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😱11月3日、京都大宮高辻のBlueEyesで👻ザッパ祭りのライヴ『ザッパロウィン』があります。午後4時半開場、5時から9時過ぎまで3バンドが演奏します。予約すれば3000円。👽わたくしは舞台で出演者としゃべりmas🎃
●『ORCHESTRAL FAVORITES 40TH ANNIVERSARY』その2
にCDは入っておらず、ジャケットがカンガルーのお腹の袋のようになっていて、そこにCDを収める。これはCDの出し入れの際にジャケットを少々破る恐れがあるが、軽量化にはいい。



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今日はディスク2について書くが、まず気になっていたことを調べた。昔ドイツ人のザッパ・ファンからまとめて送ってもらったイギリスのファン雑誌『T‘MERSHI DUWEEEN』の発行された60数冊の後半は、毎号ザッパのツアー記録が掲載された。いつどこで何の曲を演奏したかのリストで、会場で隠し録りされたカセットテープを元にしたものだ。音質の程度も記されていて、ファンの間でそれらのテープは昔から取り引きされ、一部は海賊盤になった。本作を含む1975年9月の演奏データは第50号に掲載されているはずだが、どういうわけか筆者はその号のみ所有していない。他の資料はないかと探すと、別のファンジン『MOTHER PEOPLE』のコピーが出て来た。本作のコンサートに関するその記事内容は隠し録りカセットに頼るもので、全幅の信頼が置けるものではないが、ロサンゼルスのUCLAのロイス・ホールでのコンサートは9月17と18日に行なわれたとあり、2日間の演奏曲目も記されている。18日のそれは本作とほぼ同じだが、本作のディスク3の最後にある「ストリクトリー・ジェンティール」は記されない。これは隠し録りした人物のテープが時間切れになったためであろう。その意味でも海賊テープを信頼し過ぎるのは問題があるが、17日のコンサートが観客によって録音され、その情報が本作のブックレットにはないことは、オフィシャルのデータだけでも不充分であることがわかる。それはさておき、両日のレパートリーは曲順も含めてほぼ同じだが、「ブラック・ナプキンズ」は18日にのみに演奏された。当然ザッパは17日も収録したはずだが、ジョー・トラヴァースやアーメットは出来のよい18日の演奏のみでよいと判断したようだ。あるいはザッパやザッパ・ファミリーがよく使う手立てとして「小出し」があって、たとえば『オーケストラル・ファイヴァリッツ』50周年記念の時に17日の演奏がディスク化されることはあり得る。19日に関してはわからないが、本作のブックレットには19日の演奏も含んでザッパが『オーケストラル・フェイヴァリッツ』を編集したとあり、この3日間の録音日の記述が間違いとは思えない。19日の隠し撮りテープがファンの間に出回っていないとすれば、その日は関係者のみの非公開の演奏であったのだろう。そうだとして、コンサートは回を重ねるほどに出来がよかったと考えてよく、本作に19日の演奏が収録されなかったのは合点が行かないが、それは本作に収録されるザッパのふんだんな語りや観客の拍手などがなく、その意味で18日の演奏よりは面白くないと判断されたためかもしれない。
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 本作のブックレットによると、「午後の録音セッションを伴なう2日間の夕方のコンサート」とあって、コンサートは17、18日の2日、それとは別に録音のための演奏があった。18日の演奏が2枚のディスクに分けて収録され、ディスク2は約50分、ディスク3は61分で、ザッパの語り40分を省くと70分ほどとなって、ディスク1枚に収まる。また、37人の演奏者を雇っての演奏の経費は、「黄色い雪を食べるな」の大ヒットによる利益を充てたと書かれる。経済的余裕があれば管弦楽曲を演奏する機会を狙っていたことがわかるが、その大きな機会は『200モーテルズ』やズビン・メータとマザーズの共演にあった。前者はアルバムの発売がユナイテッド・アーティストからなされ、ザッパ・ファミリーは現在もなお同アルバムの発売権を所有せず、したがって40周年記念アルバムといった蔵出し企画のアルバムも実現しない状態にあり、後者は正式な録音が許可されなかった。またその後ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの管弦楽団との共演は楽団側から突如拒否され、ザッパとしては自作の管弦楽曲のまともな演奏をアルバム化する夢は棚上げの状態が続いた。それが思わぬヒット曲のおかげで75年に機会が訪れたが、これも当時のレコード配給会社のワーナー・ブラザーズとの悶着のために充分満足出来る形ではアルバムが発売されなかった。そして83年にようやく『ロンドン交響楽団』というアルバムでザッパの夢はかなったが、それも組合の規約を楯にした演奏者たちのやる気のなさに遭遇し、完璧と言える録音は得られなかった。その完璧性の点で言えば、この75年9月の演奏は地方の楽団であり、また3日間のリハーサルと演奏ではザッパの難解な曲がザッパの満足の行くように演奏されたとはとても言い難かったであろう。それが理由ではないが、純粋な管弦楽曲としてではなく、後で電気楽器を重ねるなどの加工を施すことを一部の曲で目論んだ。その代表が「デューク・オブ・プルーンズ」で、またディスク2に収録される「低予算編成の交響楽団のための改訂音楽」だが、後者の大部分はアルバム『スタジオ・タン』ではザッパのギターが加えられ、題名も少し変わった。両者を聴き比べると、ザッパのギター・ソロが加わる部分の楽団の演奏が伴奏的に終始しているのは当然として、本作にあるアコースティック性つまりホールの広がりの感じが、『スタジオ・タン』では全く消し飛んでいる点が興味深い。これはザッパがスタジオでかなり音をいじったためだが、それもあって『スタジオ・タン(スタジオで日焼け)』のタイトルであった。どちらの音がいいかとなると、どちらもザッパが意図したもので、また本作によって素材となったコンサートの響きがどういうものかがよくわかり、海賊テープを聴いて来たファンにとってもようやく本作が日の目を見たことは喜ばしい。
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by uuuzen | 2019-09-15 15:47 | ●ザッパ新譜紹介など


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