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●飛び出しボーヤ、その77
倒れ 看板落ちて 用済みの 飛び出しボーヤ 近づき気づき」、「野晒しに されて終えるや 役目あり 飛び出しボーヤ 出番終わらず」、「ネット界 俯瞰出来ずに 闇の中 道はなけれど 看板掲げ」、「連休は することなくて 日が長し テレビと食事風呂に寝るだけ」



●飛び出しボーヤ、その77_d0053294_02013970.jpg嵯峨のFさんが5月の連休は株式市場が休みなのですることがなくて退屈だと言った。旅行好きでないFさんは、まとまった休みに新幹線で九州に赴任している息子さんに会いに行きたいと言っていたのに、思いが変わったようだ。遠く離れている親子がごくたまに会うとして、身軽な子どもが出向くべきだろう。それはともかく、Fさんが退屈な連休を食事とテレビ三昧と毎日の風呂通いだけでやり過ごすとして、どう過ごしても時間は経つから、退屈な連休がたまにあるのは気分が変わっていいのではないか。筆者は一応毎日このブログを書くことにしているので、連休も関係がない。ただし家内はどこかへ連れて行けとうるさい。旅館に泊まる旅が本当はいいが、今のところはさして遠方の観光地に用事がなく、そのための計画を立てることに気が重い。そう言えば名古屋にゴッホ展に行くつもりであったのに、もう終わったか。部屋の片づけや庭掃除を適当にしていると時間は確実に経ち、退屈を感じる暇がない。筆者はやりたいことが多過ぎる。気がかりがあるからで、その原因はこのブログが大きな部分を占めている。それが大いなる時間の無駄と自覚しつつ、ブログを始めた時の計画が一向に終わらず、当分は書き続ける。その計画とは本が上梓されることだが、そのための作業がコロナで一時停止の状態にある。またこの2,3年は新資料が手元にかなり集まり、それをどう反映させるかの問題があり、出版までまだ2,3年は要するか。その本が世に出れば当初の計画どおりにブログをやめていいが、それはその時になって考える。計画や思いはしばしば変わる。ましてや20年近く要している本の執筆となればなおさらだ。さて、先日から気になっていたことをここ2,3日要してようやく投稿すべき写真と地図を完成させた。今日の3枚の画像を作るために10数時間は要した。それは筆者にとっての連休の仮想旅であった。金森幹夫さんは筆者に3年前の秋に奈良県や滋賀県で見つけた「飛び出しボーヤ」の写真を20回近いメールに分けて送信してくれた。それらの大半はもう投稿済みで、もう1回分を残すのみだが、ずっと気になっていたことがある。それは「飛び出しボーヤ」が正確にどこで撮影されたかを確認する作業だ。特に「その72」「74」「75」「76」の4回の投稿に使用したものがそうで、金森さんの撮影順に投稿せず、後述する少年型と忍者型を分けることを優先した。その考えは設置場所からして正しくもあったが、投稿場所が不適切なものがわずかに混じる。それでともかく全写真をグーグルのストリート・ヴューで探り当てることにした。
●飛び出しボーヤ、その77_d0053294_02020712.jpg 筆者は金森さんの写真を投稿用にトリミングし、「飛び出しボーヤ」の裏表の写真がある場合は、それを1枚の写真に左右に並べた。トリミングによって設置場所の周辺情報が減少しているので、当初その加工写真で探していたが、どうしてもわからないものは保存している古いメールからトリミング以前の写真を探した。これが簡単なようでそうでもなかった。金森さんは設置場所の説明はごく簡単で、自動車を運転しない筆者は金森さんがどの道路をどのように走ったかがまずわからない。伊賀と甲賀を結ぶ道を車に乗せてもらって走ったことがないのでなおさらだ。今日の最初の画像は上記の4回の投稿で筆者が使用した「飛び出しボーヤ」の写真を記したもので、金森さんは地図の南から北へと走った。青線がそのルートで、写真の「飛び出しボーヤ」はすべてその線上にある。ただしそのことがわかったのは写真の撮影位置がわかったからだ。青線はそれらを結んだだけで、金森さんは少しは違う道を走ったかもしれない。また今回筆者は青線から外れた場所を4,5時間探したが、その過程で金森さんが撮影していない「飛び出しボーヤ」をたくさん見つけた。それらを地図にたとえば黒丸で表示しようかと考えたが、見落としが多いはずで、不正確なものは不要かと考え直した。また上記の4回の投稿にしても、金森さんからの写真を全部使っておらず、「0型」や京都でも見かける市販品の3枚ほどを省いた。もうひとつの理由は、筆者がストリート・ヴューで知った新たな「飛び出しボーヤ」の大半は上記4回の投稿と同じタイプであることだ。それでわかったことは、「その72」の少年型は甲賀市南部に集中し、忍者型は北部にある。また忍者型の顔は漫画の『忍者ハットリくん』を当初は模倣したが、後に自由に描き変えられるようになった。いずれにしても忍者を観光資源にする甲賀市にとってはPTAを巻き込んで「飛び出しボーヤ」は忍者型にすることを暗黙の了解にしていると想像する。もっと言えば、「飛び出しボーヤ」ファンは甲賀市を特別視する必要がある。「その74」の2枚目の写真は遠く右端に少年型、左端に忍者型があって、近隣には他にも同様にこの2種が接近して立つ場所がある。たぶん学区の境界で、設置したPTAないし団体が異なるためだろう。忍者型は地図で赤い円で囲ったように油日(あぶらひ)小学校と、それより北にある大原小学校の区域にある。「飛び出しボーヤ」の意味合いからして、児童がよく横断する交差点に設置されるが、学校のみの近くとは限らない。たとえば山手を切り開いて造られた新興の宅地にも多い。そこも校区であるからだが、小学校からはかなり離れている。また「その74」の最初の写真のように、工場の敷地の脇道の角に立つ場合もある。背後に鹿の交通標識があるが、少し北に「鹿深の道」がって、それだけ深い自然が残されているのだろう。
●飛び出しボーヤ、その77_d0053294_02024340.jpg ストリート・ヴューで探して簡単に見つかるのは、金森さんの写真に写る情報が多い場合とメールの文章が参考になる場合だ。その代表は「その76」の3,4枚目だ。「0型」が「初桜」と書く酒瓶を持つ。これは地図の最北に位置し、東海道沿いの造り酒屋だ。ただし今日の2枚目の右写真のように現在は「ハツサクラ」と書かれ、ボーヤの服の色も違う。2枚目の左写真は金森さんが走るルートからほんのわずかに外れていると思うが、笑顔の女子の珍しい型だ。初桜の酒屋のすぐ北東の医院近くの交差点だ。話が前後するが、投稿した「飛び出しボーヤ」の全位置を確認したかったのは、「その76」の最初の写真がどこで撮られたものかさっぱりわからなかったからだ。というのは、写真に「富士……」の横長の青地の看板があり、それをトリミング以前の写真を確認すると「富士スタジアム」で、ゴルフ場であることがわかったが、その周辺を2,3時間調べても該当する場所がわからなかった。それで金森さんの元の写真を見ると、奧に「コムウッド」らしき文字の看板が見えた。後者を頼りにしてそれが野洲川に架る橋の南詰めの手袋工場「光」の前であることがわかった。この川沿いの道路はそれより南部の工場が集中する山間部を抜けたところにあって岩室地区と呼び、ストリート・ヴューで見ても気分が明るくなる。同じ岩室地区であるのに「その75」の4枚目に載せた「飛び出しボーヤ」はとても滑稽な表情で他の忍者型とはかなり違う。金森さんのメールには岩室地区と書いてあったのに、それを確認しないまま探し続けたが、場所は背後の鉄塔からわかった。「その75」の1枚目は背後の連立した塔を目印に探した。これは工場地帯の最南部に位置する。金森さんは「飛び出しボーヤ」を撮影するために車を降りたのだが、もちろん他の写真も同様で、その労苦を思えば筆者が撮影位置を確認してこうして報告することは当然だろう。「その75」の2枚目はストリート・ヴューの2021年12月撮影では同じ状態にあるが、「その75」の3枚目は今日の3枚目の写真のように、青から黄に変わっている。「飛び出しボーヤ」は4,5年が寿命だろう。一方、ストリート・ヴューは毎年撮影されるとは限らず、田舎では10年ほどは更新されない。今日の3枚目の最下段の写真は伊賀から甲賀に入って最初のもので「その74」の最初に掲げた。やはり現在は金森さんの撮影と違って、新しくなっている。地図の北端は水口辺りで、筆者は10年ほど前に二度その町を車に乗せてもらって3人で訪れた。名神の栗東インターを降りて東に進み、用事が住んだ後は信楽高原鉄道の信楽駅に行き、その周辺で近江牛のステーキをご馳走になった。その間あちこちで「飛び出しボーヤ」を見た。今回の仮想旅はそれとは全然違うルートで、金森さんの住む名張市との位置関係や、甲賀市内のたたずまいもおおよそわかった。
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by uuuzen | 2022-05-06 23:59 | ●新・嵐山だより(シリーズ編)
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