「
呼び鈴を 誤り鳴らし また発ちぬ」、「リン鳴らし ぐるり見渡し 炎天下」。俳句めいたものをまた作った。今日の先月29日の写真を使う。この日、ほかにも撮ったので順に投稿するつもりでいる。
今日の青空の写真は午前11時だ。正確に言えば2分ほど過ぎていた。向日市に自転車で出かける際、近所の畑の際で撮った。日差しの強い中、2時間も自転車を漕ぐのは大変だが、曇天なら途中で雷雨に遭遇する可能性がある。また午後なら気温がさらに高くなる。午前のもっと早い時刻に出かければいいものを、筆者は朝が苦手で、昼頃にならねば何事もやる気が湧かず、それで11時になった。すぐ近所の畑に差しかかった時、青空を撮影する気になった。自転車から降りずに撮って、すぐに漕ぐ体勢を整えようとした時、右手が自転車の呼び鈴のつまみに触れ、大きく一度だけ「リン!」と鳴った。車のクラクションを鳴らして前方の車の運転手に殺される事件があることを思い出しながら、バツ悪そうに周囲を見回すと、炎天でもあって人影は皆無だ。それで本格的に向日市に向かったが、目的に着くのは正午だ。それを思うと「向日市に 向かう気持ちは 日に向かう 」で、感じる暑さは倍化した。それはともかく、別の句も作った。「信楽に 行きたし見たし しがなき身」。これの説明をする。「風風の湯」とスーパーに行く以外は外出しなくなって半年ほどになるが、春に予定されていた展覧会が秋になったり、あるいは秋に予定されていたものが中止になったりするなど、美術ファンにはさっぱりの年度になっているが、先日MIHO MUSEUMから秋季展の案内はがきが届いた。コロナ禍で中止になった春季展が、今月1日から12月13日まで開催されるとのことで、どうしても見ておく必要のある展覧会だが、筆者には信楽の山中の同館まで行く足がない。内覧会はいつも5台の送迎バスが京都駅八条口から出るのに、三密を防ぐ必要上、今回は内覧会がない。また行く日を予約せねばならないという警戒ぶりだ。まだ3か月少々あるので誰かに車で連れて行ってもらうことをゆっくり考えればいいようなものだが、当てがない。車を持つ近所の親しい人はいるが、彼らは美術展に興味がない。手元にある招待状は同時入館ならば筆者を含めて4人程度は無料だ。MIHO MUSEUMが所蔵する日本の絵画を見せる展覧会で、若冲の「象鯨図屏風」を含む。車の用意が出来て同館まで筆者と見に行ってもよいと思う人はツイッターからでも連絡してほしい。筆者は京都駅まで出るので、そこから信楽の同館まで往復していただくことになる。また同館のレストランはコロナのために使えないので、食事の必要があれば別の場所になる。 「駄目元で 言ってはみたが 駄目は駄目」と思ってはいるが、「晴天の 霹靂級の 珍事あり」を一方で期待してもいる。
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