「
鉤で釣る 太鼓破らず 雷公の 四苦八苦して 長雨続き」、「金増やし 使い道なし 意味はなし 梨でも食べて 梨園の話を」、「金持ちに なる早道は 人殺し さびしき人を 騙すさびしさ」、「株の値に 一喜一憂 三昧で あれよあれよの アレアのスリル」
22日に銀行から電話があった。3か月前の5月13日に家内と訪れ、説明を受けた外貨定期預金の期日が来たのだ。この3か月は急激なドル高が続き、1ドルが150円になりかけ、「風風の湯」では嵯峨のFさんがその話をよくしてくれた。筆者が銀行に百万円をドル建てで定期預金したことを話したからだ。預けた時は1ドルが128円ほどだ。百万円は7800ドルほどになり、3か月後に1ドルが仮に138円になると7万8000円の儲けとなるが、銀行は証券会社の倍の手数料の1ドル当たり1円を徴収するので、7万円ほどの収入になる。ドル高が当分続く気配で、Fさんはてっきり筆者が7万円儲けると思い込んでいたが、筆者は改めて説明した。ドルの上昇具合に関係なく、筆者に支払われるのは2400円ほどで、ドル安になれば預けた百万円はドルに換算されたまま、損失分が引かれた金額が通帳に記入される。またそのドル通帳の金額を円にしてもらうには、銀行に手数料を1ドル当たり1円支払う。この最初の契約をFさんに話したつもりが、Fさんは勘違いしていたのだ。そして22日の夜に「風風の湯」で伝えると、Fさんは筆者が銀行の口車に載せられた挙句、本来の7万円の儲けの大部分を銀行が受け取り、わずか2400円の涙金をもらって筆者が喜んでいることが信じられないと言った。3か月前に書いたように、筆者はFさんとの話のネタになればよく、損得はどうでもよかった。そういう性格であるので年中金欠状態だが、まあ今回は幸運の女神が微笑み、損せずに済んだ。それに百万円を3か月間、銀行に預けても2400円の利子はつかない。そういう低金利時代で、首相も投資を勧める。筆者は所持金を株の投資で増やす考えは毛頭ない。リスクが怖いからではない。投資について学ぶことが面倒臭く、また魅力がないからだ。投資で数億円稼いだとして、さらにその金で投資を続けるという切りのない人生を歩もうとは思わない。お金は使って初めて威力を発する。持っているだけで使わないのであれば、1兆円あっても生活は何も変わらない。それに1兆円あれば凡人は豪華な車に豪華マンション、豪遊と、絵に描いたような生活を見せびらかすが、まあ凡人なのでそれでよい。酷いのはそういう贅沢な暮らしを実現させるために人殺しをすることだ。4,5年前に書いたことがあるが、高齢化が進む一方で貧しい若者が増えると、高齢者の金を殺してでも奪おうとする若者が増える。これはあたりまえだ。殺さなくても言葉巧みに巻き上げる後妻業も増え、昨日逮捕された高槻の女性と養子縁組して殺害した男の同類も今後は続出する。
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