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●『WHO THE F*@% IS FRANK ZAPPA ?』アレックスのメール82
年53でもほとんど52歳で死んだザッパの日本における一般的な印象は「変人」だが、ろくに音楽を聴かない連中が風評を鵜呑みしているだけのことだ。



ザッパの最初の妻はザッパが働きに出ている間に野菜などで自慰をする性癖があり、それを目撃したザッパはその後離婚するが、再婚してからは子ども4人をもうけ、妻を外で働かせずに自分の音楽の才能のみで家族を支えた。そういうあまりにもまともな人生を歩んだ音楽家が変人で、自分ひとりの生活さえもままならないようなミュージシャンがまともと言うのであれば、なぜ彼のまともな音楽がまともに評価されて有名にならないのか。ザッパはヴァレーズの言葉を自分なりに解釈して、「今日の作曲家は死を拒絶する」を座右の銘にした。これは音楽活動を続け通すという意味と、作品が不滅となることを願う思いが込められるが、ザッパほど努力をし続けた音楽家はきわめて稀で、それを変人と言うのであれば、大多数の音楽はただのろくでなしに過ぎない。練習、練習、練習、努力、努力、努力。これが出来ずに作品で有名になりたいと思う輩はただの「ええかっこしい」で、またそういう輩にそれ相応の異性やファンはくっつくもので、大いなる勘違いから「お山の大将」気取りをするが、ザッパの巨峰の足元にも及ばないことは膨大な量の作品が証明している。それはともかく、ザッパの子どもたちは全員まともに育ち、次男が母の後を継いで社長になった現在、一方でのアレックス・ウィンターによるクラウド・ファウンディングの芳しい支援金によってザッパが遺した録音テープなどの資料の調査と整備が完了し、今年からは以前より頻繁に未発表録音が発売される計画がある。今日届いたアレックスのメールには、彼が制作していたドキュメンタリー映画が完成し、3月にテキサスのオースティンでの「SXSWフェスティヴァル」で初公開されるとある。『ローリング・ストーン』誌が取材するとのことで、4月には同誌に写真つきの批評が載るだろう。このフェスティヴァルは映画と音楽のお祭りで、2300本の長編映画から選ばれた作品が9日間にわたって上映されるとのことだ。この1年で8600本ほどの映画が作られたともあるが、これがアメリカだけのこととすれば、映画は作りやすくなっているのだろう。アレックスはアメリカの別の都市や世界各地でのフィルム・フェスティヴァルでの公開も予定していて、日本ではどうなるか気になるところだが、『ロキシー・ザ・ムーヴィー』と同様、日本盤DVDが発売されるのであれば、それを機に東京で1回限りの上映があるかもしれない。字幕入りの日本盤の発売に関してはこれからアレックスらが各社に働きかけるはずで、どこかの会社が配給権を得ることを期待したいが、アレックスはアメリカでのDVD発売がいつになるかは明らかにしていない。
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 アレックスに一定金額以上を支援した人がもらえる本は、未公開写真や『ローリング・ストーン』誌の編集者のデイヴィッド・フリッケによる文章を収め、ザッパのアルバムを何枚かデザインしたマイケル・メスカーが装丁を担当している。サウンドトラック盤も制作中で、カル・シェンケルがジャケットをデザインする。これらはDVDとともに300ドルを支援した筆者は送ってもらえることになっているが、早くて3月だろう。さて、今日の最初の白黒写真は1970年5月に撮影されたザッパと指揮者ズビン・メータが、マザーズとロス・フィルとの共演について話し合っているところで、何が写っているのかわかりやすくするために、左端のフィルム1コマ分カットして載せる。この場面の、もと接近して床の上から見上げた別のカメラによる写真は昔に発表されていた。ザッパがハンバーガーを食べていて、今日の写真でもその様子は2,3枚に写っている。この共演は海賊盤しか音源は残っておらず、録音が許可されなかったザッパはとても悔しい思いをしたが、正式に録音されていたならば、『200モーテルズ』とは双璧の、ザッパの経歴上、空前の大管弦楽団との共演となっていた。ただし、同海賊盤からわかるように、マザーズとオーケストラはそれぞれ独立してモザイク状に組み合わさっているだけで、それを一体感と捉えるかどうかはファンとしても微妙なところだ。それはともかく、ビートルズの最後の発売となったアルバム『レット・イット・ビー』と同じ月に、アメリカでロック・バンドとオーケストラの共演コンサートがあったことは示唆的だ。そして、ロックがシンフォニック化して行く当時の流行をよく反映している一方、そのロックのシンフォニック化におけるザッパの依って立つ位置は、オーケストラ用の総譜を自分で書いていたという事実と合わせて、イギリスのプログレ・ロックとは大いに違い、またその飛び切り変わった才能は誰も真似の出来ない、いい意味での「変人」ぶりを示していた。今日の2枚目の画像は、エド・ラスカ(Ed Ruscha)という画家が自分の父親のスタジオの壁に描いたザッパの肖像で、観音開きの扉の中央かと思うとそうではなく、中央に細い仕切りが飛び出ていて、それを中心に左右にL字型に描いたザッパの二分した顔の紙を貼りつけている。この左右に分かれた顔は片側だけ描いて反転した鏡像で、その意味で真正面から見れば左右がかなり非対称であったザッパの顔とは雰囲気が違うだろう。左右に青く見えるのは絵画の額縁のようで、父親も画家なのだろうか。エドの作品はネットで見る限り、いくつかの手法を持っていて、代表的な画風が把握しにくいが、その多様性が現在の作家のあるべき個性なのかもしれない。エドの紹介は唐突で、アレックスは彼について次回のメールで何かを伝えるのだろう。
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by uuuzen | 2020-01-16 15:58 | ●ザッパ新譜紹介など
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