「
睦月から 始めた発句 むくつけし 短歌作れば なおむつかしき」、「睦まじき 番燕の 狭き巣に 隙間なくして 五羽の雛待つ」、「忙しき 親が育てる 子の心 親は知らぬが 信ずるがよし」、「子を叱り 然りと思う 親おらず されど躾に 諫め欠かせず」

梅津のスーパーにめったに行かなくなった。ムーギョがなくなったからだ。ムーギョは上桂店を利用するようになった。また普段は嵯峨の4,5軒のスーパーに徒歩で回るが、夏場は自転車を使うか、日が沈む頃に出かける。ちょうど今時分が徒歩か自転車にするかで迷うが、運動不足なのでなるべく徒歩がよい。それはさておき、今月筆者は梅津の従姉宅に17と18日に用事で行った。18日は気になっていた松尾橋バス停の歩道端の隙間に毎年花を咲かせる白スミレを撮影し、またそのそばに生えている雑草を持参した鋏で徹底的に根こそぎしてビニール袋いっぱいに詰め込んだ。その時に撮った写真が今日の2枚で、当然スミレのみそのままにした。写真からわかるが、種子の莢が開いた後だ。この白スミレについて10年ほど前からブログで言及して来た。今調べると2015年の
「白い刺青の花」に花咲く写真を載せた。その頃だと思うが、この花を筆者は右京区の天然記念物と書いた。それほどに大事にしてほしいとの思いだが、ここ数年は梅津にあまり行かなくなったこともあって気になりつつもスミレ付近の雑草を抜かなかった。今年の桜が終わろうとする頃に自転車で通りがかると、スミレは雑草に押され、2015年の状態の3分の1程度になっていた。そのままではもう数年で消えるだろう。それで従姉の家に行く際に雑草を抜くことにした。雑草はまた生えるので、2,3か月に一度は雑草抜きに訪れよう。しゃがんで雑草を抜いていると、歩道を行く人やバス停で待つ人が不思議そうに見ているのがわかる。それにこのバス停は路線の終点で、市バスが方向転換する広場があり、バスがそこに入る際、しゃがむ筆者の際を通る。そういう時は遠慮して場所を少々離れる。家内は犬が小便をしているはずで、素手で抜くのはよくないと言うが、気にしない。筆者の知る限り、これほど苛酷な場所で咲くスミレを他に知らない。それに紫はよく見るが白は珍しい。筆者は白が好きなのだ。白の上下に白の帽子、白靴に白いシャツを着て歩きたいが、まだそれを実行したことはない。一緒に歩く家内が服装に困るので、筆者ひとりで出かける際に限るが、コロナ禍でもあって今は外出を控えている。それに筆者が全身白づくめで歩くと、きっと不審者と間違われ、パトカーが急停車する。そこでシャツくらいは黒にし、車から出て来た警官に「パトカーと同じ白黒にしました」と言ってやろう。それとも「朕は狆好きで、それで白黒の身なりにしておるのだ」と言えば、警官は目を白黒させてフラミンゴのように赤くなって去って行くだろう。そうだ、白のジャケットの下にピンク色のTシャツを着よう。

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