人気ブログランキング | 話題のタグを見る

●撮り鉄の轍踏み蘇鉄読み耽り、その16
色の 似合う秋にも 花は咲き 時に間違い 満開桜」、「気になりて 出かけ直して 花の前 写真撮るのに さらに気になり」、「ゴッホなら どこを切り取る 眺めかな ガラクタのそば 向日葵立ちて」、「明日見れば 違う姿の 花盛り 蝶を呼び寄せ 急ぎ実をつけ」



●撮り鉄の轍踏み蘇鉄読み耽り、その16_d0053294_23570899.jpg
今日は先日見かけて気になった畑の花を間近で撮影するために午後の暑い日差しの中を散歩した。松尾駅近くの畑で、アパートや家が少しずつ建って、昔の半分ほどの面積になっている。畑は大部分が放置されたままに見え、春はカキツバタ、秋はコスモスがたくさん咲く。その畑の片隅に、高さ2メートルほどの向日葵が3本育ち、今は花首をうなだれている。種子の収穫時期だ。その向日葵の写真を撮りたかったのだが、畑の中に入れず、しかもどこから見ても背景に無粋なものが映り込む。1枚だけ撮ったが没にする。満開のコスモスは見事だが、撮った3枚のどれも背景がよくない。それで諦めて桂川沿いの自転車道路に行くと、小学校近くの大きな家の庭にコスモスを含んで多くの花が咲いていた。そこで撮ったたくさん写真を今後順に紹介するかどうかは今のところわからない。散歩に出かけたのは、去年見かけたいくつかの場所での鶏頭の花を確認する目的もあった。ところが全滅で、どこにもなかった。やはり人気のない花になっているようだ。昨日載せた写真のように、鶏頭はもっぱら仏に供える花として利用価値が認められているようで、その抹香臭さからなおさら庭に植える人が少なくなっているのかもしれない。ヒガンバナも忌み嫌われるが、宿根から毎年勝手に咲くので見過ごされている。鶏頭も毎年咲くが、種子が地面にこぼれて野草化した状態はよほどの田舎でないと無理で、種子を買ってプランターや植木鉢に蒔いて育てるしかない。それはさておき、筆者は自転車道路をさほど目的なしに歩くことはめったにないが、2、3年ぶりに歩いて気になったことがいくつかある。そのひとつは、渡月橋付近の堆積土砂を浚う重機が川の右岸に入るために、松尾橋付近から降りて河川敷の雑草が生い茂る中に仮設の道路を造ったことだ。浚渫は毎年必要になっているようで、その重機1台が通る幅の地道は今後も確保しておく必要があるのだろう。雑草はすぐにそういう道路を覆い尽くすが、重機が頻繁に踏み固めたせいもあって年中白っぽい土が見えたままになっている。つまり河川敷の雑草の林は水際沿いに1本の道が出現したままだ。その分、自然さが失せ、眺めは艶消しだ。それは人の手が明らかに入った状態よりも葛や芒などの雑草の繁茂のままに任せた眺めのほうがいいとする個人的な考えに過ぎないが、淀川河川事務所は治水が最重要の仕事で、本当は雑草を全部始末したいだろう。それをするには金がかかるので放置している。それに数年前、同事務所は河川敷を丸坊主にしたが、すぐに雑草は勢いを盛り返す。
●撮り鉄の轍踏み蘇鉄読み耽り、その16_d0053294_23572236.jpg
 写真は撮らなかったが、その雑草の生い茂る中に野犬注意の看板が3つ並んでいた。野犬が住みついたのは4、5年前で、ちょうど前述の重機専用道路が出来た頃だ。その地道に重機が入るのは毎年わずかな時期で、それ以外は野犬がその一本道を利用しながら松尾橋から渡月橋に至るまでの右岸の河川敷を棲家に出来る。高さ3、4メートルの竹もたくさんあるので、その陰に潜むと風雨を凌げる。野犬注意の看板はそうした竹に葛が絡まっている鬱蒼とした場所にある。野犬が何を食べているのかと言えば、餌を与える人がいるのだろう。元は捨てられた犬で、それを哀れに思う人もいる。だが、すぐそばの自転車道路を秋の虫の音色を楽しむために月夜に歩くと、河川敷の草から野犬の唸り声が聞こえて来るのでは、自治会の少年補導委員の夜回りもその自転車道路を省かねばならない。河川敷の野犬は保健所が捕獲し続けていて、今はほとんどいないと思うが、ペットが邪魔になって捨てる人は減らないはずで、昨今のペット・ブームの陰に散歩コースとして最適の松尾橋から渡月橋に至る自転車道路沿いが物騒な状態になって来ている。とはいえ今日は日曜日で好天気でもあって、自転車道路はサイクリングの自転車がひっきりなしに走り、野犬よりもそっちのほうが危ない状態であった。コロナ禍の緊急事態宣言が先月末で終わり、嵐山も一気に観光客が増え、自転車道路が自転車でいっぱいの状態も招いている。さて今日の最初の写真は2、3週間前に常盤の丸太町通り沿いで見かけた蘇鉄だ。その時はカメラを持っておらず、昨日出かけ直して撮った。道路の北側にあって、道を横断するのが面倒なので南側からカメラのズームを最大にした。なぜ横断が面倒かと言えば、訪れるスーパーはみな南側にあり、わが家もそうであるからだ。2、3枚目は今日撮った。2枚目は散歩に出てコスモス満開の畑に着くまでの間、蘇鉄を植える民家に気づいた。松尾に行くには必ずその家の前を通るのでとっくに撮影したと思ったところ、調べるとそうではなかった。3枚目は散歩をほとんど終え、去年鶏頭の花があった数か所を再訪した途中で見かけた。せせこましい玄関を入ってすぐの場所にあり、処分するのも困るので放置しているという感じだ。これが毎日餌を与え、散歩にも連れて行かねばならない犬となると、面倒なので車で遠方に連れ出して捨てるという人がいるのだろう。野犬注意の看板を見ながら胸が痛んだ。かわいらしいと持てはやされ、丁重に扱われるパンダと違って、犬はいくらでも代わりがいるとの考えなのだろう。動物好きはみな優しいかと言えば、そんなことはあり得ない。普通の人以上に残酷なことが平気で出来る人もいる。散歩して多くの花を見て楽しかったのに、何とも言えない嫌な気分にもなった。生きるのに必死で、そして子孫を残そうという本能によって、野犬は増える。
●撮り鉄の轍踏み蘇鉄読み耽り、その16_d0053294_23574115.jpg

スマホやタブレットでは見えない各年度や各カテゴリーの投稿目次画面を表示する

by uuuzen | 2021-10-03 23:59 | ●新・嵐山だより(シリーズ編)
●「脳髄の ごとき鶏頭花 混ぜ... >> << ●「葛原に 彼岸遠のき ヒガン...

 最 新 の 投 稿
 本ブログを検索する
 旧きについ言ったー
 時々ドキドキよき予告

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
以前の記事/カテゴリー/リンク
記事ランキング
画像一覧
ブログジャンル
ブログパーツ
最新のコメント
言ったでしょう?母親の面..
by インカの道 at 16:43
最新のトラックバック
ファン
ブログトップ
 
  UUUZEN ― FLOGGING BLOGGING GO-GOING  ? Copyright 2024 Kohjitsu Ohyama. All Rights Reserved.
  👽💬💌?🏼🌞💞🌜ーーーーー💩😍😡🤣🤪😱🤮 💔??🌋🏳🆘😈 👻🕷👴?💉🛌💐 🕵🔪🔫🔥📿🙏?