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●ムーンゴッタ・2020年2月
さを感じて全身を掻きむしることが最近多い。老人の皮膚は乾燥しやすいそうだ。それが原因と思うが、家内は毎晩飲む酒のせいと言う。だが、酒の適量はわかっていて、体に悪いほど飲まない。



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今日は富士正晴の『どうなとなれ』をかなり読んだ。同じ本を2冊持っていて、よけいに目につくのだが、昔読んだことを思い出しながら読み進む。富士が63,4の頃の文章で、富士はかなり歯が抜け、終日坐り込む生活を続けている。毎日深酒で、それで寿命を縮めたと思うが、だらだらした駄文のようでいてとても真実味があって、身につまされる。60代半ばとはもうそういう世代であることを思うのだが、一方で筆者は歯は全部揃っていて大酒飲みではないので、富士とは人生観が少し違うことを感じる。それは結局厭世気分の程度の差だが、今68歳の筆者が富士より元気であるとしても、いずれ筆者も63,4歳の富士の心境に達する。それを思いつつ、『どうなとなれ』を読むと、どうなとなれという心境に達しても文章は書けるもので、またその内容はやけくそのようでいて、その年齢でなければ書けないことを知り、妙に勇気づけられる。最近加藤一雄の本も同時に読んでいるが、加藤の存在を知ったのは富士の本によってであり、去年言及したヴァージニア・ウルフについてもそうであって、芋蔓式に富士から筆者は他の作家に関心を広げている。加藤については京都画壇、ウルフについては女性の創作家という切り口での関心で、後者についてはここ1年ほど考えることが多く、またそのためには女性から直接意見を聞く必要があるのだが、今思っているのは数人の若い女性へのインタヴューで、いずれひとりずつ対話したい。ところが、3日前にわが家に来訪した女性にその話をすると、彼女は女性が男性と違って芸術家として大成しにくい理由についての筆者の疑問に即座に答えた。それは男と違って気分にむらがあるからとのことで、またその意見の後に「男も更年期があるようだけど」と笑ってつけ加えた。なるほど、女は毎月生理があり、また子どもを産み育てるという生活の変化もあって、芸術にうつつを抜かし続ける暇がない。それで太田垣蓮月や生田花朝女のように結婚せず、子どもをもうけずに生きるのでなければ作品で名を成すことは難しい。だが、子どもを産み育てずに創作に励んでも有名になる可能性はきわめてわずかで、ウルフのように稀な才能が前提だ。また彼女は精神病で、それが創作に複雑に関係していたが、筆者の関心はいわゆるメンヘラ度と創作との関連だ。さて、昨日の午後嵯峨に買い物に行くと、水色の空に半透明の満月が浮かんでいたが、カメラを持っていなかった。正式な満月は今夜だが、朝から雨で、夜になっても分厚い雲で月は見えない。諦めかけていたが、11時頃に外に出ると満月が浩々と照っていた。それで筆者は全身に痒みを覚えて狼男となり、メンヘラ度が100に戻る。
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by uuuzen | 2020-02-09 23:59 | ●新・嵐山だより(シリーズ編)
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時々ドキドキよき予告

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