「
狗の子を 愛でる童を 目細める親 人を見守る 神の飼う狗」、「宅配の 人の魂 逞しき 切磋琢磨で 拙者宅まで」、「あくまでも 熊手空くまで 待つがよし 飽いて急いては 悪魔に運が」、「雷も 花火の音も 聞く夏の 蒸したる夜に サウナで身蒸す」
先週の水曜日、「風風の湯」で嵯峨のFさんが言った。「今夜は花火があるそうやで」。それから30分ほど後、一緒にサウナに入っていると、突如大砲のような音が響いた。狭いサウナ室の正面の小さな窓から打ち上げ花火のかけらが見えた。それから5分ほど花火は続いた。各地の有名な花火と違って、花火は小玉で、打ち上げられる高さも3,40メートルだろう。2年前の8月にも同じ場所、すなわち渡月橋から200メートルほど下流の桂川右岸から花火が5分ほど上がった。コロナ禍が一時も早く去ることへの祈願だ。その効き目がなかったのか、コロナは相変わらず収まらない。去年は花火がなかったので今年は急になぜかと思う。回覧板で告知はなかったはずで、理由はわからない。京都のコロナ感染者数も激増中で、嵐山に花火目当てで大勢の客が集まることは避けたいであろうし、ならば花火を上げる必要はないが、Fさんは去年のものが使いものにならなくなる前に使おうとのことだろうと言う。おそらくそうだ。来年まで保存してもたぶん湿気で駄目になる。それでまだ夏休みの猛暑の間に使うことになったのだろう。帰りがけにフロントの男性で話すと、明日は亀岡のスタジアムで花火大会があって、有料席では3000円ほど徴るだろうと言う。大勢の人が押し寄せるはずで、もう誰もコロナ感染を深刻に考えていない。10日の嵐山の花火を見た人はとても少なかったと思うが、家内がTVで知ったことによれば、亀岡の花火大会は大変な人出で、昔の明石での花火大会が終わった後の人身圧迫事故が生じないように、帰宅する人に注意がしつこく喚起され、事故は起こらなかったという。さて、今日は「風風の湯」のスタンプ・カードが満印になった。前回は6月27日で、やはり1か月半要する。カードのデザインは6月から内側が変更になり、スタンプを捺す面が淡いカラー写真となったため、紫色のスタンプは見えにくい。それで評判は悪いが、たくさん印刷したはずで当分はこのデザインのままだろう。一番上は息子のもので、この新デザインのカードは初めはオオサンショウウオのキャラクターがモノクロで印刷された。その発行数はごくわずかで、息子はそれに当たった。息子はここ1か月以上は帰宅せず、LINEを送ると既読になっても行方不明のままだ。40近い歳の男なので、どこでどう過ごそうが心配するに及ばない。それに帰宅しても蒸し暑いだけで、またコロナを持ち込むと家内の体が危うくなる。そのことを伝えてあるので涼しくなるまで、またコロナ感染者数が激減するまで帰って来ないだろう。
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