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●今年で最後の嵐山花灯路、その1
なる灯 LEDで 熱持たず くっきり光り 狂気きらきら」、「ストーヴの 火に微笑むや 老夫婦 薬缶の湯気は 絶えることなく」、「燃える火を ガラス通して 味わえる ストーヴ売れる 世に孤独満つ」、「とんどにて 両手温め 登校し 石炭役で ストーヴ点し」



●今年で最後の嵐山花灯路、その1_d0053294_22552020.jpg嵐山の花灯路が今年で終わるということを今夜「風風の湯」の常連客から聞いて知った。今年で17年目とのことで、筆者がブログを始めた2005年と軌を一にする。今調べるとその最初の花灯路について感想を書いている。神戸のルミナリエも終わり、夜間のイルミネーションの大規模行事が次々に終わるのはさびしい。特に花灯路はさほど楽しい催しでもないが、17年も、またブログと同じ年数を重ねて来たからには、終わると聞くとひとつの歴史が終わった気がして12月の寒さをより感じる。花灯路の名称は残り、今後規模を縮小して業者がやるようで、それをまた楽しみにすればよい。筆者は嵐山に住むので毎年見て来たが、今年は竹林その他、嵯峨の奧にまで足を延ばすつもりはない。それで今日は「その1」と題するものの、たぶん「その3」で終わると思う。嵯峨の竹林や常寂光寺まで足を延ばしたのはたぶん3,4回だ。コロナ禍が始まる前年か前々年は竹林が花灯路で大混雑し、その頃は「風風の湯」も常に超満員であったのが、コロナによって何もかもが一変した。コロナ禍が終わった後、京都への観光客の数が最盛期のように戻るかと言えば、外国人旅行者がどれだけ戻って来るかにかかっている。そんな状態であるので、コロナが終息していない現在、花灯路で大勢の人が密集することは好ましくないこともあって、大々的に宣伝はしにくく、またしても多くの人は集まりにくい。その大きな理由は午後5時から8時半までの点灯で、たいていの店は6時にはシャッターを下ろすからだ。それにコロナのために元々締めている店も多い。若いカップルが寒さの中のイルミネーションを楽しむためにやって来ても、神戸のルミナリエと違って食事するのに河原町まで出なければならないことは客集めの催しとしては効果が薄い。金をかける割りに嵐山に客は金を落とさない。それに若者相手ではメニューの料金も知れている。花灯路をやめる理由は、この17年の間に、紅葉が終わってクリスマスまでの間の京都への観光客がある一定の割合で毎年期待出来るようになったとのこととされるが、本音は各団体から支援金が集まりにくくなったからだろう。コロナでそのことが一気に加速化したはずで、とにかくコロナが終わらない限り、金のかかる催しは中止せざるを得ない。法輪寺は自前で本堂前で音楽祭を開催していて、それは花灯路がらみであったが、今年は月見の頃にあった。花灯路の協賛企業とは無関係にそういう催しが出来るほど、寺の財政は豊かで、文化事業を援助する思いが強い。その音楽祭は嵐電が噛んでいると聞いたが、広報を援助してもらっているのだろう。
●今年で最後の嵐山花灯路、その1_d0053294_22554157.jpg 阪急駅前広場から「風風の湯」や中ノ島に至る道路際の電気行燈の配線は先月中旬、行燈は今月に入って置かれた。最初の写真は同駅の円形階段にての地元児童が描いた行燈や絵画の展示の様子で、設置されたのは先週金曜日の9日だ。児童の作品展なので観光客の目当てになるとは言い難いが、案外見ているや撮影者は絶えず、普段は使っていない場所の有効利用としてはうまく機能している。天龍寺での節分祭には嵯峨の児童の絵画や習字が毎年展示されるのに対し、この花灯路では地元嵐山の小学校の児童の絵が飾られるので、釣り合いが取れていいのに、今年で花灯路は終わり、地元児童の出番がなくなる。8日だったか、例年とは違って駅前広場の「風風の湯」に向かう方面に直方体の巨大行燈が左右合計で9基設置された。阪急がその資金を用意したと想像するが、灯ると暗闇の中、とても明るいので、花灯路の期間中だけでなく、年中設置すればいいと家内と言い合っている。この直方体の行灯は、おそらく嵐電嵐山駅構内になる友禅模様のプリント地を巻いた高さ2メートルほどの大量の筒が夜間に灯る「キモノフォレスト」を真似たものだ。というのは同様の型友禅模様で彩られるからで、同じデザイン会社が製作したのではないか。嵐電に対抗したというより、嵐電に合わせた感が強い。明る過ぎて近所の住民に迷惑かと言えば、阪急嵐山駅前広場に面する住宅はコンビニの上のワンルーム・マンションが10戸ほどで、文句は出ないはずだ。後は風で倒れないかという心配と、電気代を阪急が渋るかどうかにかかっているが、嵐電の嵐山駅の大きな売りになっている恒久的な「キモノフォレスト」とは違う短期間の展示は、かえって印象に残ってよいという考えもある。今日の最初の写真の上では、奧にその直方体の友禅行燈が見えている。2枚目の写真はその計9個の巨大友禅行燈で、上が駅改札から「風風の湯」を向いて撮った。背後の暗闇に浮かぶ窓明かりの列はホテル「花伝抄」で、最近は毎日全室の明かりが灯っている。2枚目の下の写真は広場の出口から改札方面を向く。下方斜めに黒い覆いの線が見えるのは、直方体の行灯の電力を近くの電柱から取るための配線だ。写真では行燈の友禅模様がよくわからないので、夕方前にまた撮影するつもりでいる。3枚目の写真は駅前広場の北隅に置かれる活花だ。同様の台に置かれたものは中ノ島公園の渡月橋近く、そしてJR嵯峨嵐山駅の南口にもある。これはこれで毎年楽しみにしている人がいるだろう。作者の名前が表示されるので、活花界では誰が担当するか毎年話題になるに違いない。「花灯路」のお祭りの名称からすれば、花を灯りで飾ることは理にかなっていて、要所にこういう大型の活花があるのは目立ってよい。花の乏しい冬場の野外展示で、風雨にもそれなりに耐える活花であることが求められ、作者は普段以上に頭を絞る必要がある。
●今年で最後の嵐山花灯路、その1_d0053294_22560622.jpg

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by uuuzen | 2021-12-13 23:59 | ●新・嵐山だより
●「山底の 岸辺に鵜籠 まだあ... >> << ●今年で最後の嵐山花灯路、その2

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