「
挑まれて 逃げるが勝ちと 兆さんは 桃を眺めて ひとり跳ぶや」、「イドメネオ 挑めぬ神に 言い止めし イダマンテにも いまだ黙りて」、「ギコギコと 技巧鋸 今日も引き コギトギトギト エルゴ進むス」、「エゴがゴー エコええかっこ ゴミはポイ コミュのアミーゴ ミジンコ無尽」

今月8日に嵯峨のホームセンターで鶏糞の袋詰めを買い、自転車の後ろ籠に積んで帰った。25kg入りだ。その重さのために漕ぎ始めはハンドルが取られてふらふらした。鶏糞は牡丹の根元に蒔くためだ。薔薇には牛糞がいいとネットにあったのでそれも買いたかったが、50kgを積んで走ることは無理だ。出かけ直せばいいが、置き場所に困るし、25kgの牛糞は使い切れない。それで鉢植えの白薔薇の根元に鶏糞と培養土を混ぜて厚さ10センチ近く早速撒き、水をたっぷりと与えた。糞には変わりがなく、毒にはならないだろう。何年経っても元気のない白薔薇で、先月25日の天神さんの縁日の植木屋のおばさんに言われたように、植物も栄養を与えねば元気にならない。牡丹だけは花が散って2,3週間後、また冬場に鶏糞を与えることをほとんど欠かして来なかったが、去年の冬で5年ほど前に買った鶏糞がなくなった。わが家の白薔薇は春と秋に開花するが、月は決まっていない。早速鶏糞と培養土をたっぷりと加えると、目に見えて葉が多くなり、やがて蕾が並んでふたつ出来た。ところが3日前の朝、蕾のひとつがうなだれていた。もう数日で開花というのに、ナメクジが這ったような照りがあって茎の一部が痩せて茶色に変化していた。一対の片割れは順調に育ち、いつものように小さな花を咲かせた。今日の最初は17日、2枚目はその翌日だ。土を加えたことのほかに先月末からは毎週火曜日に青色の栄養液キャップ半分をバケツいっぱいの水に薄めて撒くことを再開したので、今後開花の頻度は高まる気がしている。何事も気にかけるほどに応えてくれる。と言いたいところだが、物事はそう簡単ではない。気にかけるにも方法があって、思い込みで勝手なことをすると逆効果になり得る。犬や猫、あるいは人間の子どもは甘やかし過ぎるとよいことにはならないと言われるし、逆に苛酷な放置環境に置き続けてもろくに成長しない。大の犬好きで、警察犬の訓練まで買って出ている夫婦の10代の息子が何度も警察沙汰を起こし、パトカーが家に駆けつけるという話を地元で耳にしたことがある。子どもが言うことを聞かないので親は犬に愛情をかけたのだろうか。何でも育てるには何年も手がかかり、しかも思うようになってくれない。それは精一杯やっていないからだと謗られかねないが、誰しもその人なりの精一杯がある。また精一杯を嘲笑する風潮が増大して一攫千金を望む若者が増えているというが、そういう人は白薔薇は育てなくても買えばいいと考える。もちろん淫売業も盛んで、若い性も金で個人売買される。

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