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●「末等が 1枚だけの 年賀状 今年も佳きか 小さき運は」
ちた木の 乾いた欠片 捨て難し 軽くて白き はかなさ愛し」、「木片で 鳥の巣作り 庭に据え 社に見立て 赤で塗りたし」、「お年玉 使わず母に 渡す子は 母に年玉 あげたし気持ち」、「末等の 差し出し人の 懐かしき 賀状1枚 握りつ局へ」



●「末等が 1枚だけの 年賀状 今年も佳きか 小さき運は」_d0053294_00400003.jpg
お年玉つき年賀はがきの当選を期待しなかったが、末等が1枚当たった。切手収集の趣味があったので嬉しい。当選しなかった年度の小型シートはネット・オークションで入手出来るが、そこまでしてほしくはない。昨日の朝、ネットで当選番号を調べて当選を知り、近くの嵐山郵便局でもいいのに、嵯峨の大きな西郵便局に行くことにした。そこなら去年買いそびれた国際文通週間の切手がまだあると考えたからだ。去年は北斎の『富嶽三十六景』から新たに3種がデザインされ、1枚の単片でいいのでほしいからだ。それで今日はとても寒い中、運動のつもりで西郵便局まで歩いた。小型シートを受け取った後、国際文通週間の切手の在庫を訊ねると、ないと言われた。郵便切手は昔ほどに人気がなく、長らく売れ残っていると思い込んでいたが、印刷枚数が昔の切手ブームの頃に比べて少なくなっているのかもしれない。どの郵便局にあるかと訊くと、小さな郵便局でもある場合があるとのことだ。ということはJR京都駅前の本局に行ってもないかもしれない。それはともかく、帰宅して去年のそれら3種のデザインをネットで調べると、意外なことを知った。3年前の12月のブログに、国際文通週間の切手シリーズのうち、広重の『東海道五十三次』が60年ほど要して販売が完結したことを書いた。その時、それらの全切手55種を1枚のシートにして発売されないものかと思ったが、それが2年前の10月に実現していたではないか。ここ10年ほど、郵便局にめったに行かなくなったのでそのことを知らなかった。55種はどれも額面70円で、海外郵便のはがき代金に相当し、国際文通週間にふさわしい。55枚で1シートであるので切手代金は3850円だが、説明文入りのたとう紙つきなので販売価格は5500円だ。買っても眺めるのは数回で、使わないまま死蔵することになる。それにネットで画像はよくわかるので買わない、現在進行形の『富嶽三十六景』のシリーズが完成するのは4,5年後と思うが、その時も全種を1枚のシートに印刷して販売するだろう。日本の郵便切手の収集家は減ったと思うが、記念切手の場合、使われずに保存される割合が一定数あって、日本郵便としては印刷すれば必ず儲かる。それで民営化以前では考えられなかったほどのあの手この手の切手が作られる。その大量の発売に嫌気がさしたことも筆者が新発売の切手を買わなくなった一因だ。それはともかく年賀はがきの末等の小型シートは虎のシール切手が2枚で、深紅の地色がよい。この色は天龍寺での毎年の節分祭のポスターと同じで、一昨日見かけたところ、コロナで今年も豆撒きがないとのことだ。
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by uuuzen | 2022-01-19 23:59 | ●新・嵐山だより
●ムーンゴッタ・2022年1月 >> << ●「気が違う 夕焼け仰ぐ 大寒...

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