来る。豆撒きはまだ終わっていないはずで、彼らは豆撒きがあることを知らないのだろう。そう思ってさらに足を速めて法堂が遠くに見える場所に出ると、法堂前の舞台に関係者がぽつぽつと上がり始めた。法堂前には百人ほどの人が立っていて、みな臨戦態勢で舞台上を見つめている。筆者はその人だかりの最後尾から隙間を見つけて前に割り込んだ。そこで豆撒きが始まった。高齢者のひとりが無料の振る舞い酒の紙コップを手にしていたことに気づいていたが、豆撒きが始まった瞬間、その人の酒が筆者のコートにぶち撒かれた。酒なので清めと思えばよい。それに安物の衣服なのでかまわないが、豆撒きが始まる前に飲んでしまえばいいものを、高齢者はそういう気配りが出来ない人もいる。ともかく筆者も充分高齢者で、傍若無人ぶりには気をつけるべきと自戒する。豆撒きは仁義なき戦いと言ってよく、2,30粒入った小さな紙袋は熾烈な争奪が繰り広げられる。手足を踏まれないように地面に落ちたその袋を拾うのは小さな子どもが最もうまいが、今年は平日のためかそういう子を見なかった。集まったのは大半が高齢者で、地元住民は観光客よりも圧倒的に少ないだろう。そのことは「風風の湯」の常連客からもわかる。そこでは観光客は常連客の数十倍は多い。豆撒きを目当てに天龍寺の法堂前に行こうとする地元住民は稀有と思ってよいが、筆者はこの節分の日和を毎年楽しみにしている。ようやく寒さから解放されるという春への期待感が湧き立ち、体の芯に熱意の高まりを感じる。そこでいつも思うことは人間も動物や植物と変わらないことだ。それに高齢になっても活力がみなぎって来ることに命の不思議さを思う。こう書けばまるで筆者は成長期の子どもであると錯覚しているようだが、節分が近づくと元気さが確かに格段に高まると感じるのは珍しいことではないだろう。人間も動物であり、また植物のように春の訪れは嬉しい。
●「コロナ禍の 鬼を気にせず 豆を撒き いつもどこでも 鬼に注意す」_d0053294_18044877.jpg 一昨夜「風風の湯」で85Mさんから天龍寺の節分会の豆撒きは何時に実施されるかを訊かれた。筆者はたぶん11時半と1時半、3時半と答えながら、調べて後日つまり2日後に同湯で伝えると言った。帰宅して2日後の夜は節分会が終わっていることに気づいたが、85Mさんの電話番号を知らない。奧さんがスマホで調べるだろうと思って気にしないことにした。それで先ほど「風風の湯」で85Mさんに会うと、午後3時半の豆撒きに出かけたとのことだ。そして感想は豪華さに欠ける豆撒きゆえにもう二度も訪れないということだ。85Mさんは家の事情で子どもの頃から節分の豆撒きはしなかったらしい。宗教上の理由か、生まれ故郷の淡路島のある地域では鬼退治の豆撒きは御法度になっているのかもしれない。筆者はここ4,5年、天龍寺の豆撒きの話を85Mさんにし、今年もそうしたので、ついに筆者に時間を訊ね、行く気になったのだろう。筆者が出かけたのは1時半で、85Mさんが境内を訪れた頃には家内と嵯峨のスーパー巡りをしていた。会えば樽酒を飲みながら眼前に展示される子どもたちの書画の品評で話は盛り上がったと思うが、85Mさんは書画好きではなさそうなので、「みんな下手やなあ」の言葉で一蹴されたかもしれない。今日の写真の様子は毎年同じであるから、一度投稿すれば充分だが、今年は今年の雰囲気があるし、節分という区切りにおいて同じような場面の写真でも新しいものを使うことは気分がよい。85Mさんは3時半の豆撒きに群がる人の数は百人ほどと言ったが、1時半も同じで、3年前のコロナ直前の中国人などの外国人観光客が大勢集まった時に比べると閑散のムードが強かった。それで豆撒きは10袋ほど拾ってまあまあの運だ。白い着ぐるみの「月橋渡」は遠くに投げず、三方に載せた大量の袋を何度も真下に全部一斉に落としていたが、豆撒きとしてはルール無視でいただけない。本人はふざけて目立つつもりであったかもしれないが、それならスシロー舐め男と大差ないではないか。真下にも遠くにも、そして人の輪の半ばにもまんべんなく撒く気配りが正しい。豆撒きの後、ほとんど誰もいなくなった頃、家内がやって来るのを待ちながら、今日の2枚目の写真に右端のテントに入って展示を見ながら係員2名と雑談した。その間に家内がやって来てスーパーに向かい、百メートルほど歩いたところで、2枚目の写真の大テントで巫女が恵方巻を販売していることを思い出し、それを買いに戻った。3枚目の写真は戻った際に北側の出入り口前で撮った。煙は訪れる人が暖を取るために太い青竹を燃やしていたからで、節の破裂音が出ないように若い男性が大きな木槌で叩き割っていた。恵方巻は10本ほど売れ残っていて、2本買った。スーパーの商品のほうが豪華で安いが、縁起物と思えばよい。なお抽選券がもらえるのは2500円の笹を買う人のみで、筆者は買わない。
●「コロナ禍の 鬼を気にせず 豆を撒き いつもどこでも 鬼に注意す」_d0053294_18052576.jpg

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by uuuzen | 2023-02-03 23:59 | ●新・嵐山だより
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