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●「秋深し 雑魚乱誕の お化け顔 南瓜買いて 煮物かスープ」
味から 思う言葉は 味の素 今もあること スーパーで知り」、「漬物に キラキラ粉を 振りかけて 醤油加えた 高度成長」、「柿の色 赤南瓜と 瓜二つ ミカンもいいかと 目鼻を描き」、「祭り好き 世界の神を 呼び寄せて どれも小さく まとめ位置づけ」



●「秋深し 雑魚乱誕の お化け顔 南瓜買いて 煮物かスープ」_d0053294_23533189.jpg
19日に市バスで出かけた際、相国寺の承天閣美術館に行くのに北大路車庫で降りた。そこからは歩いて行くしかない。バス停は地下にあり、降りたところからすぐ近くの、そして筆者らのすぐ前を歩く若い女性を追う形で階段を上って地上に出た。初めて利用する出入り口で、地上に出た時、方向感覚がわからなくなり、すぐ近くにいた警備員に北大路通りはどこかと訊ねた。筆者はVIVREの建物脇の直線道路のより遠くまで見通せる方向かと思っていたところ、その高齢の男性は筆者の顔を90度曲げさせ、「その先の通りが室町で、そこを左に行って突き当りが北大路です」と言った。室町通りは烏丸通りと平行している。市内の北端まで室町通りがあることをその時知ったが、烏丸通りは北大路通りでいちおう突き当りで、それ以北は細い道だ。そこも烏丸通りと呼ぶのかどうか、面倒なので調べない。言葉にしたがって歩き出すと、すぐ右手に今日の最初の写真の飾りつけがあった。ハロウィーン用の「ジャック・オー・ランタン」(以下「雑魚乱誕」の当て字を使う)だ。こうしたプラスティック製は40年ほど前から見かけるようになり、息子に買ったことがある。それはまだわが家のガラクタ入れにあるはずだ。チョコレートやキャンディの容器として売られていたが、今は菓子なしで飾り専用に販売されているだろう。ミカン・サイズの小さなものが鈴なりに10個並び、たぶん内部に豆球は入っていないが、目を引く。これを片づけると次はクリスマス用の飾りを用意するのだろう。その次に正月用かと言えば、門松を飾る家はほとんど見かけない。目を引く楽しみとして、もはや正月はハロウィーンやクリスマスに負けた。これは正月をひとつの目立つ表徴で示すことが困難であるからだ。門松は「雑魚乱誕」のように子どもが喜び、一目でわかる面白さはない。さりとて凧や羽子板は古く、伊勢海老を持ち出してもぴんと来ない。日の丸の国旗はよさそうだが、それを掲げるのは正月だけとは限らない。ゑべっさんの笑顔は十日ゑびすならいいが、年始早々では早い。それで正月を代表するキャラクターを生み出せば有名かつ金持ちになれる気がするが、正月を代表する神ないし人物がいるだろうか。天照大神はいいと思うが、子どもが喜ぶような顔にデザインすることは可能か。そこで思うのは太陽の擬人化だ。筆者はツイッターのプロフィール画像に切り絵で作ったそれを小学1年生の時の顔写真に重ねている。その太陽の顔はかなりグロテスクで、それだけに印象深いと思っているが、缶バッジでも作って自己満足を宣伝しようか。
●「秋深し 雑魚乱誕の お化け顔 南瓜買いて 煮物かスープ」_d0053294_23534622.jpg
 本当の「雑魚乱誕」は赤茶色の大きなカボチャの中身を刳り抜き、目鼻口を彫って内部に蝋燭を灯す。日本でも近年その品種のカボチャがよく栽培され、大きさを競うことが本格化しているが、スーパーではほとんどない。その代わりにさまざまな色と文様をした柿サイズのミニ・カボチャをよく見かける。もちろん飾り用で、食べるものではない。食べられるはずだが、小さくて煮つけにするほどの体積がない。日本は小さな国で、何でも小型化するのが得意だが、ハロウィーンの「雑魚乱誕」も大きなカボチャで作ることは珍しく、プラスティック製で黒で目鼻を印刷した市販品がほとんどだ。それに紙に印刷したものか、折り紙を切り抜いて連凧のように作るなどした商品で、お化けカボチャはすっかり記号と化して日本社会に溶け込んでいる。以前書いたことがあるが、筆者は息子を喜ばせるために近所の見捨てられていた木に実る渋柿の3つ4つに黒のマジック・ペンで「雑魚乱誕」の目鼻を描いたことがある。それを撮影した写真があるが、今日は面倒なので取り出さない。熟した柿から「雑魚乱誕」を連想するのはその橙色のせいだ。先日ネット・オークションで柿を販売する農家が「雑魚乱誕」のシールをおまけに用意していた。それを柿の胴体に貼りつけた写真も載せていて、その見栄えは昔筆者が息子のために黒のマジックで目鼻を描いた「雑魚乱誕」と全く同じと言ってよく、柿で代用することは筆者が30数年早かった。秋の色が何かと言えば、筆者は柿色を真っ先に思う。紅葉の季節であるから赤や黄色でもいいはずだが、柿色は秋だけのもので、アメリカでは柿とよく似た色の赤カボチャがハロウィーンの「雑魚乱誕」に使われているのが面白い。アメリカでも秋の色として、そのアプリコット色が代表格に思われているのではないかと勝手なことを考える。アプリコットは杏で、その実の色は熟したマンゴーや日本では枇杷の実の色とほぼ同じと言ってよいが、最も卑近となれば柿だ。それで子どもに「柿色」と教えるが、日本以外の国ではそうは呼ばない。HTMLの色指定では柿色に最も近い色はDARKORANGEで、これは日本で言う橙色、ミカン色だ。ところがミカンの皮の色は柿のそれとは違って明るい。柿色は秋らしくてもっと渋い。そういう色としてHTMLではCORALがあるが、これは珊瑚色で、日本でイメージするその色とは少し違う気がする。それはさておき、今日の冒頭の短歌のように、柿がなければミカンで代用して「雑魚乱誕」の目鼻を描けばよい。柿より皮が厚いので、後で食べるのに支障はない。今日の2枚目の写真はバス中から撮った。南座の向い側の宝くじ売り場だ。3枚目の写真は同じ19日、三条大宮のスーパー内で撮った。店内は撮影禁止だろうが、商品でないのでかまわないだろう。季節感を演出する小道具は商売に欠かせないと見え、こんな小さなものも市販されている。
●「秋深し 雑魚乱誕の お化け顔 南瓜買いて 煮物かスープ」_d0053294_23540029.jpg

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by uuuzen | 2021-10-23 23:59 | ●新・嵐山だより
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