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●神社の造形―大阪天満宮、その8
不足かどうかは自分ではわからない。せめて味のある文章にしたいと思うが、それは他者が判断することだ。味のある文章は味のある人間によって書かれるとして、味のある人間は味のある米で作られる。



●神社の造形―大阪天満宮、その8_d0053294_00305459.jpgそう考えると米の味に拘泥しない筆者は味のある文章が書けるはずがなく、せめて力をなるべく込めて今日も書こうという気になる。さて、今日使う写真は2月24日に大阪天満宮で撮った。当日は偶数月の第4日曜日で、心斎橋のとある一室で開かれた郷土玩具の会に参加した。往復とも大阪天満宮の境内を抜け、また会場へは道路を角ごとに曲がってジグザグに歩いた。同じことを2006年7月12日に京都市内でやったことがある。碁盤目状の街路の大阪と京都は道に迷いにくいはずだが、それでも筆者はよく間違う。3年少々前に東京に行った時もそうで、目当ての建物に気づかず、家内より先にどんどん歩いて行った。すると背後から大声が聞こえる。「こーちゃん!!!」 振り返ると遠くの家内が仁王さんのように見えた。ゆっくりそこまで戻ると、相変わらず怖い顔を崩さない家内は、「何見てんの! ここやんかっ!」 筆者は笑いでごまかすしかない。3月下旬に東京に行った時も目当ての建物が見つけられず、1時間ほど家内を引きずり回した。方向感覚不足がはなはだしく、せめて味のある道の迷い方をしたいが、それは家内を道ずれにしてはいけない。未知の道にそれだけ迷うのであるから、未知なる毎日に筆者が迷いながら過ごしているとしてもそれはあたりまえで、それがこうして題名を決めて書くことで迷いから脱却する気分だが、すぐに未知なる翌日が来る。さて、大阪天満宮については去年7回連続投稿した。今日はちょうど1年前の4月26日に投稿した「その3」の続きの内容となるが、題名は1年前の続きとして「その8」とする。去年の「その3」には、白米稲荷社の正面の写真を載せただけで、社殿には入らず、またの機会にしたいと書いた。今年2月24日はそのことを思い出した。この神社の向かって右手は伏見稲荷大社の奥院と呼ばれ、大きな赤い鳥居がたくさん並ぶ。その写真は「その3」に載せた。白米稲荷社内部は両脇に通路があり、突き当りでつながっていて一巡出来る。筆者は右手の通路から奥に入って反時計回りに歩いた。入ってすぐに向こうを見て撮ったのが今日の2枚目の上の写真だ。3枚目はその突き当りを左に折れて進んだ突き当り、そこから左を向いて撮ったのが2枚目の下の写真で、左右の通路の右手に小さな鳥居が数十並ぶ。これは両方の柱に墨書があるところ、伏見稲荷大社の鳥居と同じく、お金を払って奉納したものだろう。通路に囲まれた内部が本殿に相当する部分だろうが、内部にあるのは神様のはずで、おそらく白い狐の木像が10数体鎮座するようだが、格子から覗かなかった。そうなると、また訪れて確認せねばならない。
●神社の造形―大阪天満宮、その8_d0053294_00312616.jpg 今日の3枚目の写真は左側の通路の突き当りにある石で、「軽くふれてください」と貼り紙があったので、それにしたがった。ネットにはこの石に御幣を巻いた写真があり、石の左側に『「狐・天狗の爪研ぎ石」と俗称され、勾玉や管玉を研いた石』と書いた駒札があった。その札は今は石の右上に掛けられている。この石がいつからここにあるかとなると、御神体であれば触らせないはずで、発掘後にこの神社に置くのがふさわしいとされたのであろう。天満宮の牛の像は撫でるものだが、それに倣ったものとして、どういう御利益があるかはわからない。社殿の正面には「白米大神」と書いた赤い提灯がたくさん並ぶ。これが賑やかで、いかにも稲荷の社らしい。稲荷の狐はだいたい白で表現され、それが白米に通じているが、いわゆる狐色の狐の像もある。それなら「玄米大神」となるかと言えば、「白米大神」のほうが清潔感があってよい。先に書いたように、筆者はあまり米の味にこだわらないが、ネットでいつも30キロを買い、たまに玄米の時もある。それを10キロずつ精米し、その際に50パーセント精米のボタンを押したことがある。糠分が多くて、食べると口の中がごわごわするが、それは栄養で健康的と思えばいいと思っていると、農薬の付着が多い可能性が大で、却って健康によくない場合があると知り、その後は「クリーン米」のボタンを押すようになった。ところで、去年5月から裏庭で雀に米を与え始め、夏に30キロの破砕米を買った。それに食パンの耳を細かく切ったものと糠を混ぜ、少しの水で練ったものを毎朝与えている。米パン3、糠1の割合で、その糠に残留農薬が混じっていても、雀の寿命は2年と聞くし、また雀にすれば餌が多いほうがいいだろう。ところで、稲荷の神が狐の姿を象るのは眷属であるからで、狐が米を食べるからではない。狐が米をたくさん食べるのであれば稲荷神社で狐を祀らないかと言えば、米を食べるねずみが大黒天と一緒によく描かれるから、案外そうではないだろう。また狐が米を食べるとして、それは稲穂であるから、「白米大神」の名はふさわしくない。一方、稲荷寿司は狐色の薄揚げの内部に白米の炊いたものを詰め込むから、狐の内部は白米で出来ているイメージはある。筆者は稲荷寿司が好きで、どのスーパーでも売られている巻き寿司と稲荷寿司の3,4個ずつのパックをよく買う。筆者が子どもの頃は母によく稲荷寿司を作ってもらい、家内もそうしてくれたが、ふたり暮らしになると、たくさん作ることになるし、そんな手間はかけられない。それで高齢者はスーパーに行って弁当や寿司を買うが、それは筆者が雀に餌を与える姿を思わせる。スーパーは神で、客はそこにお参りして食べ物を確保する。「スーパー神」は味気ない表現で、「白米大神」と言うのがいいか。それはともかく、米を食べねば力が入らない。
●神社の造形―大阪天満宮、その8_d0053294_00315552.jpg

by uuuzen | 2019-04-26 23:59 | ●神社の造形
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