吉か凶かとなれば、死は後者だが、前者と思われる部分もある。昨日今日の義妹の夫の通夜、告別式、それにお骨上げや初七日の法要など、帰宅したのは午後5時近くで、丸1日を要した。

思うことは多々あるが、追々話題にすることもあろう。そうそう、義兄の奥さんのお母さんが百何歳かで最近亡くなったことを知った。入棺状態の写真も見せてもらったが、口紅などきれいに化粧され、70代に見えた。死ぬまで認知症ではなかったとのことで、姪は見送りの際に万歳と言ったそうだ。大往生の中でも珍しい部類で、確かに吉事とも言えそうだ。だが、長生きするほどに嫌なことも多く経験し、本人はどう思っているかはわからない。筆者はなるべくブログでは嫌なことを書かないようにしたいと思っているが、昨日書いたように、それを意識しても行間にその雰囲気が出てしまうだろう。さて、平成時代がもう残り少なく、今月いっぱいは何を書こうかと思って先ほどそれを列挙すると、残りの日の倍の数の内容がある。なので、令和をまたがって相変わらず同じようなことをだらだらと書く。「思い出の曲、重いで」はさておき、展覧会の感想と「神社の造形」が特に滞っているので、これらを優先する。今日は一昨日の続きのようなもので、はがき大のスケッチ・ブックに一昨日の写生より1か月前の2003年2月25日の同じ北野天満宮での写生を見つけた。それを元に翌年3月に
左右対称の切り絵「開花倍化の梅花」を作ったが、あまり気に入らず、同じ構図を手直しして翌月に
「まどろみのウグイス」と
「真泥身のウグイス」を作った。後者は土葬された人物を思わせるが、人が熟睡している時はそれとさして変わらない。そう言えば10日ほど前の朝、布団の中でウグイスの鳴き声を聞いた。その頻度がここ10数年で激減して来ている気がする。最近また切り絵を作り始めようかと思っていて、10点ほど簡単な下絵を作った。その一方、同じ左右対称の切り絵で全く別の題材を思い浮かべていて、これは500点のシリーズになる予定だが、筆者にはそれを完成させる時間はないかもしれない。他に優先させたい創作があるからだ。さて、今年2月25日は家内と久しぶりに天神さんの縁日に出かけ、満開の梅を梅苑の外側から眺め、昔からよく知る園部在住の古老のSさん親子と話をし、松山市内から来ているこれも馴染みの夫婦から柑橘類を買うなど、とても気分がよかった。昼は北野白梅町角のビル地下で食べたが、かなり待たされ、家内は気分を悪くしていた。その後スーパーに入り、往路と同じく嵐電で嵐山に戻った。下の写真は当日の1枚で、「神社の造形」に使うのは本当は無理だ。社殿の写真も何枚か撮ったが、それを投稿する前に前日の24日に大阪天満宮で撮った写真を紹介する。ただし、神社に関することを書くとは限らない。筆者のブログのカテゴリーは便宜上のもので、厳密ではない。