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●『ザッパロウィン 21mini』で流した「ザッパの究極のベスト・アルバム」の11年後の改訂盤
めきの メッキすっかり 剥がれ落ち すっきり素地の か細さ哀し」、「せっかくの 機会に乗じ 手間かける それをゴッホは 種蒔きと言い」、「楽しみが なくては生きる 価値なしと 思いつやがて 意識おぼろに」、「語り合い 互いに弾む ひとときに ザッパの曲の ユニゾン思い」



●『ザッパロウィン 21mini』で流した「ザッパの究極のベスト・アルバム」の11年後の改訂盤_d0053294_00131707.jpg
去年に続いて「ザッパロウィン」に出演するバンドはザッパニモヲのみとなり、時間が少々あまるので演奏の前に筆者が語ることになった。去年と同じく1時間で、今年は去年のように時間が来ているのに話が終わらないことにならないように時計を持参することにした。スマホを持たず、ここ10年近くは腕時計も使わない筆者だが、母からもらった懐中時計を外出の際に携帯していた。ところがコロナで外出の機会が失せ、 その時計は電池が切れたままにしていた。代わりの電池は買ってあって、一昨日は昼過ぎに電池を入れたが、時計は壊れているのか、秒針が動かない。そう言えば前回電池を交換して半年ほどで停まった。その時に壊れていたのだろう。早速腕時計を探し出し、それにも電池を入れようとしたが、電池を押さえる蓋のネジが極小で、それを外すネジ回しがない。それで腕時計も諦めた。家内は自分の小さな腕時計を持って行けと言うが、ライヴハウス「夜想」の中ではその針は見えにくい。壁にかける大きな時計を持って行くことにしたが、それも電池がない。「夜想」に向かう途中では西院のジョーシン電機ならばその電池が売られている。予想どおりにそこで購入し、受け取ってすぐにカウンターで時計に嵌め込んだ。これでしゃべりながら時間はよくわかる。ところが「夜想」で話を始めた4時半からは、5時半までであるのに、勘違いして5時に終えて立ち上がった。金森幹夫さんからもう30分あると言われ、席に戻って残り時間をまた適当に消化した。何を話すかはほとんど決めなかったのは、決めたところでそうなるとは思えないからだ。箇条書きにしたメモを持参すべきだが、結論めいたことを話してもたぶん誰も覚えていない。第一、筆者がそうであるからだ。無責任と言われるだろうが、昨日の冒頭の歌に書いたように、自分の経験から言えば講演は内容の肝心な部分を記憶することは珍しい。それでどうでもいいことをよく覚えている。人生とはそのようなものだ。その場に確かにいたという事実が最も尊い。その意味においてライヴ鑑賞の価値もある。YouTubeで見れば無料で済むが、それは本物の「ライヴ」ではない。決められた時間に金を払って足を運ぶことにはそれなりの意味はある。講演もその部類に入るが、筆者の話は暇つぶしに過ぎず、ならばせめて少しでもザッパの音楽について耳新しいことを述べたい。去年もそう考えてヴァレーズのことを述べた。今年はその関連の話をしようと考え、最初は去年の話の概略をするつもりが、忘れてそうならなかった。
●『ザッパロウィン 21mini』で流した「ザッパの究極のベスト・アルバム」の11年後の改訂盤_d0053294_00140862.jpg 目下のザッパの新譜は中旬に発売予定の『200 MOTELS』の6枚組CDだ。それを手にしていればその話題にした。間に合わないことはわかっていたので、別の話を探した。思い出したのは、ロンドンのサイモン(才悶)さんがネットに公表していたザッパに関する記事として、筆者が11年前の夏に書いた文章と、「究極のザッパのベスト・アルバム」と題するCD1枚に収まる選曲集だ。この「究極」という形容は、もちろん「筆者が思う」という意味だ。別のザッパ・ファンなら別のものになる。つまりファンの数だけベスト・アルバムが構成出来る。平たく言えば無限だ。それでもなお出来れば初心者向けにザッパの音楽の魅力を伝えるCD1枚がほしい。ザッパのベスト・アルバムはいくつかあるし、20年ほど前か、日本では独自の選曲集が日本の5,6人のミュージシャンに依頼して作られた。それを筆者は所有していないが、曲目を見れば自分で作成出来るからでもある。それに彼らの選曲集は筆者には不満であった。ザッパの全貌からなるべく平等に拾い上げるという意識がないからだが、そこは依頼したレコード会社の意向が反映したかもしれない。さて「夜想」でも話したように、去年秋にアレックス・ウィンターが決定版のドキュメンタリー映画『ZAPPA』を完成させ、それに伴ってCD2枚組のサウンドトラック盤も発売された。それにはヴァレーズやストラヴィンスキーの曲が収録され、ザッパが影響を受けた現代音楽家の曲が初めて公式にザッパ曲と同じ地平で紹介された。そのことはおそらく亡くなった妻ゲイルの意思でもあったろう。ザッパが敬愛し、しばしば言及した作曲家の曲を知らずともザッパの曲が楽しめるのは言うまでもない。ただし、知らないことを知れば新たな地平は開ける。必ずそうだと言える。それにザッパが敬愛した作曲家の作品をわずかでも熱心に聴くと、改めてザッパの思いがわかるはずだ。筆者はそう考える。その意味で前述のサウンドトラック盤はザッパの音楽を知る入門編として妥当なものと言える。初期と晩期に重点を置き、80年代のザッパのロックはほとんど省いているが、そこにはザッパ自身が自分のことを「アメリカン・コンポーザー」と呼んでいたことに沿う考えが濃厚だ。だいたい芸術家は没後50年を経てようやく正当な評価が始まると言われる。そのための道筋はもちろんこれまでに確立されているが、それらが一般化するにはザッパの認知度は低いままになっている。あるいは幾分歪んでいると言い替えてもよい。ザッパには10代から大きく分けて現代音楽と黒人のR&Bというふたつの音楽への関心があった。双方の才能を活かす道として映画音楽やクラブでの演奏があって、ザッパはどちらにも踏み込んだ。やがてレコードの売り上げで生活出来る道がミュージシャンに到来し、ザッパはマネージャーとともにその道に船出した。
●『ザッパロウィン 21mini』で流した「ザッパの究極のベスト・アルバム」の11年後の改訂盤_d0053294_00142972.jpg ザッパは資金があれば映画を作りたいと思っていた。その試みは71年に『200 MOTELS』にまず具現化した。これは4年がかりで管弦楽曲とロック曲をザッパが用意し、その後のザッパの現代音楽風作品への大きな道標になった。「夜想」でも話したが、当時ザッパが30歳で急死していたとしても、あまり評価は変わらなかったと思う。それほどにザッパの20代半ばからの5年は大きな収穫があった。ただし、管弦楽曲が金にならないことを悟り、ザッパはロックに大きく傾倒して行く。それはそれでファンを大いに喜ばせ、カヴァー・バンドのレパートリーもおそらくすべてがそうしたロックの有名曲だ。ところがザッパがわずか1曲の管弦楽曲や室内楽曲で見せるさまざまな断面は、ザッパの内面を想像するための宝庫となっている。『200 MOTELS』ではヤモリに扮した着ぐるみ姿のダンサーが数人登場して踊るが、その曲からか垣間見える田舎の空気は他のザッパ曲からは得られず、自然主義とでも言える調べがザッパの念頭にあったことが同曲からわかる。「夜想」で話したのは、ザッパ曲における心理描写で、ミステリアスな音空間で人間の内面の不安や醜さを描く。それは映画やその音楽で知った表現と言ってよい。50年代から60年代初頭はジャズの影響もあって冷ややかで不安な調べの音楽が流行した。ザッパの場合、現代音楽に分類出来る後年の作品にその不安さや人間の醜さを覗き込むような音楽が支配的になって行くが、そこに癌を患ったことを重ね合わせて容易に結論づけることはひとまず慎みたい。筆者が言いたいのは、ロックでは決して表現出来ない感情ないし人間の考えの綾が、ザッパのシンクラヴィア曲を含む現代音楽風の作品にはあるという事実だ。それをザッパのロックを愛する人が無視することは自由だが、先のヴァレーズやストラヴィンスキーとの関係から言えば、ザッパのロックはもうひとつの柱となっていた管弦楽曲と交差していて、しばしば似た、あるいは同じメロディをザッパはロック・バンドで演奏し、また気軽に楽しめるようなロック曲においても、練習を重ねないでは滑らかに演奏出来ないフレーズをよく含んだ。ザッパの曲の面白さはそういう演奏困難なメロディにあって、レザニモヲのさあやさんがザッパ曲を演奏することが楽しいと言うのは、そういう難しいメロディがこなせることの快感に違いない。一昨日のザッパニモヲの演奏では、そういうメロディがユニゾンで奏でられる場面がいくつかあった。そのユニゾンもザッパの好みで、演奏の難易度の高い旋律を数人でぴたりと一致して奏でられることの喜び、聴き手にとっては天晴れ感が音楽のひとつの意義と考えていた節がある。さて、今日の本題はアレックスの映画のサウンドトラック盤とは違った観点で筆者が選んだ「究極のベスト・アルバム」で、ザッパの曲をあまり知らない音楽通向けに作った。
●『ザッパロウィン 21mini』で流した「ザッパの究極のベスト・アルバム」の11年後の改訂盤_d0053294_00145968.jpg 11年前に作ったそれはCD-Rがどこかにあるはずだが探せない。ただしブログに曲目を投稿していたので、それを参考にその後11年間に発売されたザッパのアルバムも対象にして選び直した。選曲の指標は前回と同じで、11年前の文章を参照してほしい。曲は作曲年代順に最初期から最晩年まで網羅している。ただし激しい音のロック曲はあえて選んでいない。ギタリストとしての側面は無視出来ないので数曲を含んだ。海賊盤から2曲含んだのは、ザッパの曲が公式にアルバム化する数年前に演奏されていたことを示す思いもあってのことだ。選曲はもちろん筆者好みだ。ザッパの膨大な曲からどの曲を選んで70数分のCDにまとめるかは、ひとつの自己表現にほかならず、いかにザッパについて思いを馳せているかを示す。ザッパニモヲのレパートリーとはほとんどだぶらないが、そこにザッパの音楽世界の広大さがある。その大きさにザッパの音楽を知らない人は必ず戸惑い、あるいはひるんで敬遠する。これまでにもザッパ入門のための選曲がなされて来たが、筆者が今日紹介するものはそれらのどれとも全く違っている。先に書いたように、1曲しかなくてもきわめて重要なものがある。そのひとつとして『200 MOTELS』のアウトテイクとして昔から知られる「インタヴュー」がある。ザッパ・ファミリーは数年前にそれのアナログ盤を発売したがCDはない。それで海賊盤に頼った。この曲は混成合唱曲で、後半に「パウンド・フォー・ア・ブラウン」のメロディを使用している。男女の声の響きはストラヴィンスキーの宗教曲を思わせ、ザッパのロックとして知られる曲がここまで清らかな声楽曲になり得るかと何度聴いても驚く。もっと他の曲を声楽用にアレンジすれば、ザッパの曲は世界中の合唱団に認知され、愛好されるだろう。ところがザッパは1曲しかそのように編曲しなかった。つまり豊かな可能性を持つ曲が小品として数多く散りばめられている。そのことを提示するためにも選曲した。焼いたCD-Rを「夜想」でかけてもらいながら話し、最後の数曲は流されていない。また曲間に1,2秒の間が空いたのは「夜想」のプレーヤーの特性で、筆者のステレオでは曲は切れ目なしにつながって聞こえる。これを読んでザッパ曲に関心を抱く初心者は、CD-Rを焼こうにも以下の曲目の後の二重括弧で示したアルバムを入手する必要がある。その手間をかける人は万にひとりもいないはずだが、選曲を提示しておくことは無駄ではない。誰かがYouTubeに投稿する可能性もなきにしもあらずだ。最後に書いておくと、選曲に含みたかった曲がひとつふたつある。それらを含んでもCD1枚に収まるはずが、筆者の古いパソコンでは理由はわからないが、無理であった。以下に記す選曲の「究極のベスト・アルバム」は、未発表の音源が発売される数年先にはまた変わるかもしれない。
●1「Exercise#4」-『THE YELLOW SHARK』
●2「Ned Has A Brainstorm」-BOOTLG『APOCRYPHA』
●3「Run Home Slow Theme」-『THE LOST EPISODES』
●4「Run Home Cues, #2」-『THE LOST EPISODES』
●5「Original Duke Of Prunes」-『MYSTERY DISC』
●6「America Drinks」-『ABSOLUTELY FREE』
●7「Return Of The Hunch-Back Duke」-『YOU CAN’T DO THAT ON STAGE ANYMORE VOL.5』
●8「The String Quartet」-『MEAT LIGHT - THE UNCLE MEAT PROJECT/OBJECT』
●9「Piano Music (Section 1) 」-『THE HOT RATS SESSIONS』
●10「Twenty Small Cigars」-『CHUNGA’S REVENGE』
●11「Interview」-BOOTLG『APOCRYPHA』
●12「Touring Can Make You Crazy」-『200 MOTELS』
●13「Naval Aviation In Art?」-『ORCHESTRAL FAVORITES』
●14「Brixton Still Life」-『PLAYGROUND PSYCHOTICS』
●15「Canard Du Jour」-『RETURN OF THE SON OF SHUT UP’N PLAY YER GUITAR』
●16「Sleep Dirt」-『SLEEP DIRT』
●17「Flambé 」-『LÄTHER』
●18「Wistful With A Fist-Full」-『THING-FISH』
●19「Manx Needs Women」-『ZAPPA IN NEW YORK 40TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION』
●20「The Black Page #1 (Piano Version)」-『ZAPPA IN NEW YORK 40TH ANNIVERSARY DELUXE EDITION』
●21「Love Story」-『THE PERFECT STRANGER』
●22「Mo's Vacation」-『ZAPPA-ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK』
●23「Envelopes」-『LONDON SYMPHONY ORCHESTRA VOL.1』
●24「Aerobics In Bondage」-『FRANK ZAPPA MEETS THE MOTHERS OF PREVENTION』
●25「Whitey (Prototype)」-『EVERYTHING IS HEELING NICELY』
●26「Amnerika Goes Home」-『EVERYTHING IS HEELING NICELY』
●27「G-Spot Tornado」-『THE YELLOW SHARK』
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by uuuzen | 2021-11-08 23:59 | ●ザッパ新譜紹介など
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