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●「人も散り コロナ籠りて 子守り歌」
「洪水の 勢いさながら 人の波 コロナ紛れて 転(てん)や況(いわん)や」、「出歩けば 鶯鳴くや ホットケヨー ここはコロナも なき林なり」、「人溢れ アプレコロナは GO TOか」、「GO TOで 花とコロナの 嵐山」



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最後の2句は2月下旬に作った。GO TOキャンペーンはいくつか種類があったが、みんな終わったのかどうか知らない。今日の写真は最初が2月23日、2枚目が3月4日、3枚目は昨日撮った。3枚とも渡月橋近くのレストランのウィンドウの同じ場所で、同じ「ワゴン・ビュッフェ」のポスターがあるものの、3枚目には「GO TOトラヴェル」の水色のポスターはない。コロナで相変らず翻弄される日々で、「風風の湯」は午後8時までの営業であったのがようやく以前どおりに10時までになったが、大阪に三度目の緊急事態宣言が出るとまた8時までになるのではないかと、常連の間では話題になっている。今のところ京都ではその発令はなさそうだが、「風風の湯」は春休みが終わっても午後7時までは20代の若者がかなり多く、5,6人のグループがたいてい2,3入っていて、盛んに大きな声で話している。感染を心配する筆者は彼らの近くには行かないようにしている。今夜は先日数か月ぶりに顔を合わせたOさんとまたしばし話した。Oさんは旅行好きで、「GO TOトラヴェル」を利用して去年は日本各地の温泉を旅したが、今月中に阪急嵐山駅前の「花伝抄」にまた泊まると言う。コロナで京都の外に出るのはまずいと思ってのことで、またどの温泉のホテルも中に入ってしまえば同じで、Oさんにすれば家から2キロほどしか離れていない「花伝抄」でも充分旅行気分が味わえるらしい。1泊17000円で、その話を嵯峨のFさんにすると、地元のホテルに泊まることの思いがわからないと言う。17000円で飲み放題、食べ放題、それに宿泊であるので、考えようによっては安いが、Fさんは地元に泊まることは無駄だと考える。金持ちが他府県に旅することを控えねばならないので地元のホテルにと思うことは不思議ではない。常連のMさんも「花伝抄」には毎年夫婦で泊っていて、案外地元住民に人気がある。筆者はオープン前の内覧会で同ホテルの内部を全部見たこともあって、17000円支払うのであれば、飲み放題つき食べ放題の別の店に行く。とはいえ、家内は酒を飲めず、またふたりとももう食べ放題に魅力を感じず、旅行するなら京都以外が当然よい。「GO TOトラヴェル」を利用すればよかったかもしれないが、コロナで世間が騒いでいるのに旅行する気分には全くなれない。それでFさんは去年12月、筆者の目の前でOさんに向かって、Oさんのような旅行好きがコロナを広めていると言った。その後Oさんの姿を見なくなったが、早い時間帯に来ていたとのことだ。それが先日からまた筆者やFさんと顔を合わせるようになった。
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 これは今夜Fさんと話したことだが、ひとり暮らしのTさんは今朝近所の喫茶店のモーニングによく行ったそうだ。40年来の常連で、喫茶店の先代から顔馴染みらしい。ほとんどの客は常連とのことで、街中のそうした喫茶店は常連客でもっているという話になった。その話をそばで聞いていたFさんは、Tさんが去った後、筆者にこう言った。「ひとり者が喫茶店でモーニングを利用する気持ちはわかるが、惨めなもんや。わしも昔は喫茶店をよく利用していたけど、今から考えると無駄なことをしてたもんや。1杯10円ほどの原価のコーヒーに500円も支払うのは馬鹿らしい……」いわゆる若者にありがちのコスパをFさんは徹底して考え、また遂行していて、それは生活信条としておかしなことではない。これも今夜耳にしたが、Fさんは最近株を少し整理した売ったところ、300万円ほどの利益と思っていたのが1000万円もあったそうだ。つまり金には全く不自由していないが、無駄使いをしない生き方をしていて、1000万円の儲けにもほとんど関心がなさそうであった。それは金のない筆者にも何となくわかる。本当の楽しさは金で買えないことを知っているのだ。Fさんは奥さんを亡くした後、喫茶店で時間を過ごすことを惨めと感じるようになったのだが、そのことも何となくわかる。一方、Tさんが近くの喫茶店を利用し続けることもよく理解出来る。人それぞれで、誰しも思いどおりに生きればよい。Fさんと喫茶店の話になったので、以前から気になっている丸太町通りと交差する川沿いの白い喫茶店を話題にした。桜が満開になった頃にその店に家内と入る気持ちがあって、そのことは以前書いた。ところが客の姿はいつも皆無で、営業している気配がない。また川沿いの桜は喫茶店の窓からはほとんど見えないところに1本だけあって、筆者が思い描く家内とのデートはロマンティックになりそうではないという思いが増した。Fさんはその喫茶店を知らなかったが、本当はその付近の地理に詳しいはずで、喫茶店に関心がないので記憶していないのだ。コーヒー好きのFさんは毎日5杯飲むそうだ。機会があれば一緒に喫茶店に入れば楽しいと思うが、「風風の湯」では毎回サウナ室で話が弾むので、Fさんにすればそれで充分と言うだろう。今日の写真の食べ放題のポスターの真横を自転車で走って「風風の湯」を利用しているFさんだが、食べ放題の料金が税込みで2200円の安さであっても、揚げ物主体ではコスパが悪いと考えることは筆者と同じだ。2200円出せばスーパーで食べ切れないほどの揚げ物が買える。それは全くロマンのない考えだが、何しろコロナ禍でもあり、浮かれた気分で店で食事する気持ちになれない。模範的な考えと言うべきだ。筆者と家内のような者ばかりであればコロナの蔓延はないが、人さまざまで、みんな好きにGO GOと生きる。
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by uuuzen | 2021-04-18 23:59 | ●新・嵐山だより
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