宵のうちからホタルは光っていると思うが、そのあまりに小さな灯りは真っ暗にならなければ遠目には目立たない。昨日触れた中ノ島小橋は、すぐ上流の畔にある「風風の湯」が休業中であるため、夜は人がいても誰かわからない暗さだ。

「風風の湯」の前の桜の林にある街灯の数は、「風風の湯」が出来る以前の倍に増え、またLEDになったのでより明るいが、人間はどんなことにも馴れ、今では中ノ島小橋や「風風の湯」付近は10年前の暗さでは怖い気がする。金曜日の夜、家内と散歩でJR嵯峨嵐山駅まで出かけ、その往復で中ノ島小橋から下流を覗き込んだ。見知らぬ数人が同じようにしていて、彼らがホタルを観察していることがわかったからだ。去年も同じ場所で筆者は見知らぬ若い女性と並んでホタルを見た。
6月24日の投稿の最後に、その5月24日の深夜の出来事を書いている。ということは今年は見るのが2週間遅かったが、ホタルはそれは知ったことではなく、筆者とは無関係に点滅しながら飛んでいる。中ノ島小橋のすぐ上流では去年はオオサンショウウオが数匹泳いでいたそうで、そのような清流には見えないのに自然はまだ豊かだ。今年はそのオオサンショウウオの写真を撮って載せたいが、これは昼間に散歩すればよく、毎日通っている間に目撃出来るだろう。話を戻して、一昨日は中ノ島小橋の上からホタルが青く点滅するのを見下した。橋の下には桜の林寄りに幅1.5メートルほどの細い水路もあって、去年はそこに飛ぶホタルを前述の女性と眺めた。彼女は筆者と別れた後、中ノ島公園から渡月橋に向かったはずだが、かなり暗く、筆者でも危険を感じるが、彼女は見知らぬ筆者に近寄って来てホタルを見せたから、えらく人懐っこい。今年は家内が橋の下の中央を流れる桂川の支流でも5匹ほど飛んでいるのを指摘した。そのどれもが汀やその近くの草の上のはずだが、水面を飛べば水面にその光が写って2匹に見える。筆者の性能の悪いカメラでは映らないことを知りながらもシャッターを切った。それが最初の写真で、小さな青の斑点がいくつか見える。たとえば昨日の満月の写真ではそうした斑点が映り込み、それはフィルム・カメラでも必然的に生じる本体の感光基盤上の埃や傷が原因だが、筆者は気になる場合は画像加工ソフトで消して投稿している。今日の最初の写真はホタルらしき青の斑点以外のものを消した。青い斑点もホタルではなく、カメラ本体の傷かもしれないが、筆者が橋の上から見たのと同じように斑点が散らばっているので、ホタルの可能性もある。青い斑点以外は真っ黒で、これは現実とは少々違うが、筆者の肉眼でもそう見えていたし、筆者のカメラではなおさら真っ暗闇の水面と草むらの区別がつかない。2枚目の写真は昨日同じ場所に立って撮ったもので、白鷺が二羽うろついていた。彼らはホタルが捕食するニナを食べるのだろうか。それはともかく、夜はホタルの出番だ。

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