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●嵐山に出来る大型ホテル、その4
びた味わいが好きな人は京都には来ないだろう。嵐山は京都盆地の西北に位置し、中京の住民からすれば鄙びた田舎だが、去年は中ノ島に東京表参道にある喫茶店が同じ屋号で開店した。



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筆者まだその喫茶店に入っていないが、表参道の洒落た店が嵐山に出来たのは、押し寄せる大勢の観光客を当て込んでのことで、また東京の資本がそのように儲かるともなればどこへでも進出して京都らしさ、嵐山らしさはなくなって行く。東京からやって来た若い女性が、「わあ、ここに表参道にあるあの店があるわよ!」と言いながら入店し、地元京都はほとんど経済的に潤わず、東京人が別の場所で東京人相手に商売する構図だ。そのことを苦々しく思っているのは地元で小さな商いをしている人たちで、彼らは中国人観光客が何も買わないどころか、図々しくトイレを借りに入るだけであることに諦めの気分でいる。話を戻すと、表参道にある喫茶店が嵐山に出来たことをつい先日「風風の湯」の常連で嵯峨に住むNさんに話すと、早速奥さんと散歩がてらにコーヒーを飲みに行ったそうだ。Nさんは毎日自宅から天龍寺前の商店街を抜け、渡月橋をわたって上流側にある、窓からの眺めがよい喫茶店で過ごすのを楽しみにしている。そのことを知っている筆者はその新しい店を紹介したのだが、税抜きで500円のコーヒーを毎日喫茶店で飲むのがひとつの趣味というのは健康によい。Nさんは喫茶店で過ごした後、一旦家に戻って「風風の湯」にまた向かうが、毎日喫茶店と風呂に通って4万円の出費だ。70代半ばではそれが可能な人が何割いるのだろう。その話を別の常連でNさんより数歳下のFさんにすると、Fさんは大のコーヒー好きで、毎日6杯は飲むが、喫茶店通いから自宅で豆を挽いて飲むことにし、ここ数年は挽いた粉を袋詰めした安価なものをスーパーで買っていると言った。Fさんも健康のために毎日散歩を1時間ほど欠かさず、「風風の湯」に毎日通っているが、Nさんほどには経済的ゆとりがないのだ。それはともかく、Nさんには別の喫茶店を紹介するつもりでいる。それは渡月橋から300メートルほど上流の嵯峨嵐山文華館で、この施設以前の時雨殿とは違って玄関が桂川に面したところに移動し、また入ってすぐ左手に細長い喫茶室が設けられた。そこだけ入るのであれば入館料は不要で、散歩好きなNさんであれば、現在通い慣れている渡月橋畔の喫茶店に行くのとほとんど距離は変わらない。喫茶店は桂川から少し奥に入った民家が建ち並ぶ中にもあり、また現在建設中の大型ホテルの内部にも出来るはずだ。蛇足ながらNさんはコーヒーの味がわからず、また必ずアメリカンを注文するが、その理由は薄味のほうが体にいいと思うからとのことだ。筆者は家ではコーヒーより紅茶をよく飲むが、たまには洒落た喫茶店で飲みたいと思いつつ、着替えて家を出るのが億劫でもあって、きわめて不健康な生活をしている。
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 現在建設中の大型ホテル前の道路は大型トラックやタクシー以外に人力車もよく通り、それこそ鄙びた雰囲気はないが、対岸に嵐山があるので、京都では独特の解放感と圧迫感が味わえる。それが室内の窓ガラス越しでは、また違った絵画的な、箱庭を眺めるような情緒に変化する。その理想的眺望が得られる店は現在のところ渡月橋からほんの少し上流左岸のそば屋の2階のみと言ってよいが、その隣りに建設中の大型ホテルの部屋がそれに加わる。そのホテルの宣伝をするつもりはないが、今日の3枚の写真は全貌を現わし始めたそのホテルの外観で、最初は去年12月11日、2枚目が29日、3枚目が今月8日で、道を挟んで西隣りに建った福田美術館とほとんど同じデザインであることがわかる。ガラスが多用され、真向かいにある嵐山の眺望を売りにしていることがわかる。このガラスは強い風力に耐えるのかと思うが、もちろん強度計算はされ、また台風があっても飛んで来るものは葉っぱくらいのものだ。これがオープンして地元住民が泊まるかとなれば、冥途の土産として東京オリンピックの開会式を見ると言うNさんはそのつもりがあるかもしれない。「風風の湯」の常連はほとんど経済的にはかなりのゆとりのある人が多いが、何に金を使いたいかという価値観の違いや、また趣味をきわめることに熱心かどうかということから、筆者に見るところ、経済的格差は人間性に全く関係がない。そうそう、Nさんに以前筆者が再来年の時代祭りでひょっとすれば馬に乗る役割が回って来るかもしれないことを話すと、その役目は名誉なことで、また大金が必要であると聞いているので、いくらか寄付したいと言われた。言葉だけでも嬉しいことで、身内の大金持ちでもそんなことを言ってくれない。あるいはNさんとは「風風の湯」でのみ当たり障りのない話をする間柄なので、Nさんはお愛想でそのようなことを言ったのかもしれないが、Nさんは不動産の運営で経済的に大いに成功し、暮らしに何の不自由もないことゆえの大盤振る舞いの言葉と受け止めてよい。ただし、筆者は本当にNさんから時代祭り用の資金を得る気はない。Nさんもその話をとっくに忘れているはずだが、ただNさんとしては「風風の湯」の常連の中ではほとんど筆者が最もよく話す相手であるだけに優しい言葉が出たのだろう。Nさんは美術には全く無関心で、ほとんど何の知識もなく、それで去年10月に出来た福田美術館内部に眺望のよい喫茶室があることも話していないが、建設中のホテルが出来るとNさんに泊まってもらってその感想を聞いてみたい思いはある。阪急嵐山の花伝抄は泊まったことはないが、完成した時の内覧会で内部を一巡し、撮った写真はこのブログで紹介したので、泊まった気分になっているが、現在建設中のホテルは右京区にあって、内覧会があっても西京区民は見られないだろう。
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