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●神社の造形―浅間神社(下練馬の富士塚)その1
いという表現を好まないので使った記憶がないが、富士山が噴火すると東京に灰が積もって酷いことになるとの予想だ。京都盆地の近くには火山がなく、昔の人は他の地域より自然の驚異が少ないことがわかっていたのだろう。



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だが、火山のないことは温泉が出ないことでもあって、嵐山は有馬よりひけをとると言われて来た。よほど嵐山の旅館は悔しかったようで、嵐山温泉を名乗るために地下を深く掘った。それで温泉が湧いて数軒の旅館やホテル、マンションがそれを利用出来るようになった。5年前に出来た「風風の湯」もそのお陰だ。だが、有馬のように水量は豊富ではなく、申し訳程度にしか湧かず、それをトラックの荷台のタンクに積んで各施設に運んでいるので、温泉と呼べるぎりぎりの濃度に違いない。それなら商品の温泉の素を買って家の風呂に溶かしたほうが温泉らしい香りが楽しめるだろうが、大きな湯舟に浸かるのは体の温まりが違う。それに常連と話すのも楽しい。家内も還暦過ぎてから親しくなった常連たちであるので、裸になっている間だけの付き合いだが、それが却ってよいとも言える。私的なことをお互いよく知っている友人は、やはり同じ地元で生まれ育った小中学生まででしか得られないかもしれない。それでも田舎から都会に出てUターンしない人は違うだろう。家内には高槻で生まれ育って大分に嫁いだ同じ年齢の中学生時代からの親友Kがいるが、10数年前、Kの息子が東京で仕事するようになり、その縁があって一家で練馬に転居した。大分の大きな家は人に貸してのことだ。Kは本当は大分で住みたいとのことだが、当分それはかなわないようだ。高槻市から大分の田舎によくぞ嫁いだと家内は言うが、Kはどこでも住めば都の思いで、大分では畑仕事も楽しみ、生活はほとんど不満がなかった。ところが、人生山あり谷ありで、ここでは書けない種々の事情、それも予想出来ない酷いことに遭遇して精神を一時病み、東京に住むことが一番よくなった。Kは筆者と家内が駆け落ちして暮らし始めた当初、とても心配し、またいろいろと陰で支えてもくれたが、数年前わが家にやって来た時、感慨深げに筆者と家内のここ40年ほどの生活を「よくぞ何もないゼロの立場からここまでやって来た」と誉めた。Kの母は90代で高槻の生家にひとり暮らしをしていて、Kは2か月に一度、母の様子を見るためにひとりで高槻に帰ることを2年前まで2,3年続けた。そのたびに家内は高槻かわが家で会っていたが、母は九州の姉が引き取り、実家は取り壊され、Kはもう大阪や京都に用がなくなった。それで3月25日の夕方にKの家を訪れた。家内は二度目、筆者は初めてで、方向音痴の筆者がKの家にたどり着けるかどうか心配し、電話番号を教えられたが、公衆電話はたぶん駅にもないだろう。2,3年前、ストリート・ヴューで家の付近を調べていたので、迷う心配はあまり感じなかった。
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 山手線の池袋駅は利用したことがなかったが、そこから東部東上線に乗り換えるのはとてもわかりやすく、JRのプラットフォームの階段を下りてすぐ横の切符売り場で切符を買ってまたすぐ横の改札を入ると始発のプラットフォームが並んでいた。4キロほど西の東部練馬駅で下車し、南東に歩いて5分もかからない。4キロなら筆者は普通に歩く距離だ。それでも京都と違って寺社がたくさんあるのではなく、歩いても退屈するだろう。Kはわが家に来るたびに嵐山や嵯峨の環境を羨ましがり、「わたしなら毎朝散歩する」と何度も言った。練馬の家の近くは店が多くて便利ではあるが、高槻と変わらない普通の街で、景勝地はない。それはともかく、筆者らが東京に行くことは稀で、今後Kと話す機会がいつあるかわからない。筆者が仕事がらみで東京に用事が出来ると家内と一緒に行くことが出来るし、そうなればKとも会えるが、東京に用事が出来るように何らかの営業活動をしたほうがいいか。Kの娘はとても美人で活発で、筆者は昔から何度となく会っているが、アメリカのロス在住で、有名人とも知り合って生活を大いに楽しんでいる。彼女は母のKが現在の生活をしているのは、すべて考え方次第で、誰の責任でもないとえらく手厳しいが、それは励ましでもある。本題に入ると、ストリート・ヴューでKの家を調べた時、すぐ近くに神社があることを知った。簡単なメモだけ持参したが、その神社はすぐにわかった。浅間神社は富士山を信仰するので、近畿にはおそらくないだろう。名古屋の大須にはあったが、名古屋以東のはずだ。火山の噴火では浅間山が有名だが、その山と浅間神社は関係がない。練馬は北斎も富嶽三十六景に描かれたと思うが、高いところに立てば富士山が見えるのだろう。地図を見ると練馬から南西100キロほどだ。練馬は畑が広がる地域であったのが、今は家屋の密集具合が頂点に達しているように思われた。それほど店も民家も多く、Kの高槻の実家の比ではない。そういう密集地域に神社があるのはよい。景勝地ではないが、それを模したいじらしさが漂う。通りから境内に入ると正面に石の鳥居が左右に並んでいて、左が今日の最初の写真だ。鳥居の背後左手に建物が迫っているのは無粋だが、これが東京だ。右手は2枚目の写真のように樹木が密集する小高い山で、70歳くらいの男性がひとりよぼよぼと細い道を下りて来ていた。その人が下り切る前に筆者はその人とはぶつからない別の道を利用しててっぺんまで登った。革靴を履いていて、また手摺がないこともあって危ないが、3枚目の写真のように眺めはよい。続きは明日書くとして、Kの家は写真の右上隅から右50メートルほどで、目星をつけた建物がそうであった。チャイムを押すと家内が出てびっくりしていた。電話がかかって来ると思っていたからだ。筆者もたまには迷わずに目的地にたどり着く。
●神社の造形―浅間神社(下練馬の富士塚)その1_d0053294_00483584.jpg

by uuuzen | 2019-06-11 23:59 | ●神社の造形
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