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●『トキメキ注意報』
度よし 顔声もよし 店員の 店の客足 コロナで終わり」、「天才も 天災だけは かなわぬ世 忌々しくも 今を楽しめ」、「見上げれば 半月高し 露天風呂 豆投げられた 鬼がひとりで」、「脇役が 光るドラマに 教えらる 人みな生きる 主役となりて」



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ユン・ウネが主演したTVドラマ『コーヒープリンス1号店』の後『お嬢様をお願い』が放送されたのに、録画するのを忘れた。その後だったか、彼女がデザインした服の盗作疑惑があって、活動を一時自粛した。それからどうなったのか知らなかったが、先月ヤフーの画面に彼女の主演ドラマが紹介されていることに気づいた。筆者が利用したことのないGYAOというサービスで、無料で全回が見られるというので、全16話を毎日1作ずつ鑑賞した。2018年の作で、今日はその感想を書く。そう言えば一昨年『愛の不時着』が大いに話題になり、梅津の従姉や妹にそのことを言うと録画したDVDがあるという。貸してもらえるのを待っているが、多くの人の間を回っているようで連絡がない。先ほど調べると同作は専属の配信会社でしか視聴出来ず、その契約の2年間が今月切れる。そのためどこかのTV局が権利を買って放送するのは間近であろう。話を戻して、韓国の女優に関心はないが、ユン・ウネだけは注目している。筆者好みと言うほどではないが、彼女の顔が叔父の今は90歳くらいになっている奧さんによく似ているので親近感がある。久しぶりに彼女の顔をTVで見た家内は整形したと言う。それはない。昔のままに年齢を重ねている。本作当時34歳で、『コーヒープリンス』当時より老けたことは否めず、第1作目の冒頭から彼女のいわば少々肌のたるみが目立つ笑顔を見て残酷さを感じた。女性の最も美しい時期は人によって考えは違うが、顔の皺を言えば10代は30代より張りがあり、見栄えの美しさだけで言えば30代後半は10代にかなわない。俳優は年齢相応の役をすればよく、年齢を気にすることはないが、本作のように恋愛ドラマであれば30半ばの女性が初々しい役をこなすのは限界が来ている。ただし韓国も日本と同じく、おそらく晩婚化が進み、34歳で恋愛結婚を望み、する人はいる。そう考えると本作は30代女性に夢を与えることを意図した点もあると見てよい。もっと言えばユン・ウネが主役としていつまで恋愛ドラマが可能かという厳しい現実、そして40を過ぎれば脇役になるしかないことを想像させる。そのことのよき一例が本作にある。ユン・ウネが演じる女優ユジョンを雇用するマネージャーのジェギョン役で、ハン・ゴウンという。彼女はユン・ウネより9歳年長で、ユジョンを子どもの頃から知っているという設定だ。本作ではアップ場面もセリフも多く、ユン・ウネに負けないほどにファッション・センス豊かな人物として登場し、その大人の魅力に圧倒される。日本で言えば誰に相当するのか思い浮かばない。
 今調べると彼女は1999年の『ハッピー・トゥゲザー』に出演している。このドラマは見たが彼女については記憶がない。当時24歳で、ユン・ウネが22歳で大ヒット作『宮』の主演を務めたことに比べると脇役に甘んじて来たことになる。韓国ドラマは脇役の層が厚く、また持ち味の素晴らしい俳優が揃っていて、脇役がドラマの雰囲気をかなり決定する。見慣れた彼らの演技は安定していて、その安定感は連続ドラマを見ることの醍醐味だ。それでユン・ウネのように20歳そこそこで大ヒット作に恵まれ、その配役のイメージで何歳まで演じ続けられるかとなると、脇役専門よりかえって俳優寿命は短いかもしれない。日本ではアイドル歌手が還暦を超えても昔と同じアイドルとしてもてはやされる現実はある。筆者はそのことに懐疑的で、たとえば松田聖子はデビュー当時と比べて近年は表情が一変し、正直な話、正視したくないし、しない。それと同じようにユン・ウネがそれなりの美貌を保って還暦になった頃、妙な自信から彼女から漂う雰囲気が全く違ったものになることを筆者は想像したくない。松田聖子に見られる、政治家にありがちな変な貫禄と言えばいいか、名声を保ち続けることで失った素直さは、人間として最も大事と思うからだ。もっとも松田聖子の場合、最初から「ぶりっ子」と評されたので、政治家的貫禄を持つ素質はあった。その点でユン・ウネを見ると、彼女には若干それが見え隠れするように感じるが、本作からもわかるように彼女は人間的な純粋さを忘れないように見える。ただしそのように思わせるほどに演技がうまいのかもしれないが、ドラマの筋とは直接関係ないそうしたことを想像させる点に本作の面白さの一点がある。本作のユン・ウネの役どころはこれまでと同じラヴ・コメディの主役だが、ユジョンもその設定で、本作は現実のユン・ウネを素材にしている。また彼女のファッション・センスを最大限に生かし、毎回彼女は着せ替え人形のように数回衣装を代える。170センチの長身で、何を着ても見栄えするが、ハン・ゴウンはさらに4センチ高く、彼女の衣装もユン・ウネに劣らず、瞠目させられる。そこでまた思うのは、ユン・ウネが40代になった時、ハン・ゴウンのような魅力的な脇役になれるかどうかだ。ハン・ゴウンは大学の衣装デザイン科を卒業し、演技大賞を受賞している。その経歴ならでは役を今回演じ、韓国ドラマは起用する俳優の経歴を重んじていることが想像出来る。ユン・ウネは大ヒット作によってその後恵まれて来ているが、ラヴ・コメディの主役がいつまで演じられるかの限界が本作と言ってよい。またそのことは芸能会社を経営するジェギョンがユジョンのことを、「彼女の女優人生はこれから……」というセリフを述べることからもわかる。つまり本作の監督はユン・ウネのラヴ・コメディの主役としての限界を感じている。
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 これは視聴者の思いをドラマ化していることであって、ある意味ではユン・ウネを業界全体で支える思いと、彼女に対して今後どうするのかという難題を突きつけてもいる。その答えがジェギョンにありそうだが、本作以降ユン・ウネをどういうドラマでどういう役割で使うかを、監督たちが試されていることでもある。本作はユン・ウネを昔のイメージのまま起用していて、そこに前述したように年齢相応の老け具合が散見され、ドラマそのものを楽しませることとは別の制作の背景を感得させ、一種残酷な現実をも盛ろうとする韓国ドラマのしたたかさがある。同じような観点に立つドラマがほかにあるかとなれば、当然あるだろう。『夏の香り』や『愛の不時着』のソン・イェジンがそうだ。最近また再放送されたのに見逃した『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』はその題名が示すとおり、彼女は後輩からいわばおばさま扱いで、家内は不愉快と言って見なくなった。同作当時イェジンは36歳で本作のユン・ウネより2歳上だが、となると本作のユン・ウネの配役は年齢的にぎりぎりと言ってよい。アイドルとして売り出した彼女をどこまで同じ状態で引っ張ることが出来るかだが、松田聖子がもてはやされる幼児的文化は韓国にはないだろう。この幼児的はぶりっ子女性が還暦になって持つ異様な貫禄が持て囃される意味だが、そこに女性の男性とは違う性質、あるいは男性と全く同じようになる高齢というものを考えさせる。話がくどくなったが、本作のユン・ウネのかわいさと素直さは昔と同じで、そのことにひとまず安心しつつ、40歳になった時の彼女のシリアスな演技への期待も膨らむ。誰も通ったことのない道を彼女は歩まねばならず、そのことで韓国ドラマに新たな持ち味が生まれるかもしれない。そこが楽しみなのだが、彼女を今後も育て、年齢相応の役柄を設定する脚本が書かれ、監督が彼女の魅力を引き出すかとなると、やはり一作ごとに彼女の魅力が新たに脱皮する必要があり、前述のジェギョンの言葉の重みをユン・ウネは配役としてだけはなく、現実問題として感じたに違いない。またそのジェギョンの言葉は脚本家や監督がハン・ゴウンとユン・ウネを見比べての愛の鞭であったはずだ。そのことから想像出来るように本作は韓国ドラマ特有の温かさに満ち、大部分はお決まりの退屈と言ってよい展開だが、俳優それぞれの持ち味が実に楽しい。筆者は男性なのでユン・ウネやハン・ゴウンに注目したが、韓国ドラマを支えているのはもっぱら女性の視聴者で、彼女らは本作の若い男性に目が行くだろう。となるとドラマ製作者はいかに男女ともに、またあらゆる世代を満足させるかを制作会議で練りに練るはずで、それは配役以外に各回をどういう展開にするか、また細部にどういう古典的手法を駆使出来るかを吟味することであって、どの韓国ドラマも似たものになりがちだ。その点も面白いセリフがあった。
 それは視聴者の思いを代弁した楽屋落ち的な言葉で、脚本にあったのか、あるいは俳優が即興で言ったのか、どうも後者に思える。ラヴ・コメディを成立させるためには脇役に喜劇俳優が必要で、本作では主役男優の友人の医師との設定でチェ・チョロという男優が起用された。彼はユジョンのことを「唇が分厚くて色っぽい」というが、これはユン・ウネの魅力を端的に伝えていて、視聴者の思いを代弁していて、ユン・ウネ本人がユジョンとして名前を変えて出演している、つまり現実とドラマが限りなく一致して作り話に思えない。それは他の韓国ドラマでも言えることで、俳優がことさら演技しなくてもいいように、その全体の持ち味そのままの配役が割り当てられている。このことは俳優にとっては気楽で、自然な演技がしやすいが、どのドラマでも素のままで演じていいのであれば、イメージが固定化して俳優としての演技の見せどころに進歩がない。悪役もすれば善良な役もするというのが本物の俳優と言っていいが、韓国ドラマでは両者はほぼ固定化しているのではないだろうか。ヒット・ドラマで固定化したイメージを覆すことは本人もあまり望んでいないかもしれず、その点悪役顔の俳優のほうが長生きするのではないか。それはさておき、ユジョンの相手役は皮膚科の青年医師ウヒョンで、父は財閥の会長だ。ところが本妻の子ではなく、婚外子で、また本妻の長男は出来が悪く、会長は立派に成長したウヒョンに次代を任せたいと思っている。よくある設定で、財閥が登場すれば必ず下層階級の人々も出る。経済的には天地の差で、双方は現実社会では出会うことがないが、それではドラマにならないので韓国ドラマでは必ず出会いを設ける。そのヴァリエーションが韓国ドラマを楽しむことの根本で、ドラマを見る大多数の普通の人々は財閥の会長級の大金持ちの醜さ、またかなえられない望みを抱えるという不幸に対して溜飲を下げる。経済的に恵まれ、人生に何の不自由もない人々のみをドラマで描いても誰も喜ばない。そういう絵空言はごく少数の人たちに許されていることで、また彼らはTVドラマをまともに見ない。ほかにいくらでも楽しみがあるからだ。話を戻して、ウヒョンの母は何度も男を変えるような尻軽女だが、憎めない性格をしていてウヒョンとは仲がよい。その母が最初にユジョンに会った時、その美しさに一気に惚れ込んでしまう。それゆえウヒョンとユジョンが一緒になることには問題はないが、会長はウヒョンにふさわしい相手として別の財閥の娘と一緒にさせたがる。その彼女カン・ヘジュは本作では唯一冷酷な憎まれ役で、これでもかというほどにウヒョンやユジョンの計画を邪魔する。ウヒョンから目の当たりに嫌悪されても結婚したがる執着心がわからないが、大金持ちのわがまま娘であるので、ほしいと思ったものは何でも手に入れたがる。
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 さてユジョンとウヒョンは子どもの頃から赤い糸で結ばれていたという、これも韓国ドラマ特有の設定だ。長じて女優と医師という全然違う世界で活躍するふたりはそのことを知って改めて一緒になるべきと、視聴者ともども納得させられる。本作では会長宅、ウヒョンの勤務する病院、ウヒョンの父が経営する小さな庶民的な料理店、それにお決まりの屋台が舞台になる。ウヒョンの父は元消防士で、消火活動に行っている間に自宅が燃えて妻を亡くした。その時にひとりとり残されたのがユジョンで、消火活動で助けたのが幼ないウヒョンだ。ユジョンは消防士の父が助けに来てくれなかったことで父を恨み、長年会っていない。父を演じるのはチョン・ギュスで、韓国ドラマを見慣れている人はよく知る俳優だ。彼は本作でとてもいい味を出している。彼を父と慕うウヒョンを演じるチョン・ジョンミンと顔がよく似ていて、筆者はふたりが本物の親子かと思ったが、そうではない。ウヒョンが父の食堂を訪れる場面では女優ユジョンを宣伝するポスターが貼ってあって、それにウヒョンが気づかないなど、かなり不自然な場面はある。またユジョンが父と打ち解けるために店を訪れた時に店内にウヒョンがいることの理由がわからずに戸惑う場面は、あまりにも運命の赤い糸のこじつけが過ぎると思うが、主人公のふたりの幼少時が現在の華々しい職業とは違って、ごく平凡かそれ以下の恵まれない暮らしであったという設定は、あり得ないことと思わせる一方、現実的でもあるとも思わせる。それは視聴者に対して、持って生まれた美貌があれば女優に、賢くて勉学熱心であれば医者になれるという夢を与える反面、美貌に欠ける女性、賢くない男性の将来は、いわば消防士になって晩年は食堂を経営する程度という現実を突きつける。ところがチョン・ギュスが演じる父は人がよく、不幸な人物としては描かれていない。そこに救いがある。悪役は財閥の娘以外にユジョンをストーカーする謎の男がいる。彼の素性がわからないままドラマは進み、筆者はユジョンを密かに恋する同じ会社の男性タレントかと思ったが、そうではなく、ネット社会特有の陰湿なストーカーで、ユジョンとウヒョンの間柄に嫉妬してウヒョンを傷つけようとする。しかしその味つけは物語の流れでは効果的とは言えず、よけいと言ってよい。チョン・ジョンミンは朴訥した男で、将来は渋い脇役になれるだろう。ユン・ウネの相手役としてふさわしいかどうかとなれば、彼女には案外おっとりとした男性が似合いそうだ。ユン・ウネのドラマは全部見たいので、早速GYAOで無料公開の『宮』を見ようとしたが、回数が思った以上に多く、また昔の作品なので興味を失った。そして鑑賞期限が過ぎた。今日の2、3枚目の写真は本作で筆者が最もユン・ウネに似合うと思った衣装だ。大きな襟の柄がスラックスと同じで、とてもかわいい。
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by uuuzen | 2022-02-05 23:59 | ●鑑賞した韓国ドラマ、映画
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