「
竿竹を 焚いて暖取る 登校時 パンと鳴る音 驚きはしゃぎ」、「食用の 菊を作ると 言いし人 妻と別れて 畑を捨てて」、「色と数 賑やかに咲く 菊見事 目立たぬ白が 主役と言えり」、「タンポポが キク科と聞いて なるほどと 子ども心に 似ることを知り」
このブログは写真と文章を載せることを基本としている。写真はほとんど散歩中のもので、撮る気になることは心の琴線に響くからだ。撮って忘れてしまうものもあるが、たいていは撮った時のことをよく覚えている。ところがブログに使う機会がないままになる場合がある。今日の最初の写真は4年前の11月12日の撮影で、場所は向日市のすぐ近くの京都市内だ。当時ブログに使わず、そのことが4年も気になり続けていた。没にするにはもったいないほどによく咲いていて、写真の構図もまあ面白い。当時は2週間に一度くらいは向日市に自転車で出かけていたが、コロナ禍になってから足が遠のき、半年に一度以下の割合になった。それで3日前の21日、およそ半年ぶりに自転車で往復した。ゆっくり走れば片道1時間は要する。出かける前に目的地の近くで今日の最初の写真の白菊を撮ったことを思い出し、同じように菊が咲いているかと期待したが、別の花が植わっていた。残念。だがそういうものだ。帰り道で同じような白菊がないかと注意していると、2,3か所で見かけた。そのうち最もブログに載せてもいいと思うのが今日の2枚目の写真だ。植木鉢からこぼれ咲いているのが野趣があってよい。晩秋の白菊は寒々しいが、言い換えればそれだけ清潔で、菊は白い花弁に黄色の蕊が理想に思う。昔からそう思っているので今日の最初の写真の菊に魅せられて撮り、そして今日は4年ぶりにブログに使う機会が訪れた。ところで、筆者は花の色としては白が一番、赤がその次と思っている。そう言えば筆者らは結婚式を挙げなかったが、写真館で30代前半にふたりで写真だけは和洋の2種類を撮った。和はもちろん黒紋付袴と白の打掛と角隠し、洋は上下白のタキシードと深紅のドレスと髪飾りだ。その写真を10年に一度くらいは取り出して眺める。あたりまえのことながら家内も若い。衣類の赤は色合いがさまざまで、女性の衣服で筆者が理想とする赤はめったに見かけない。好きな色合いの赤い服を見かけては家内に着せようと思い、また実際に買うこともままあるが、家内は昔からベージュが好きで、もう赤を着る年齢ではないと言う。それはそうかもしれないが、たまには筆者好みの色合いやデザインの服を着てほしい。以前に書いたことがあるが、ふたりで出かけると離ればなれになった時に家内が困らないように筆者はなるべく目立つ色合いの服を着る。それに還暦祝いをしなかったせいか、筆者は赤い服をいろいろと所有している。赤は見ているだけで熱くなるので、寒くなって来た頃にはいい。それでこれを書く手元で灯すランプも真っ赤なハート型だ。
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