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●渡月橋上流左岸河道整備、その3
は生綱(きづな)かと思うと、ネットで今調べると「動物をつなぎとめる綱」の意味とある。まあ、あまり外れていなかった。



●渡月橋上流左岸河道整備、その3_d0053294_00241086.jpg
「絆」は「絆創膏」や「脚絆」で使う漢字で、昔からよく知ってはいるが、一字だけではあまり見覚えがなかったところ、大震災に遭遇した人たちをさまざまに支える活動の中で新たな意味を獲得した。それはそれでとても美しいことだが、筆者は気恥ずかしくて使わない。人に対して冷たいからと言われそうだが、知らない人に無関心である点でそれは間違いではない。それに知っている人でもなるべく会いたくないことはままあり、そういう人に対しては顔の表情はさておき、心は冷淡のままだろう。3日前に昔の女性の知り合いの消息が気になり、家内に電話させた。去年も今年も年賀状が来なかったからだが、彼女はパリから帰って来たばかりで元気であったことがわかった。もう四半世紀は会っていないが、還暦を過ぎた彼女は独身のまま、経済的には成功し、ヨーロッパには60回も行ったことがあると言った。彼女は昔筆者と家内が勤務していた大阪の建設コンサルタントにアルバイトとして入って来て、家内の紹介によって社員になり、10年ほど仕事をして独立した。彼女とは絆と呼べるほどのおおげさな関係はないが、彼女がアルバイトで入って来た頃のことを筆者もいろいろと知っているだけに、それなりに現状は気になる。彼女の名前をネット検索すると2件のみヒットし、しかもそれは10年以上前の記事で、年賀状が滞ったことを心配したが、仕事が多忙で年賀状を書く暇がなかったのだ。また去年秋に嵐山に仕事で来ていたとのことで、しかもそれは「風風の湯」の常連の82歳のMさん宅の隣りの家のリフォームに関してのデザイナーとしてであった。Mさんからはリフォームが1か月ほど続き、騒音その他で困っていると聞いていたが、世間は狭いものだ。そのことをMさんに言うと、Mさんは名刺をもらった彼女に苦情を言わなくてよかったと笑いながら言った。彼女は筆者の家に長年訪れていないので、場所がわからず、立ち寄ることが出来なかった。大昔の知り合いが元気でいることは嬉しいものだが、彼女は筆者と家内の生活が昔と全く変わっていないことを幾分憐れむかもしれない。それはさておき、家内は彼女との長電話で、昔勤めていたその会社の人たちの近況をいろいろと知り、また去年の夏のボーナスが給料の半年分も出て会社がとても儲かっていることを聞いた。それが別段羨ましくない。筆者と同期で入社した人たちは定年退職して、彼女がOBの同窓会で彼らに会うと、みんな悠々自適ながら、やることがなくて退屈しているそうで、彼らの顔や体つきが何となく想像出来る。筆者も勤め上げていれば同じような境遇になっていたが、自分で選んで来た道には満足している。もともと定年のない仕事に就きたかったので、後はやる気が失せるまで走り続けるだけだ。
●渡月橋上流左岸河道整備、その3_d0053294_00243398.jpg
 筆者は土木工学を学んだので、工事の設計図の見方や工事の進行具合についてはわかる。渡月橋の上流左岸で工事が始まって、今日は先週21日に撮影した3枚の写真を載せるが、左岸側にあった桂川の本流より少し高く流れている分流の上に鉄板を敷き詰める工事が進んでいる。特に3枚目からその様子がよくわかる。鉄板の下に二本の太いコルゲート・チューブが見えているが、以前の分流の水をそれで通している。この分流がなぜ設けられたかだが、渡月橋付近にその説明パネルがある。渡月橋から150か200メートル上流に水力発電装置があって、それで得た電気で渡月橋の左右の歩道に等間隔に点在する照明を灯している。その小さなダムが今回の工事でどうなっているのか現場を訪れていないのでわからないが、水流をチューブで流し替えているので発電は行なわれているはずで、実際照明は以前と同様に夕暮れになると灯り始める。この照明を途切れさせてもいいのであれば、鉄板の下にチューブを埋め込む必要はなく、ダムの少し上流で流れを止めて本流に流せばよいが、七色に変化する灯りがなければ歩行者は躓く可能性が大きい。それほどにこの照明は歩行者にはかなり邪魔なもので、外国の観光客の多さを予想していなかった頃の設計だ。車道にまで溢れる歩行者がいては、もうこの照明は撤去したほうがよい。どうせ暗くなればほとんど人は歩かない。同じ形状の照明は現在建築中の大型ホテルの前、桂川沿いにも存在するが、時々車がぶつかって根元から折れている。車にとっても邪魔なものだ。一方、渡月橋に自動車がたくさん走るようになって、車道と歩道が分離され、歩道は一段高くされたが、それがいつのことかと言えば、筆者が嵐山に住み始めた頃にはもうそうなっていた。昭和半ばの邦画に渡月橋を女優が歩く場面があって、そこでは車道と歩道は分けられておらず、車が通る時に歩行者は端っこを歩いた。それから半世紀ほど経ち、今やあまりに車の往来が激しく、もうそろそろ車は別に橋を設けてそこを利用させるべきだろう。渡月橋付近の工事が毎年行なわれているので、いずれそういうことになるかもしれない。今日の最初の写真は現在建設中の大型ホテルの前に黄色のユンボと横たえられた黒いコルゲート・チューブが写っている。ホテルが完成し、宿泊客が利用し始めれば、再来年まで続くこの工事は宿泊客には評判が悪いだろうが、工事期間は2、3月と限定され、京都ではまだ観光客が少ない頃だ。また武漢で深刻化するコロナ・ウィルスの猛威によっては嵐山の観光客はいつ戻って来るかわからず、建築中のホテルが開店休業状態になりはしないかと多少心配する。他人事であるのでどうでもいいと言えばそうなのだが、嵐山が何も建たずに原っぱのままであればよくても、真新しい建物が出来て人影がないというのは嫌だ。
●渡月橋上流左岸河道整備、その3_d0053294_00250065.jpg

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by uuuzen | 2020-01-30 23:59 | ●駅前の変化
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