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●天龍寺節分会での児童と生徒の絵画と習字
犬の こんまい威張り いと愛し」。「こんまい」や「ちんまい」は大阪弁で、前者は「細かい」から「小さい」、後者は「小さい」を意味する。小さいものはかわいらしく、小さな犬は飼いやすくて大きな犬より人気があると思うが、それは場所をあまり取らず、餌代も少なくて済むからだろう。



●天龍寺節分会での児童と生徒の絵画と習字_d0053294_20252767.jpg糞の量も違う。猫の人気はそのことをよく示している。1か月ほど前の夕暮れ、嵐電の嵐山駅近くのコンビニの2階から少なくても10匹以上の犬の激しい鳴き声が漏れ続けていた。もう閉店の時間であり、またコロナで営業休止の店もあって、その鳴き声はあまり迷惑ではなかったであろうが、渡月橋の近くからでもよく聞こえた。一昨日その店を見上げると、看板がなくなって空き家になっていた。以前はフクロウを放し飼いして見せる店で、いつの間にか豆柴犬を展示するようになった。たぶん去年の夏頃だろう。コロナ禍では流行るはずがなく、また豆柴はすぐに成犬になり、生まれ立てと交換するのに経費が高くつく。筆者が鳴き声を聞いたのは、店じまいのために豆柴たちをケージに入れていたためか。動物を見せて金を取る商売は、多くの人が見てかわいいと思う珍しさがあってのことだ。次に何が流行るのかと思うが、渡月橋の上あるいは桂川沿いからは鷺や鵜、鴨などが見られ、それらを眺めると楽しい。少し上流に行けば鴛鴦やほかの野鳥もいて、翡翠まで見られるそうだ。フクロウを飛んでいるはずだが、夜行性で昼間は見られない。話を戻す。かわいらしい小さなものの代表は人間の子どもだ。犬や猫もかわいいのが、人間の赤ちゃんや幼児の比では全くない。それに異を唱える人の前世は犬や猫であったのだろう。せっかく人間に生まれ変わったのに、まだ犬や猫のほうがかわいらしいと思うのはバチ当たりだ。とはいえ、幼児のかわいらしさは3歳までで、よちよち歩きの頃は誰の子どもでもかわいい。あるいはもっと大きくなっても子どもはかわいい。その伝で言えば人間は男女問わず何歳になってもかわいらしい。筆者がそんなことを特に思うのは仙厓の絵を見ている時だ。そこには人間に対する愛おしさが溢れている。仙厓以上にそれを表現した人を筆者は知らない。また話を戻すと、最近石の狛犬の出物をネット・オークションで見かけ、その一対の犬の威張り具合がかわいらしかった。腕白坊主を思わせたからで、3歳を過ぎて反抗期に入った子どももかわいらしい。すぐに彼も大人になり、角をへし折られる。せいぜい子どもの頃にかわいらしさを発散するのがよい。そうそう、筆者は小学5,6年生の担任に成人して会った時、「大山くんはかわいかったよ」と言われて何となく面映ゆかった。その先生の年齢をとっくに越した今、先生の言葉の意味を噛み締める。筆者が文章を綴っている時の顔を、家内は怒っているようで怖いと言う。何かに真面目に取り組んでいる時は仕方がない。
●天龍寺節分会での児童と生徒の絵画と習字_d0053294_20255486.jpg 憎たらしいと思われるよりもかわいらしいと思われるのがよい。それで芸能人は人前に出ている時は笑顔を絶やさない。それは見る人へのサービスで、無愛想よりは断然よい。しかめ面はひとりでいる時にはよくても、話している時は笑みがあるほうがよい。さて、昨日はスーパーに向かう途中、天龍寺の節分会に境内の法堂前に出かけた。地元嵯峨の小学生や中学生の作品を見るためだ。先生が選んだ作であるはずで、どれも質がそれなりに高く、見ていて楽しい。今日の写真はそれら展示の10分の1ほどだが、雰囲気は伝わるだろう。筆者が特によいと思うものを画面の中心に置いた。最初に見たのは透視図法による室内を描いた横長の絵だ。部屋の奥の壁が破壊され、向こうにゴジラが描かれている絵には驚いた。その発想はいかにも男子らしい。透視図法はイタリア・ルネサンスが生んだもので、日本の中学生は美術の授業でその描き方を学ぶ。彼らのうち、何人がウッチェロの本物の絵を見にフィレンツェやロンドンに行くだろう。あるいは観光で同地に美術館を訪れ、透視図法による古い絵を見て感動するだろうか。より法堂に近い場所に、漢字の一字を具象で表現した絵があった。その中で「礼」は男女のダンサーを描き、センスがよく、もうほとんど大人のプロの絵だ。「辛」は唐辛子をその字形に並べたもので、あまりにひねりに乏しいが、辛いものが好きなのだろう。「怖」は左にお化け、右にそれを怖がる人を描き、その発想は痴漢の多い現在を表わし、秀逸で面白い。この漢字を絵画にする課題は欧米ではなく、日本の美術の特異で得意なことを示している。次は習字で、「新たな目標」の言葉は中学生にふさわしい。去年もこの題があったと思う。写真の作はどれも下手な大人よりはるかに上手だ。次は小学生による「夢」と「美しい空」で、まだぎこちないのがかわいい。これらの作品の端に、とてもぎこちない書の作が数点あって、筆者はそれらが知恵遅れの子が描いたものかと直感したが、それはそれで迫力があり、奔放に描いている点でとても目立った。戦前は絵の授業で手本を筆で忠実に模写した。それは今では書道に残っているが、手本に習いながら自由奔放な書も面白い。模写と自由は絵画や書では永遠の手法だ。今日の3枚目の写真は小学1年生の絵で、中央下の大きな笑顔の絵がとてもよくて大いに気に入った。名前を確認しなかったが、女の子だろうか。きっととてもかわいい子が描いたはずで、筆者は個人的にグランプリとしたい。その子の笑顔と楽しい気持ちがとてもよく伝わる。全部の作品でこれが一番よかった。色合いも個性的でどこか大人びていて、クレパスをていねいに全面に塗っている。小学1年生では将来画家になるかどうか全くわからないが、5,6年生の頃にはもうその兆候は出ている。中学生になればほとんど決まっているも同然で、画家になりたい子は放っておいてもその道に進む。
●天龍寺節分会での児童と生徒の絵画と習字_d0053294_20262574.jpg

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by uuuzen | 2021-02-04 20:26 | ●展覧会SOON評SO ON
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