告知された催しが期日どおり開催されることはあたりまえだが、日本ではそうでもなくなり、ここ1,2週間がその後にどう感染が広がるかわからない新型のコロナウィルスで、毎日世界各地から感染者やそれによる死亡者が出たことが報じられると、1,2週間で済む問題かと心配になる。
阪神淡路大震災の時、神戸で被害に遭った人は、近畿全体が同じようなことになっていると思ったと聞いた。ところが隣りの大阪では全然違って、人々が普通に勤務していたことを知って衝撃を受けたらしい。コロナウィルスはアメリカではほとんど影響がないのか、今日アレックスから届いたメールにはそのことは何も触れられていない。またトランプ大統領はイタリア、韓国、日本からの渡米を認めない方針で、日本にいては実感出来ないことが世界では起こっているが、それも刻一刻と事情が変わる。それはさておき、前回のアレックスのメールで、映画がようやく完成し、映画祭で上映会が開かれることを伝えて来たが、今回はもう少しそのことについて詳しいことをいくつかのページをリンクさせて説明している。
映画祭は
今月14日だが、日本からは見に行きたくても入国が認められないか。リンク・ページでは映画の概略が紹介されている。制作に5年を要した作品で、題名は「ZAPPA」、129分だ。次の上映として
18日から29日にかけてコペンハーゲンが予定されている。北欧は昔からザッパ・ファンが多く、彼らがアレックスに働きかけたのだろう。DVDの発売が始まれば、支援者にはDVDのほかに支援金の多寡に応じて本やレコードなどが送付されるが、その期日はまだわからない。今月中旬にはDVD発売権について各国に打診され、入札が行なわれるのではないか。何度も書くように日本語版が出るかどうかはわからず、出るとしても字幕や解説をつけるためにアメリカ版よりも1か月は最低遅れる。ともかく、予定どおりに今年3月の完成と公開に漕ぎつけ、これまでのDVDと違ってずばり「ZAPPA」と題しているところにアレックスの自負が見られる。2時間は長めだが、これでも1000時間を超える映像からそうとう素材を厳選したはずで、またザッパ・ファミリーも全面的に後押しし、今後発売されるザッパの映像作品のひとつの規格が出来たと言ってよい。ファンとしてはザッパの演奏する姿を可能な限り長く収録してほしいが、アレックスの映画は今後発売されるそういう作品へのダイジェストとして機能するに違いなく、未発表音源のCD化からDVDの発売が一気に増える気がする。ザッパが溜め込んだ録音や録画の全貌は明らかにされておらず、ファンはもどかしいが、収蔵庫の全貌が詳細に発表されると、それはそれで先が見えたようでさびしく、これまでのように小出しに発売し続けるほうが期待が膨らんでよいだろう。今日の2枚目の写真は
支援者用のグッズで、今からでも買えるものがある。
●スマホやタブレットでは見えない各年度や各カテゴリーの投稿目次画面を表示→→