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●飛び出しボーヤ、その66
泊か漂白のどちらを使おうかと思いながら、とにかく書き始める。何度も書くように、このブログの最初の文字は予め決まっていて、それらを表にしている。冒頭の一字にしたがってその後の書くべき内容が左右されるが、何らかの制約があるほうが物事を考えやすい。



●飛び出しボーヤ、その66_d0053294_01035086.jpgそれは囚われている点で奴隷根性かもしれない。誰しも制約や条件のない状態を願って、たとえば宝くじを買って大金を得たいと夢想するが、金があればあったで切りがなく、そのことに囚われる。あれがほしい、これがほしいと思っている間が楽しいのであって、手に入れると次のほしいものが必ず出て来てやはり切りがない。切りがないのはこのブログも同じで、いつまで続けるのかわからない。続けられるまでは続けたいが、これは老化による疲弊とは別に、続けられない事情が生じるかもしれない。だが、今のところはそのどちらもほとんど意識していない。後者は油断禁物ということで、出かける際は事故に遭わないように気をつけている。これは詳しく書くとまずいのでかなりぼかすが、最近ある人が強盗に遭った。家内も知る人だ。夜の8時過ぎに大通りで車を停めて中にいたところ、見知らぬ男がドアを開け、バッグを一瞬で奪った。スマホやお金、あらゆる証明書、印鑑などがなくなり、犯人は捕まらず、奪われたものも戻って来なかった。運が悪いながら刺されたり殴られたりしなかったので、不幸中の幸いと思えばいいが、奪われた本人は体重が1週間で3キロ減ったそうだ。人生には幸運が飛び出すこともあるが、同じほどに不運に見舞われる。そして後者は油断しないことで幾分かは防ぐことが出来る。その奪われた人から聞いた話だが、事件の前日、知り合いの知恵遅れの10歳くらいの女の子から観音様を描いたお札をもらった。その女子は車の中に飾ってほしいと思って描いたそうだが、もらった本人は絵に感心しながらTVの近くに置いたらしい。その直後に強奪事件に遭い、観音様のお札を車の内部に置いておけば事件がなかったのではと思ったそうだ。それは考え過ぎとは思うが、何となく因縁めいた話だ。またその女の子の好意を無視したことで事件に遭ったと思えば、今後は油断は減るであろう。それにしても大胆に強奪する輩が歩いているもので、獲物を狙ってうろついていたというよりも、「これはやれる」と一瞬の間に強盗に豹変したのだろう。コロナ禍もあって、京都の中心部も夜はよほど注意すべき状態になっている。筆者は夜間歩くのは平気だが、その事件の話を聞いて明るい間だけ歩こうと思った。ほとんど金を持って出かけないので奪われるものはないが、それが相手を激高させ、刃物で刺されるかもしれない。またそういう事件はいくら油断を欠かさなくても、予期しない瞬間に遭遇する。ともかくコロナ感染も含めて物騒になっている。そして高齢者が狙われる。ジャングルと同様の弱肉強食で、人間が最も野蛮だ。
●飛び出しボーヤ、その66_d0053294_01041315.jpg
 一昨日は「風風の湯」に珍しくも午後2時に行った。Fさんも筆者もコロナ以降全く見ないので「死んだか」と最近話題にした人物が来ていた。仕事がなく、やることもないので、4時間近く滞在するようだ。また嵯峨から初めて来たという60代半ばらしき男性とサウナ室でよく話した。礼儀正しい、話のわかる人で、常連になるだろう。ただし、午後2時から4時では筆者とは会えない。定年を迎えてしばらくすると諦念が芽生えるのか、「風風の湯」やスーパーなどで高齢者を見ると、その後ろ姿がすっかり世間の風に漂白されたようで、筆者は思わず背筋を伸ばす。老化に抵抗すると言えばみっともないので、健康でいたいのであらゆることに油断しないと言っておこう。70になると体力と気力が急に落ちるという話をよく聞くが、それは男女ともに同じはずで、生きていても面白くないと考えがちになりそうだが、筆者は気持ちの若さは保っているつもりで、生き方も昔と変わっておらず、しかもやりたいことは減っていない。そうは言っても、また事件に巻き込まれないにしても、何らかの故障を起こす可能性は増え続ける。自治会の掲示板に、70代半ばの男性が行方不明になっているとの貼紙があって、同様のものを毎年見かけるが、70代半ばになれば認知症も増え、足腰が丈夫であれば遠くまで歩き、事故に遭うこともある。筆者は仕事柄、ほとんど家の中にいるが、思いは漂泊していると言ってよく、結局のところ、旅好きもそうでない人も人生をふらふらとして過ごし、やがて髪が白くなるのと同じく全身が漂白される。その漂白状態が清潔と同義であればいいが、そうとは思えない老人のほうがはるかに多い。魅力のある老人など、見栄えが命の芸能人以外ではまあ無理だ。若者に見惚れては煙たがられるから、筆者は赤ちゃんから3歳児までをTVで見ても目を細めて心を和ませる。かわいい3歳の女の子とその母親を89歳の男性が車の故障が原因で轢き殺してしまったと裁判で主張したが、TVで見るその女の子のまだ漂泊も漂白もしていなかったあまりのかわいさを見るにつけ、運命の残酷さに憤る。今日の最初の写真は6月10日、嵯峨の鹿王院の前、2枚目は6月20日、上桂のとある施設の前、3枚目左は今月7日、桂川沿いの児童公園で、久留米鶏頭の写真を撮った後、気づいた。これは公園から出る人物に道に急に飛び出すなと注意を促しているが、ステンシルで吹きつけたもので、同じものがほかにもあるだろう。3枚目の右は11日の日曜日、向日市に自転車で行った帰り、迷い込んで桂の初めて通る裏道で見かけた。公園のそばに保育園があった。筆者が見かける「飛び出しボーヤ」はほとんどがたまたまで、ふらふらと漂流しているさなかに急に飛び出して視界に入る。カメラを持っていないことがあって、気になりながらも同じ場所を再訪して撮影することはあまりない。
●飛び出しボーヤ、その66_d0053294_01043426.jpg

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by uuuzen | 2020-10-11 23:59 | ●新・嵐山だより(シリーズ編)
●鶏冠鶏頭を育てる、その11(... >> << ●この世は、バイバイかも、倍々...

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