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👽💚🐸🐛🍀📗🤢😱5月11日(土)、京都河原町三条下るLive House『DEWEY』にて👻『ザッパニモヲ 💐母の日LIVE』午後5時開場、6時開演。3500円👽筆者の語りあり。
●今回は初めての別会場での、そしてザッパ/マザーズの結成日である1964年の「母の日」から60年という節目における、ザッパニモヲの演奏です。チラシ画像はここ。恒例の手製のお土産をくじ引きで配布します。

●『第2回 野外陶芸作家展』
定的なことを言われると誰でも嫌だが、入試や公募展では当落があって、問答無用で否定される。そういう経験はちょっとした失恋を重ねることに似て、何度か重ねると精神的に逞しくなるが、意気込みが強く、その一方通行がかなわないと相手を恨むことにもなりかねない。



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それで公募展はもうこりごりと思うに至る人もあるが、だいたい公募展は20代や30代の若い頃に挑戦するもので、それで入賞ないし大賞をもらえなければ、その後の才能の伸びはきわめて厳しいだろう。とはいえ、多くの公募展があるので、数打てば当たるで、片っ端から応募するとそのうち評価されることもある。10月30日に堂本印象美術館に出かけた時、去年6月にリニューアルされた庭に陶磁器がいくつも並んでいるのを見かけた。入場無料で、川端龍子展を見た後に立ち寄った。これは2年前かに書いたと思うが、リニューアル・オープン前にこの美術館に行った時、1階の新館に係員として中年の女性が座っていて、彼女と少し話した。筆者はその時、その新館を京都の日本画家の個展会場に使えばどうかと意見した。その女性は京都府の文化課に所属していたのだろう。筆者の意見はなかなかいいとのことで、相談してみるといった返答があった。そして実際リニューアル後に新館は京都の日本画家を紹介する場に使われ始めた。ただし、画家はたくさんいるから、50代の、それなりに公募展で受賞して実力を持っている人が好ましいのは言うまでもない。9月に同美術館を訪れた時は60代後半らしき男性がスーツ姿で立っていて、奧さんらしき女性とともに知り合いに挨拶をしていた。その様子は市中のギャラリーでの個展と同じだ。作品は写生を元にした中国の田舎の建物を描くものばかりで、細い線が真面目な人柄を伝えつつ、人物を全く描かないので、静謐かつ清潔だが、見ていてあまり楽しくはなかった。経歴と作品を数点紹介する四つ折りの小さなカラー印刷物が積まれていて、それは京都府が製作したもののように思えた。その人の作品展について書こうと思いながらその機会がなかったが、今日触れておく。またその時の印象の企画展は仏画をテーマにしたもので、島根か鳥取辺りの鄙びた平安時代の仏画を印象が染みまで克明に模写した作品があって、それがとてもよかった。印象の後年の奔放な作品とは違って、若い頃は気に入った古画を、暗くて狭いため、かなり模写しにくい堂内であるにもかかわらず、脚立に乗ってひたむきに写し取ろうとしていたことが写真からもわかった。そういう模写をたとえば工芸ではほとんど行わない。染色では聞いたことがなく、陶芸でもそうだろう。もっとも、永仁の壺事件のように、陶芸家が古陶磁を模造した作品を専門家が大発見と見誤ることを思うと、工芸の技術は絵画とは違って携わっている者でなければわからないところが大で、工芸作品の楽しみ方が充分に徹底されているとは思えない。
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 一方、専門的な技術を何ら知らなくても直感で好悪を決めて味わうことが芸術品の正しい見方と考える向きがあるが、何が正しいかは個人が決めればよい。技術的なことを知れば知るほどにまた見方が変わる場合があるが、そういう鑑賞が否定されるべきではない。それに、工芸作品は技術がなくては成立せず、新しい技術があれば新しい作品が生まれる。技術と不即不離の関係にあることは、日本画にも本当は言える。工芸美術と美術の境界は曖昧なところがあり、京都で活動する芸術家はその辺りのことについては長年の間に本能的に知ることが多々ある。つまり、工芸の技術を日本画が使うことや、その反対の場合もある。フランスのアレシンスキーは日本通で、彼は日本の染色の防染技法を駆使した絵画をよく描く。それはその技術を使えば、その技術を知らない画家には描けない個性的な作品が出来ることを知ってのことだ。筆者は染色家なので、染色の技術のことはだいたいわかるが、日本の染色は細分化されていて、たとえば筆者が携わる友禅は他の防染技術にはない特徴を作品に付与することが可能だが、その技術を複雑に駆使することが可能で、またそうした作品は従来の友禅にはない個性を発揮する。それが芸術的かどうかの問題はひとまずおき、そういう複雑な技術に応じた画題や表現したいものがあって、筆者はそれをやり続けて来た。だが、そういう複雑な技術は作品を前に説明しなければ素人にはちんぷんかんぷんで、技術を複雑化させる意味があるのかと疑問に思うだろうが、一旦友禅の醍醐味がわかると霧が晴れたように複雑な技法によるものの意味もわかる。それはちょうど現代音楽に似て、ただややこしい、難解で聴きにくいと思っていた作品が、あることがきっかけで本質がわかることがよくある。そのように、時代とともに工芸も技術、技法が複雑化し、多様な表現が出来るようになっている。筆者は陶磁については詳しくないが、形と釉薬のふたつの見所がある立体作品と思えばよく、染色が絵画であることと同じで、陶磁は彫刻とみなすことも出来る。それに染色作品と違って雨に濡れてもかまわず、それでせっかくリニューアルした堂本印象美術館脇の丘状の林としての庭に野外彫刻ならぬ野外陶磁の展示をしようではないかとの意見が出たのだろう。これは陶芸家にとっては個展の場がひとつ増えたこと以上に、人々に注目される機会が出来たことであって、京都府の文化に対する意欲を感じる。作家の人選は1階の新館と同じく現在作家活動中の、しかも受賞歴豊かな中年以上のようで、妥当なことだ。ただし、道路から入ってすぐのところでの展示で、夜間盗難に遭あったり、いたずらされたりしないかとの不安があるので、どの作家も応じるだろうか。また、どの作家の作品も野外に展示して面白いとは言えない。たとえば茶碗で、その掌サイズは野外彫刻とみなすには小さく、また形が単純だ。
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 本展では男女6名の作家が選ばれ、また作品の傾向がみなかなり異なるので、陶芸の多様性を知るにはいい。また器を焼くかオブジェを焼くかで野外では作品の見栄えがかなり違い、前者は後者に比べて存在がかすみがちだ、無地の壺や皿のシンプルな造形が却って印象的と見る人がいるだろう。今日の最初の写真は印象デザインのベンチや椅子を使って、6名のうち5名の作品が横並びになっている。右端は形がわかりにくいが、天野明美の「三億年」と題するシーラカンスを象った作品で、今日の4枚目の写真の上下も彼女の作品だ。作品が小さなこともあって、盗難に遭いやすいと想像され、それで丘のてっぺんに展示されていたのだろう。一見して奈良のキャラクター「せんとくん」を創った籔内佐斗司の作品を想起させるが、京都市芸の彫刻家卒なので、東京芸大卒の薮内を意識しているかもしれない。子どもが見ても大いにはしゃぐ楽しい造形で、また彫像技術はこれ以上の進歩がないところまで進んでいる。3枚目の写真の作品はすべて宮下英子で、京都市芸の陶芸科卒だ。あまり特長がないように見えるが、最も手前の「流るる」は面白い造形で存在感が際立っている。最初の写真では彼女の作品は左から2番目で、「日・月」と題され、山型に横縞模様だ。この山の形は室町時代の「日月山水図屏風」に由来するだろう。2枚目の写真の奧、最初の写真の左端に写る白い巻貝のような作品は森田隆司で、食虫植物を思わせる造形で、歯車の歯のような四角い突起の列がコミカルかつ不気味で、好悪は別にして一度見れば忘れられない。どの学校を出たかは資料最パンフレットに記されないが、芸術系の大学を出ていないとすれば、それだけに発想が独特だ。初の写真の左から3番目の青い壺は、色が目立っている。古典的な青磁の色合いはそれだけで存在感があり、古くて新しい。作者の内山政義は現在の京都市芸の陶磁科卒で、タイ滞在中に青白磁の陶片に出会い、そこから青白磁を焼き始めた。友禅の糸目に相当するイッチン技法で表面に文様を描く作もある。最初の写真の左から4番目は竹村智之の作で、筆者はこの人の作品が一番印象深かった。形もそうだが、間近で見ると赤や青、黄などの細い線が表面を埋め尽くし、知的かつ繊細な味わいがよい。やはり京都市芸陶磁器科卒で、いかにも京都らしい作品で和菓子を連想させる。器専門ではなく、2枚目の写真の右から2番目の「湖に落ちた星屑」のように、土の特性を生かした前衛っぽい形の作もある。撮影はしたが、枚数の関係で今日は載せない作家として、京都市芸美術研究科卒の上田順康による、皮革作品に見える逞しい印象の手捻り成型による陶器があった。牛の角のような形をした「祈ル人」や尖ったドーナツのような「風走ル」、ひしゃげた長靴のような「そらの風」など、渋い色合いと肌の質感は野外彫刻そのもので、強烈な個性を感じさせる。
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by uuuzen | 2019-12-03 23:59 | ●展覧会SOON評SO ON
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