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●嵐山中ノ島の鵜屋、その17
るつもりはなくても、目に見えず、感染してもすぐに症状が現われないコロナ・ウィルスなので、今日から始まった「GO TO トラヴェル・キャンペーン」で嵐山は人出が多いだろう。



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昨夜は「風風の湯」に行ったが、すぐ近くのホテル花伝抄は半分以上の部屋が明るくなっていた。それに明らかのそのホテルの宿泊客の若い親子が「風風の湯」に来ていた。筆者が男湯の暖簾をくぐって出ようとすると、小学1年生くらいの細くてかわいい女の子が暖簾のすぐ外側にいた。筆者に驚いて彼女は女湯に走ったが、家内によればその子と顔がそっくりな母親がいて、少し話をしたそうだ。GO TO キャンペーン目当てに栃木からやって来たとのことで、政府のキャンペーンはそれなりに経済効果が出ている。一方で言われているのが、新コロ感染者の急増で、今のところ重傷者がいないので、経済効果を考えて緊急事態宣言は出さないようだ。観光業を支えるために人々に遠出してもらうのはいいが、新コロ感染者が出るリスクがあって、感染したくない人はキャンペーン騒ぎを無視する。「風風の湯」の常連の82歳のMさんは、東京人がそのキャンペーンの対象から除外されたことはいいとして、東京の住民は他府県人よりも収入が多いので、政府から補助金をもらってまで旅をするべきはないとの意見だ。その件については筆者はどうでもいいが、昨夜の「風風の湯」は若者が目立ち、筆者は彼らの姿がない時にサウナ室を利用した。彼らはよくしゃべるし、狭いサウナ室はウィルス感染の心配が少ないとはいえ、なるべく彼らと同じ空気を吸いたくない。そのような気分がしないでもない。それくらいの心がまえであれば感染する確率は低いと思うが、感染した人が「感染しました」と吹聴するだろうか。匿名のSNSであればそういう例を見たことがあるが、たとえば筆者が発症し、それが治癒した後、「風風の湯」で常連相手にその経緯を話すと、おそらく敬遠される。となれば、感染するかもしれないという怖さは、感染そのものとは別に発症や治癒後の人間関係の歪みを孕んでいて、新コロは他者が信用出来ないというとても始末の悪い状態をもたらした。こうなると長年引き籠っている人は安全で、いろんな人がいることのよさが再確認される。誰もが同じ方向に進むと絶滅する可能性が大きく、大多数から外れた「変わり者」がもしもの時に大いに役立つという考えを持っているのがよい。筆者は仕事柄家に籠る必要があり、そのことがストレスにならないが、毎日家事ばかりで退屈している家内はどこかへ行こうとせがむ。それは、先ほどようやく家内に福田美術館の若冲展に行かせたからで、それなりの外出の装いをして出かけた家内は、展示作品の少なさもあって1時間ほどで家に帰って来たが、久しぶりに初めての施設を訪れて観光気分になったのだ。出かける前はぐずぐず言っていたのに、たまに出かけると気持ちが明るくなる。
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 昨日家内は福田美術館の北側にパンがおいしいカフェがあると筆者から聞いたことを思い出して話した。家内は若冲展を見た後、筆者と落ち合ってその喫茶店に連れて行ってほしそうにしたが、場所を調べる面倒はいいとして、着替えるのが面倒で、また仕事に熱中していることもあって聞き流した。近くなのでいつでも行けると思っているとなかなかその機会がないのは福田美術館も同じだ。筆者は4月のかかりに行ったが、チケットがあるのに家内は3か月以上も行かず、後期展は見ていない筆者にもう一度見ろと何度も勧めた。図録を買ったのでその必要はさして感じず、また若い女性と一緒であれば何度でも行きたいところだが、家内の知っている女性であればそのことを無碍に反対はしない。そう言えば家内の東京にいる親友がたまに電話をよこし、京都に行きたいとしきりに言う。2,3年前までは高槻に実家があったのに、誰も住まなくなって取り壊され、そのことでその親友は大阪や京都に行く必要がなくなった。わが家にどうにか泊まれるので、いつでも来てほしいと言っているが、病気のご主人を放っておくわけに行かず、また夫婦でとなるとわが家では少ししんどい。さりとてホテル泊となれば新幹線代込みで10万円以上する。そんなことを考えているうちにお互い古希を迎え、もう死ぬまで何度も会えない。今年は祇園祭りや天神祭り、地蔵盆や時代祭りなど、人が多く集まる行事はことごとく中止で、また展覧会の開催も激減したので、大阪にも出る用事がない。それに大阪では感染者数が増えていて、なおさら無理に出かける必要を感じないが、そんなことを思う人が多いと、観光地の京都がどこまで客の減少状態に耐えられるかとなれば、家内によれば渡月橋のすぐ近くに建った大型ホテルは今日はもう利用客があるとのことで、筆者が懸念する必要はない。さて、今日の3枚の鵜屋の写真は先月6日、桂川を背に上流から下流へと順に撮った。同じ日にもう3枚撮影したが、それらはいずれ投稿する。鵜屋は今も同じ状態にあって、内部に鵜はいない。長雨続きで、桂川は増水し、また濁っていることが多いので、鵜飼は今月から始まったようだが、82歳のMさんによれば中止が続いている。川が濁っていると苔が生えず、そして苔を食べる鮎がいないので鵜飼が出来ないそうだ。それよりも今年は新コロで客が来ない。鵜飼船は三密状態で、たぶん今年は1日も出来ないだろう。そうなれば完成した鵜屋に鵜を放って観光客に見せることも無駄で、新コロの終息まで鵜屋は現状のままになるだろう。今日の写真からは何の施設かわからないが、裏手は別の様相を呈している。金網の向こうの鵜を見たいが、GO TO キャンペーンで観光客が少々増える程度では鵜を放たないだろう。鵜にすればどうでもいいことで、そののんびりとした動物を見てあくせくする人間のアホらしさを思うために、動物を見せる施設がある。
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by uuuzen | 2020-07-22 23:59 | ●駅前の変化
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