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論より証拠」と言われるが、証拠となるコロナ感染者が見つかれば大騒ぎでは済まない。それで「風風の湯」の客はフロントで額に温度計をかざされて体温が測定され、またマスク着用が求められている。
筆者は休憩室を利用せず、フロントから浴場までの10数メートルの廊下では人とめったに擦れ違わないので、マスクはしない。2か月ほど前か、一見客がマスク姿でサウナ室に入り、文庫本を読み始めた。いくら読書好きとはいえ、サウナ室に本を持ち込むのは本によくない。それにマスクしたままで90度以上の温度があるサウナ室でじっとするのは、我慢大会の優勝もので、あまりに滑稽だ。19日からの4連休はGO TO トラヴェル・キャンペーンが功を奏して、「風風の湯」は超満員のようで、昨夜はそれを見越しては夜7時過ぎに出かけた。フロントから「さっきまで大変な混雑でした」と予想どおりの言葉を聞いたが、筆者と同時に7,8人の若者がやって来た。その後も数名のグループが途絶えることがなく、サウナ室も含めて湯舟も芋洗い状態が続いた。若者が800円の割引日であったためと、駅前のホテル花伝抄が満室で、その宿泊客が外風呂として利用するからだろう。フロントによれば、花伝抄は年の土日祝は予約で満室で、平日もほぼ埋まっている。観光客が多いことを予想して嵯峨のFさんは土日は絶対に「風風の湯」に来ないと言っていたのに、昨夜筆者の5分ほど後にやって来た。お互いコロナをそれなりに気にかけながら、なるようにしかならないとの思いで、Fさんは今は定員2名のはずのサウナに若者が4,5人入っていても利用する。フロントでの検温も、感染しているのに症状のない人が37.5度以上にならない例があれば意味がない。また現在全開状態の大浴場と露天風呂との境にある大ガラスと出入り口の扉を、そろそろ寒くなるので閉め切ってほしいと昨夜フロントに伝えたが、彼らはアルバイトで、「上司に訊いておきます」と言うばかりだ。客が増加は大歓迎でも、コロナ感染者が出ればおしまいという痛し痒しの状態だが、浴場で感染者が出た話を聞かない。コロナ感染は麻薬使用者と同じように芋蔓式でつながり、増えて行くが、芋洗い状態が最もよくないことがわかっている。「風風の湯」は時間帯にもよるが、先ほどTVで見た繁華街と同じ混雑ぶりで、裸の人がグロテスクな芋に見えた。一方、ライヴハウスは5割の客入りに制限されていて、それで割に合うのかと思う。
11月7日に第2回「ザッパロウイン」があるが、去年の半分となれば25人だ。レザニモヲから当夜ザッパについて何か話してほしいと言われていて、ザッパの音楽の魅力に染まる人を芋洗い式に増やしたく、また「論より証拠」で、おみやげの品の心づもりをし始めている。今日の写真は裏庭で採れた今年のムカゴ全部で、小粒は芋洗い状態、大粒は人間の金持ちと同じで優雅に広い空間でくつろぐ。
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