「
潰れ酒 夜中に目覚め ここはどこ 鞄なくして 心潰れて」、「おいしいと 思わず飲むや 日々の酒 苦きを忘れ さらに苦しき」、「酒好きで 命縮める 例多し 飲まずにいても 寿命変わらず」、「酒で胃を 消毒します コロナ禍は 度数の高き ウォッカ一番」
尼崎で46万人分の市民のデータが入ったUSBを酔い潰れた下請け会社の男が紛失した事件があった。よほど気の合う者と一緒に楽しい酒を飲み、そのことだけを取り上げると酒の効果としてはいいことだ。「風風の湯」は毎週水曜日がカップ入りの生ビール一杯500円が200円で飲める。85Mさん夫婦を初め、常連客に歓迎されているが、筆者は一度飲んだだけで、自宅に帰ってもっと強い酒を飲むことを好む。だいたい風呂上りにビールという定番が気に食わない。それは多分にTVのコマーシャルに感化されている。30年ほど前、尿道に砂がたまってのた打ち回って苦しんだことがあり、医者からその砂を軟らかくする薬を与えられて飲むと、2週間ほどは毎回黒い砂粒が尿に混じって出た。医者はプリン体の多いビールは飲まずにウィスキーがいいと言うのでその後はビールをあまり飲まなくなった。ビールだけで満腹になる気がするのでなおさらだ。もともと筆者はウィスキー党で、よく飲み歩いた先輩はまずビールの大ジョッキを注文するので、筆者も外で飲む時はいつもビール中心であった。その後先輩はカクテルを覚え、筆者もその世界に踏み込み、今につながっているが、ビールや日本酒、そしてワインといった度数の低い酒よりも40度以上の酒が好きで、今年に入って筆者のすぐ脇には常に10種類ほどの瓶が並んでいる。数か月前、甥がその様子に驚いたが、まあ現実であるのでいいかとも思う。隣家にはたぶん100本ほどはいろんな強い酒があって、筆者はそれらの味を確かめ、時にカクテルにして味がどう変わるかの実験をしている。ウィスキー以外ではウォッカが最も好きで、今日は度数96度のポーランド製の栓を開けた。裏面に「火気厳禁」の表示があるが、食道と胃を燃やすことはかまわない。さすがに96度をそのまま飲むと鼻にあまりにきつく、ラム酒のコーラ割りの「クバリブレ」(キューバに自由を)に倣ってコーラで割って「ロシアリブレ」にして先ほど2杯を一気飲みした。苦い野草の味があって、コーラを数倍濃縮した感じだ。ウクライナ侵攻後にロシアはウォッカの輸出を止めたが、東欧産はあるし、日本でも作っているのでバーは困らないだろう。今日の写真の左はギリシアの40度の「OUZO」(ウーゾ)でもうほとんど飲んだが、アブサンと同じく透明であるのに氷、水で割ると白く濁り、その化学変化が面白い。食前酒とされ、独特の植物のきつい香りがあってギリシア辺りの食べ物と一緒に飲まねば本当のおいしさはわからないだろう。それでも東南アジアの強い酒とは全く違うその香りはギリシア辺りを旅している気にさせる。
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