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●飛び出しボーヤ、その68
さない 問屋から 品奪い 小売りで高利 民喜ばず」、「カクテルを 闇カルテルで 隠れ売り 買い手こっそり カテーテル飲み」、「酒出せず 居酒屋ただの 居る家屋」、「酒好きが 肴の鮭を 避けて飲み いくらはいいと いくらと訊ね」



●飛び出しボーヤ、その68_d0053294_23363537.jpg茨木から高槻の西国街道沿いは、藍野大学近くに小さな商店に混じって居酒屋があったと思う。酒を飲まない嵯峨のFさんは、コロナ禍の緊急事態宣言のために小さな居酒屋に毎日4,5万円の保証金が税金から出ていることに批判的で、営業するより儲けていると言う。そういう店もあるようだが、ともかくコロナ禍は不公平や矛盾をあぶり出した。その最たるものがオリンピックだ。学校の運動会が禁止され、なぜもっと大規模な運動会のオリンピックが開催されるのかとの恨めしい意見がある。国にすれば学校の運動会では不可能な徹底した感染防止の手立てを講じるという理屈だが、開会後に感染が選手や役員の間にどう広がるかは誰にもわからない。また感染者が出てもいつどこでそうなったかはわからず、政府は逃げられると思っているだろう。そして万全の手立てを採ると言って、綻びが出れば想定外で片づける。今夜の国会の首相の答弁を聞いていると、ロボットのように同じ言葉を機械的に繰り返して答えになっておらず、以前に何度か書いたが、かつて中学校の社会科の先生が国会を皮肉った言葉を思い出す。平たく言えば「ろくでもないことをやっている」で、60年代半ば、その先生はよほど国会の議論に腹を立てていたのだろう。ろくでもないことの最たるものが国会とすれば、国全体がろくでもないことであるのは自明の理で、ろくでなし相手に暖簾に腕押しならば個人は安寧を求めることだ。そこに政治に対する無関心の増大原因があれば、せめてぼやくことで後ろめたさを解消するしかない。そう考えると、タレントやお笑い芸人が政府の提灯持ちで高収入を得ているのであれば、彼らを政治家と同じ穴の貉として苦々しく思う人は少なくないだろう。ところで、ツイッターの画面に「おすすめユーザー」として常に3名が表示されるが、筆者の画面ではそのうちの1名は常に筆者が大嫌いなお笑い芸人で、AIは筆者の心を逆撫でするために機能している。とはいえ、筆者のツイッターが誰かの画面に「おすすめユーザー」として表示され、疎まれている可能性はある。そそれは誰しもSNSで神経が逆撫でされることを意味し、それが嫌ならばやらないに限る。もっと言えば、政治家やタレントのように世間に自分を晒して食べている人種はよほど鈍感でなければ耐えられない職業で、そうではない者は精神を病み、時に自傷自殺する。鈍感な者ほど売れる、すなわち世の中はろくでもない者が動かしていて、敏感な者は黙るかひとりでぼやく。「酒飲みて ぼやき呟き ひとり寝し 目覚めてさらに ぼやけどひとり」
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 世間風刺のぼやき漫才は今は誰が中心に担っているのか知らないが、漫才師が政治家になった頃から漫才の棘がすっかり抜かれた。今ではお笑い芸人やタレントが情報番組の司会をしたり、NHKの教育番組で西洋の哲学者の著作を知識人を招いて教えてもらったりしているが、前者では先日お笑い芸人の先輩に対して「マン・パワー」の言葉を「人間的魅力」の意味で同じ使った。知ったかぶりをして頭の悪さを世間に晒し、それこそお笑い芸人の愚の骨頂だ。後者ではタレントがクイズ番組で「伊藤若冲」を知らず、「いとうじゃくちょう」と首をかしげながら言っていたが、教養番組に毎週出てその程度の教養だ。子どもがそういう芸人になりたいと憧れるのは、有名になって金儲けが出来るというただひとつの理由からだ。政治家は何が何でもオリンピックも開催すると決めていて、専門家を招いて意見を聞くことは建前に過ぎず、どのような反対意見があっても無視する。そして何がどう飛び出そうとも、その場を凌げばすぐに大多数の国民は忘れ、政治家は好き勝手をやって責任は取らない。Fさんが言うには、次の選挙でも自民が大勝するとのことで、日本の政治は永遠に変わらない。誰でも立候補すれば政治家になれる可能性があるが、なった者は大名気分で、好き勝手が出来るうえ、並みはずれた蓄財をうまくやって韓国のように暴かれることはない。それで庶民が食べられずにどう苦しもうが昔のように一揆が起こるはずはなく、貧富の差は拡大したまま固定化し続ける。たまに権力に物申す奴が出て来れば、醜聞を探して潰すか、持ち上げて人気者にし、牙を抜く。後者が多いのは言うまでもなく、TVではお調子者が間抜けな表情を晒し続ける。その意味で若者がTVをあまり見なくなっているのはいい傾向かと言えば、愚かな若者は裏の裏の事情を知りたいと思いながら結局表に返って巧妙に仕組まれた情報しか受け入れない。それはまだましで、さらに出鱈目でオカルトじみた意見に同調する。とはいえ、外国でもそれは同じはずだ。それに相変らず報道されるように欧米各国でアジア人が暴行に遭い、命の軽視が露わになっている。先日までコロナで死ぬ人が大阪では2桁の日が続き、知事は自分の責任と言いながら、どういう形でそうするかは触れない。命の重さは経済的に貧しい人は明らかに軽いとみなされる。ホームレスは身近に住みついてくれるなと思われ、想像力が乏しい人は他人の命を軽く見る。その想像力は金融資産の多寡に無関係で、むしろ金に目がない人ほど他人はどうなろうとかまわない。そう言えば一昨日「国境のなき医師団」から寄付を募る封書が届き、ボール・ペン1本と絵はがきの束が入っていた。最低3000円振り込んでほしいとのことで、恵まれない人を助ける意思に国境はないと思うが、一度振り込めば何度でも封書が届くとネットにあり、振り込むべきかどうか迷っている。
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 ここから本題。今日は先月29日に歩いた茨木から高槻までに見かけた「飛び出しボーヤ」の写真を掲げる。写真以外にも見つけたが、市販のありふれたものは基本的に撮影しない。茨木と高槻とで「飛び出しボーヤ」のデザインに差があるかと言えば、たぶんほとんどないように思う。万博公園から阪急茨木市駅までの間にある「飛び出しボーヤ」は以前に何度か投稿したが、それと同じ見慣れたものが安威川左岸に1点あった。今日の最初の写真の上がそれで、国道171号線を北にわたってすぐのところにあった。この写真を投稿用に加工する際、誤ってメディアから消去してしまい、画像復元ソフトをダウンロードし、無料で復元出来る方法を見つけるのに2,3時間要した。それでも画像の下半分は消えていて、ソフトが自動復元した粗い画像しか入手出来ず、それでグーグルのストリート・ヴューから取った同じ場所のものを最初の写真の下に使った。この看板は設置されて2年ほどで、子どもが車に跳ねられか、そうなりかけた事故があったのかもしれない。2、3、4枚目は高槻に入ってからで、2枚目は見覚えがあった、調べると「その30」に同じ場所で撮ったものを載せている。6年前の10月に今城塚古墳に行った際に撮ったものだ。ところが看板の向きが左右反転している。同じものと思うが、現在は赤いスカートに文字が入っていない。3枚目はわかりにくいが、右上に円形の反射鏡があり、そこにマスク姿の年配女性が写り込んでいる。彼女は筆者が「飛び出しボーヤ」を撮影するまで写真右手の横道に入るのを待っていた。4枚目は3枚目と同じく茨木市でよく見かけるタイプで、向こうから自転車に乗った女子中学生ふたりが見えていて、近くに小学校もあるのだろう。これらの看板はみな芥川から西で、住宅地が並ぶ閑静は地域だ。芥川から東の左岸は駅に近く、通勤にすこぶる便利だ。西国街道から逸れると小さな民家が密集している。40数年前、設計会社に勤務していた時、同じ2階にいた3歳ほど年上の男性が社内結婚し、芥川の近くで暮らし始め、そのお披露目に家に呼ばれて先輩と訪れた。その場所は記憶していないが、せせこましい下町情緒は覚えている。その頃、家内は同じ会社のビルの5階に勤務していて、筆者はまだ話したことがなく、意識もしなかったが、会社には大勢の若い女性がいながら、誰ひとり気に入る者がいないと内心思って腐っていた。家内はいわばその中で最もましであった。ひとり飛び切りの美人がいて、筆者は意識し、何度か目が合ったことがある。彼女は家内より2,3歳年長で、筆者のことを褒めていたことを後年家内から聞いた。筆者の意識がその美人先輩に伝わっていたのだ。あたりまえのことだが、しばしば勘違いはある。それでストーカーがあり、殺人に発展する。そんな飛び出しは誰しも御免だが、いつどこで遭遇するかわからない。「危ないな 踏むなよ地雷 犬糞も」
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by uuuzen | 2021-06-16 23:59 | ●新・嵐山だより(シリーズ編)
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