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●赤い糸のジグザグ意図
が生えたように普段は部屋から出ないので、出かける時は思い切り歩く。そうして一昨日は天六から心斎橋まで往復したが、杉花粉を吸い過ぎたか、すっかり花粉症になった。毎年のことで、これから数か月は悩まされる。



●赤い糸のジグザグ意図_d0053294_23560589.jpgこうして書いていて目が痒くてならず、また一旦くしゃみをし出すと3,4回は連続で出る。一昨日は天気がよかったので今年初めてサングラスをかけた。気に入っていたものが破損し、仕方なしに昔買ったものを使っているが、たくさん持っていても気に入るものがない。今さらレイバンのウェイファーラーでは面白くないので、赤縁のウェイファーラーならいいかと思わないでもないが、爺さんがそれをかければ目立ち過ぎて頭が少々おかしいと思われる。5,6年前から黄色の本物のべっ甲に緑色のガラスを嵌め込んだものがほしいと考えながら、特注すると100万円ほどはするようで、夢想しながら死ぬことになる。中古ならその数分の1で買えそうだが、緑色のガラスを嵌めるのに随分と取られそうだ。それはともかく、天気のいい日に散歩するのは気分転換によく、一昨日は天満宮に立ち寄って満開の梅を見るなど、ひとり歩きが楽しかった。また、その境内では縁日の露店が出ていて、その1軒に3000円を2500円に値下げした紅白梅の盆栽を見つけた。鉢は別売りだろうが、高さ30センチほどあって、1本の太い幹から白梅と紅梅が枝分かれして同時に満開になっていた。それを買うと郷土玩具の会が開かれる心斎橋のとあるビルまで持参せねばならず、帰りに立ち寄ることにした。会は4時に終わり、歩いて30分ほどで天満宮に着くと、もうほとんどの業者は片付けを終えようとしていて、また盆栽を売る業者はビニールで周囲を覆って帰宅していた。隣りの店の若い店主から、「明日もやっていますよ」と言われたが、その盆栽のために出かける気はない。同じようなものは京都でもあるだろう。それで昨日は北野天満宮に出かけ、植木の露店がひしめく区画を覗いたが、同じような梅の盆栽はなかった。もう今年は無理だろう。盆栽の趣味はないが、日当たりをよくして水やりを欠かさなければ毎年花を咲かせるはずで、先日旧こいけさんについて投稿した際、「珍しいし買いよしー、売れたら後の祭りやしー、急ぎよしー」と書いたのに、惜しいことをした。「迷えば買うべし」と思っているのに、時としてそれを忘れる。天満宮を出た後、真っすぐに南下すると先日訪れた音凪があって、往復ともその店の前を通ったが、午後5時前ではまだ開店していなかった。ま、そのほかにもいろいろとブログ用のネタに遭遇したが、今日は先週土曜日の「大ザッパ会」に持参したアルバムの写真がらみで次に書く。その前に最初の写真についてだ。これは江戸時代の掛軸に捺されている赤いハンコで、どう読むのかわからないでいる。
●赤い糸のジグザグ意図_d0053294_23563799.jpg
 たぶん上が「周楽」、下が「貴光」だが、そう読むにはかなり字画を補う必要がある。「光」は「兄」かもしれないが、「貴兄」という号はないだろう。それはいいとして、「楽」と読むには少々変わった篆書だが、そうとしか読めない。この「楽」は「白」の左右に「糸」の上部を書く。「糸」は象形文字で、糸のかせ、つまり糸の束をS字型に捩った形だ。「大ザッパ会」に筆者は1992年にドイツとイギリスで撮影した写真をアルバムから5枚外して持参したが、バラバラになっては困るので紐で閉じることにした。ただし、見開くためには閉じ穴に通す紐を倍ほどの長さにして、各穴で余裕を持たせる必要がある。そうして閉じたのが今日の最初の写真で、写っている3枚の写真はロンドンのアビー・ロードで撮った。指で隠しているのは息子の姿だ。そこはかつてビートルズの4人が歩いた横断歩道だ。ついでに書くとその下の古い建物はEMIスタジオの向かい側奥にある教会で、それがあるのでアビー・ロードと呼ばれる。5枚を紐でジグザグに閉じながら、アビー・ロードの車線の分離として引かれるジグザグの白線に目を留め、これが直線ならビートルズのアルバム『アビー・ロード』のジャケット写真と同じ光景であるのにと残念に思ったが、それは誰しもだろう。さて、朱色のハンコとジグザグの紐と道路の白線が無意識の中で交わり、一昨日は大阪の街路をまたジグザグに歩いた。今日の3枚目がその道筋で、天神橋をわたって本町通りの南に入って心斎橋筋に至るまでの間だ。往路は下方のジグザグ、復路は上方のジグザグで、往復で糸のかせを構成するように歩いた。赤い線は先のハンコの篆書が迷路のようによくわからないことと、アリアドネが迷路を行くテセウスにわたした糸を意図してのことだ。もっとも、街路は碁盤目状で迷うことはなく、また前述のようにブログに使えるものにいくつも遭遇した。撮影したそれらをブログに使うのはまだまだ先で、ブログ用に保存しているのに使っていない写真はかなりあるが、今日は筆者のいくつかの意識がどのように行動につながっているかを自覚するためにいつも以上に遊びのつもりで投稿する。地下鉄を利用すれば天六から心斎橋まではすぐだが、地下に潜るのは面白くない。またどうせ地上を歩くなら、面白がりたい。味気ないと思われがちのビル街の道でも、思いひとつで楽しめる。ただし、筆者のそういう思いを理解してくれる人はいない。「テセウス爺、迷路でもない道を赤い糸のかせを描くように歩いて、もう全くふざけてるじゃんじゃん!」「はい、アリアドネ様、また道に迷わないように大阪市内を隈なく歩いてみようと思っているのでありまする」「暇だねー」「はい、あまりにもてあましてあります」「長く歩くと花粉症になるわよ」「ハイックショーーーン、ズルズルル、とっくにひどくなってます。是俳句」
●赤い糸のジグザグ意図_d0053294_23571127.jpg

by uuuzen | 2019-02-26 23:59 | ●新・嵐山だより
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